【投信】積立投資枠で買えるユニークな銘柄は?【積立】 | グデーリアンの投資ブログ

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トレードではなく資産運用の観点での投資ブログ。
銘柄選びや運用成績だけでなく投資に対する考え方や自分の失敗、成功談なども踏まえてお話しできればいいなと思っています。

NISAで投信買われてる方、何買ってますか?

 

成長投資枠で投信を購入する際にはそれなりに色々買えますが、個別株も買う場合、成長投資枠1200万円は個別株用に残しておいて、投信は600万円分の積み立て投資枠を使いたくないですか?

 

ところが積み立て投資枠って、ラインナップは200種類くらいあるのに、そのほとんどが運用会社が違うだけな、このインデックス

S&P500

NYダウ

全米株式

全世界株式(オールカントリー)

先進国株式

新興国株式

日経平均

TOPIX

ばかりです。

 

 

 

 

 

信託報酬も似たり寄ったりで、同じベンチマークに投資する以上、運用成績もほぼ一緒。

200種類も登録されている割に、面白みがない。

 

そんな方向けの積み立て投資枠で購入可能な、ユニークなファンドを、目的別に紹介します。

 

■流行りのインド株投資のできるファンドはないの?

 

・ピクテ-iTrustインド株式

SENSEXやNifty50が対象のインデックスファンドではなくアクティブファンドですが信託報酬は1%未満。

この辺を気にしないのなら、貴重な積み立て投資枠で投資できるインド株ファンドです。

そもそも、インドのような新興国はインデックスファンドであっても信託報酬お高めなので、1%未満であればそれほど気にしなくていいかもしれません。

 

新興国株式のようなインデックスを買ってしまうと中国などの企業がもれなく入っていますので、インドは魅力的だが、中国の成長に疑問を感じるといった考えの方にはあっていると思います。

 

 

■ボラティリティの高いテック株に投資したいのだけど?

 

・大和-iFreeNEXT NASDAQ100インデックス

NASDAQ100指数に投資出来るファンドです。

成長力のあるテック系に投資したいならS&P500よりもニーズに合います。

多くの場合、強気相場ではS&P500をアウトパフォームしますが、弱気相場では、ダウやS&P500よりも大きく下落します。

過去のチャートを見れば、暴落を喰らってもその後の上昇相場でしっかり値を切り上げていますので、下落で狼狽売りしないメンタルがあればお勧めです。

 

・大和-iFreeNEXT FANG+インデックス

NASDAQよりもさらにリスクは高いですが、今話題のハイパーテック企業への集中投資が出来ます。

現在の構成銘柄はメタ(Facebook)、Amazon、NETFLIX、アルファベット(Google)、Microsoft、Apple、スノーフレイク、ブロードコム、エヌビディア、テスラのわずか10社です。

 

均等加重平均のため、10銘柄が10%の割合になるように四半期ごとにリバランスします。

高い銘柄を売って下落している銘柄を買う、いわゆる逆張り投資になるので、この辺が好き嫌い分かれそうです。

 

ただ、リバランスだけでなく、業績の悪い銘柄は入れ替えも行われるので、これには一定の安心感もあります。

 

 

 

■積み立て枠でもインカムが出るファンドはないの?

 

・農林中金-農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね

別記事でも紹介しましたが、米国が投資対象のアクティブファンドで、ボラティリティが低いです。

そのため、まだ資産額の少なく、これから資産を大きく伸ばしたい層よりも、既にそれなりの資産額があり、その資産を減らしたくない層の需要に合ったファンドと思います。

分配金も年1回、1%弱ほど出しています。

 

・三菱UFJ-日経平均高配当利回り株ファンド

日経平均構成銘柄のうち、配当利回りの高い30銘柄に投資するアクティブファンドです。

年二回、合計で3%強の分配金を出しています。

年3%であれば、将来取り崩しをせずに、年金+分配金のみでの生活というのも視野に入りますよね。

特に、成長投資枠を高配当の個別株で埋めている場合、1800万の枠を使い切ったころには、成長、積立両方合わせてそれなりの配当金になるはずです。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、現状積み立て投資枠で買えるユニークなファンドを紹介してみました。

 

特に、インカムのあるファンドについては若い方よりはミドル層以降でお勧めです。

 

というのは、まだ若い方でしたら分配金の出ないインデックスファンドへ投資をして、ファンドの内部で再投資をしてもらうことで、NISA枠を消費しないで元本を膨らますことができます。

分配金をもらってしまうと、再投資してもその際にNISA枠が消費されて行ってしまいますので、この点で分配金を出さないインデックスファンドのほうがNISA制度に有っています。

 

しかし、仕事の引退が近くなってくるミドル、シニア層では、積み立てたファンドの額はある程度溜まっており、これからどう増やすかよりも、引退後、溜まった資産をどう取り崩しながら生計を立てるかを考えなくてはいけませんので、この世代になると、取り崩さなくても毎年勝手に分配金を出してくれるファンドはとても便利です。

 

そのため、例えば30代まではS&P500のようなインデックス投資をして元本を増やし、40代以降、少しずつインカムの出るファンドにスイッチしていくといった戦略もありかと思いますので、ご自身のライフプランに照らし合わせてファンド選びをすると面白いと思います。