2018年5月29日 ありがとうシャンシャン。画像発掘しました。 | ミラーレス一眼越しに、私が見た風景たち

ミラーレス一眼越しに、私が見た風景たち

~たゆたうはロマンか、センチメンタルか、メルヘンか

ブログを中断していた時期がいくつかあったので、載せていたつもりの記事が見つからないということがときどきあります。

今日は、載せていたつもりの「シャンシャン」。載せていませんでした。そこで、上野・和歌山のパンダたちの感謝を込めて紹介させてください。

 

シャンシャンは生まれた時から見ているので、その成長を我が子のように見ていらっしゃった方も多かったのだと思います。

 

私はどうも「行列」が苦手で、1972年のパンダ初来日から幾度もの「大々々行列」を見ていたので、パンダの見物は苦手の一つでした。

 

もう5年近くも前になるこの日、そんな私が上野動物園に足を運ぶ気持ちになったのも、「来場日時予約」ができるようになったから、と記憶しています。

 

まだ父の介護中だったこの頃、妻も仕事を休み一緒に見に行きました。5月末ですが、上野公園の紫陽花は満開だったようです。

 

まずは先にパンダ以外の動物たちも御覧ください。私にはこう見えた、聞こえたのコーナーです。

 

「何か用?」。

 

「南無」。

 

「携帯取って」。

 

「おひかえなすって」。

 

「寝てないよ。大地の音に耳を澄ましてんの」。

 

「あの日に帰りたい」。

 

「あっちは何であんな行列なんだ?人気店でもあるのか」。

 

動物たちで勝手に遊んでしまってごめんなさい。

ではパンダさんへ。

ハードディスクに眠ったままだった蔵出し写真から。

 

まずはお母さんのシンシン。

 

食いしん坊ですね。

 

私、エサをお腹いっぱい食べている動物を見ると、どうしても絵本で読んだ「かわいそうなぞう」を思い出してしまうんです。

エサが欲しくて、飼育員さんの顔を見たら弱った体で曲芸を始めたというゾウのお話は、いつまでもいつまでも私の心の中に残っていて、戦争の悲惨さの一面をしっかりと心に留めました。

子どもの頃の読書って本当に大切だな、と身を通して思うところであります。

 

せっかくの楽しい写真なのに、暗い話となりごめんなさい。

 

この平和な日常がいついつまでも・・・。

 

さあ、「シャンシャン」の出番です。

 

ごめんなさい、こちらは売店にあったぬいぐるみ。しかし色合いといい、質感が赤ちゃんのときそっくり。身長・体重まで忠実に再現されていたのを思い出します。

 

さあ、こちらが私にとって記念すべき「シャンシャン」を撮った最初の一枚でした。

お母さんとは別に野外に出ていました。

 

確か「観覧時間1分ずつ」に区切って、観覧をしていたような。

ようやく動き出したと思うと上りだした!

 

見えない!

 

見えた!

 

頑張れ!

 

可愛い♡

 

野生の証明。

 

もう少し!

 

てっぺん見えた!

 

頑張れ!

 

上った!

 

観覧終了!!( 涙)。

 

でも一番上にいてくれたおかげで、観覧終了後も望遠カメラで遠くから追うことができました。

 

 

 

 

 

 

また降ります。

 

いっぱい楽しませてくれてありがとう。

 

園内の動物以外の風景も。

 

寛永寺の五重塔です。何と園内にあります。

 

鐘楼や清水観音堂、さらには不忍池の弁天堂と、今の根本中堂の位置と重ね合わせると、寛永寺がいかに巨大なお寺だったかがよくわかります。都営谷中霊園もですよね。

 

こちらも懐かしい写真が残っていました。園内を走っていた懸垂式のモノレールです。東京都のマークがある通り、都営交通の一つでしたが老朽化により2019年の11月で「休止」となっています。

日本で最初に開業した「モノレール」。貴重な遺産です。

 

最後に、こちらの写真もお気に入りです。

 

シャンシャンも元気で、また「ジュニア」を見せてくださいね。

いつまでも平和で動物たちと触れ合えますように。