個別銘柄【BTI】ブリティッシュ アメリカン タバコ | グデーリアンの投資ブログ

グデーリアンの投資ブログ

トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

個別銘柄【BTI】ブリティッシュ アメリカン タバコ(BAT)

株価31.03ドル

 

■配当関連

予想EPS 前期3.71ポンド⇒今期3.70ポンド

一株配  前期2.31ポンド⇒今期2.40ポンド

配当性向  65%

 

■割安性

PER7.75倍

 

■利益率

ROE13.7

 

 

 

 

 

ADR(米国預託証券)として米国市場で米国以外の企業の取引が出来ます。

タバコ銘柄としてJTを紹介したので、ADRで購入できるイギリスの企業、ブリティッシュアメリカンタバコ(BAT)も紹介しておきます。

 

JTについてはこちら

個別銘柄【2914】JT | グデーリアンの投資ブログ (ameblo.jp)

 

 

ADRなので、情報がEPSや配当金がポンドベースなのに、支払時いはドルベースなので、実際の配当利回りとは異なるはずで、その他の指標も情報が少なくてすみません。

 

ドルベースでの株価に対して、ポンドベースで配当なので、純粋に電卓たたけないのですが、各サイトを見ると9.5%~9.8%程度の利回りとなっています(ここもサイトごとに違います)

 

実際いくらもらえるかは、配当落ちのタイミングでのポンド/ドルの為替相場で変わり、さらに日本人投資家は、最終的に円転する際のドル円相場の影響を受けます。

ただ、高利回りなのは確かで、JTの4%台を除けば、アルトリア8%台、フィリップモリス6%台くらい利回りで、軒並み高配当です。

 

 

 

 

 

ではなぜアルトリアやフィリップモリスではなくBATを紹介しているかというと、全社の中で、利回りが為替の影響を加味しても一番高いというのが一つ。

そしてもう一つは、株価上昇があまり期待できない、配当利回りは高い、寡占事業、という大体同じような条件のタバコ企業であれば、税制が優遇されてるほうが実際の配当受け取りが高くなるから、という安直な理由です。

 

どういうことかというと、米国株を日本人が買う場合、米国で10%取られたうえで、さらに日本で20%の税を取られるので、大体28%ほどの税金が取られます。

NISAを使っても非課税に出来るのは日本の20%だけなので、10%は課税されてしまいます。

 

ところがADRは、企業のある本国の税制が適用され、イギリスは配当金は非課税なので、NISAを使うことで日本で引かれる税もなくせば、日本株同様に完全非課税で配当を貰えますから、その観点だけでいえば配当狙いの長期投資と相性がいいんです。

 

ただADRは、株そのものを取引するわけではなく、米国の銀行が所有する外国株の「預かり証」を取引するという制度なので、その預かり手数料のようなものが少額ですが株価から引かれていきます(投信の信託報酬のようなものです)

 

ちょっと癖がありますが、高配当になればなるほど、そこに税率をかけると引かれる分も大きくなるので、超高配当を非課税で運用できるのは、中々魅力的だと思います。