ちょっと緊急でアップします。
今年年初から、日本も米国も株価は好調でしたが、なんか最近雲行きが怪しいですよね?
今日も絶賛下落中ですが、今年から投資を始めた人にとっては、この下げは不安になるのではないでしょうか?
ということで、こんな下げの時にどうすればいいかを解説します。

投資をしている以上、繰り返す相場の上げ下げは避けて通れません。
当然今のような下落にも遭遇します。
そんな時にどう立ち回ればいいのでしょう?
例えば、下の【表1】を見てください
【表1】
このようなチャートがあったとして、右の矢印の位置を見ると、この位置ではこの指数は10000ptの値がついています。
それと同時に、過去には2000ptや3000ptで安く買えた時期もあったというのがわかりますね。
次に【表2】です
【表2】
この矢印の位置、つまりこのチャートでは6000ptから2000ptまで暴落した後の最安値の時期に積立投資を始めたと想定します。
この場合、青の〇の位置で、3000ptで買うことが出来ています。
将来の10000ptから見ると、3000ptはかなりの安値で買えたと言えますよね?
最後に、【表3】です。
【表3】
こちらの矢印の位置で積立投資を始めた場合、暴落前の6000ptで投資を始めてしまったことになります。
なんとなく、投資時期としては失敗のような気がしますが、よく見てみてください。
3000ptの安値の位置に青〇が二つ、つまりこの値段で2回買うチャンスがありますよね?
2回買えているということは、この安値で2倍の量を仕込めているということなので、先ほど【表2】の最安値から投資を始めたケースよりも、最終的にはリターンがよくなるんです。
どうでしょう?
積立投資ではこのように、暴落前の高値で投資を始めるのは、実は効率の良いタイミングなんです。
ですから急落で一時的に含み損が出たりしても、タイミングを間違ったと思って焦って解約したり、暴落が落ち着くまで投資をやめたりする必要はないんです。
「積立投資は淡々と続ける」
のが最適解というのは、こういうわけなんです。

また、この話で考えなければいけないのは以下の二つです。
■なぜ積立投資をしているか?
底を見極めたうえで、一括投資ができる財力と目利きができる人であれば、底で買うのがベストなのには変わりありません。
しかし、底を見極めるのは困難であり、一括で大量に投資する財力もない、だからこそ積み立て投資をしているのです。
■そもそもなぜその指数に投資し始めたのか?
もし、将来その指数が下がり続けると思うのであれば、そもそも投資をするべきではないです。
その指数が将来的には右肩上がりになる前提のもとにその指数に投資を始めたはずです。
過去200年の間、相場は上げ下げを繰り返しながらも、数十万倍の上昇をしています。
過去はそうだったが、今後は資本主義は衰退していくと想像するのであれば、投資は今すぐやめるべきですし、過去と同様、上げ下げを繰り返しながらも上がっていくんだと思うのであれば、今の値段で投資をしているのは間違いではありません。
間違いでない以上、今焦って投資をやめるのは、将来から見た時の安値での投資機会を損失していることになります。
今は手を出すべきではないとか、売りから入る局面とか、そういう意見は間違いではありませんが、それはトレードを行う時の話であって、バイ&ホールドが基本の積立投資では当てはまりません。
最後に、ダミーのチャートではなくNYダウの実際の長期チャートを貼っておきます。
これを見てどう思いますか?
と、いうことで
新NISAが始まってから初めての調整局面が来そうですので、初心者にとっては失敗につながる危険のある局面と思い、急遽アップしてみました。
