個別銘柄【1928】積水ハウス | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
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【1928】積水ハウス

株価3350円

 

■配当関

予想EPS  313.3円

一株配    125円

配当性向  39%

 

■割安性

PER10.69倍

PBR1.24倍

 

■利益率

ROE11.57

ROA6.05

 

 

 

先日、前期配当予定118円⇒5円増配123円 今期2円増配125円のダブル増配を発表し、増配を受けて配当利回りは3.73%です。ただ、近年の増配率と比較すると、今期の増配2円は少し寂しいところ。

 

今期のしょっぱい増配は、7000億円かけて米国ハウスメーカーのM.D.C.ホールディングスを買収したため、財務キャッシュフローを圧迫しているためかなと思われます。

 

この買収による財務悪化懸念を理由に、米格付け会社から格下げ指定をされ、今年初めの上げ相場の中、積水ハウスの株価は波に乗れていない印象です。

 

ただし、ハウスメーカーはこの先長期的に戸建て住宅の国内需要は人口減少とともに悪化するのが目に見えているため、事業拡大のための海外進出は必須と思います。

 

 

 

 

海外売上比率で先行する住友林業は去年から株価が暴騰していますが、M.D.C.ホールディングス買収により、積水ハウスは米国での一戸建て供給量が住友林業を超える見通しとのことですから、DMCの経営が軌道に乗る前提なら、期待が持てます。

 

また、今後予想される金利上昇は住宅ローンを組みにくくする要因なため、ハウスメーカーにとって逆風と思われるのですが、比較的高価格帯の住宅を販売している積水ハウスは富裕者層がターゲットですから、相対的に金利上昇の煽りは受けにくいとも考えられます。

 

賃貸不動産関連のストック型ビジネスも展開しているのも好感できます。

 

1000株持てばお米5キロの株主優待もありますが、優待狙いで買うにはちょっと単価が高いですね。