梅紋と、九曜紋から紐解く、将門と道真の伝説 | パオンのブログ

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最初から続いている不思議な話です。
読まれていない方は、ブログのテーマ・「まとめ」から
読んで見て下さい。

///// 目次

名古屋の守護寺大須観音

梅の紋と、九曜紋

九曜紋と寺と、真理を目通す目

千葉神社と、平将門と、菅原道真の共通点

不思議な九曜紋?

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今年に入ってからの記事は、徳川と陰陽道を絡めて紐解いてきました。そのキーになる神社が名古屋の日置神社でした。

そして、名古屋城もです。

何度も取り上げてきましたが、もう一度、どう繋がっているのかを神紋や、宗紋を重ねて見て行きます。

 

この日置神社は、徳川と、織田信長に縁の神社で、暦を司る日置部の神社です。

 

日置部とは、簡単に言うと、星を読み、占ったり、暦を読んだりする事を、生業とした氏族です。

また、鉄の一族の顔を持つのです。

 

【名古屋の守護寺大須観音】

大須観音の地は、古くは日置村と呼ばれていて、そこへ徳川家康は、名古屋城築城に合わせて名古屋の守護として、羽島から大須観音を持ってきました。

その大須観音は、

尾張国の中島郡長庄大須と言う場所に在った中島観音が発祥で、後醍醐天皇により、その場所に北野天満宮勘定の神社が造られ、菅原道真を祀り、別当寺としてあった真福寺がルーツと伝わっています。

寺の正しい名前は、北野山真福寺寶生院と言い、聖観音を祀ります。

 

【梅の紋と、九曜紋】

菅原道真で知られる太宰府天満宮は、梅鉢紋ですが、

この大須観音の寺紋は、もう少し具象化した北野天満宮の星梅鉢紋なのです。

梅鉢紋

星梅鉢紋

家紋などで丸は、星を意味していて、海洋民族の紋で良く使用されます。

例えば、大阪の水軍の渡辺党です。

渡辺党の紋

千葉神社の紋の九曜紋も星を表す紋で、九星を表し、陰陽道では、この九星で生まれに合わせ、吉凶などを占ったとされます。

九曜紋

 

この日置神社の場所は、天台宗の守護宮の日吉大社の山王信仰の地で、徳川と三猿で繋がるのです。

少し前の神戸町(ごうど)の日吉神社の記事を見れば、鍛冶屋での繋がりも理解されるでしょう。

 

大須観音は、菅原姓を天皇から賜った日置部の地で、星読みの一族である事から、九曜紋とも繋がりを感じるのです。

 

[九曜紋と寺と、真理を目通す目]

九曜紋は、寺の紋としても使われ、天地八方を守護する紋とされるのです。

名古屋城守護の大須観音の梅紋と同じ意味なのです。

 

名古屋周辺では、九曜紋が見られるのは、天台宗の愛知への伝導の拠点であった密蔵院(春日井市)に関わる寺に見られます。

天台宗が妙見信仰を持っているからです。

 

私が、緑色の火球がお堂(薬師堂)の上を通り過ぎたのを見た場所の寺(願成寺/名古屋市中村区)もそうでした。

 

願成寺

 

そこは、こんな繋がりも見られるのです。

名古屋の日置神社からピラミッド信仰と繋がる太陽のラインがありました。

この九曜紋の寺も、日置神社から繋がる一族が住んでいた地と思われます。

共に金山神社が近くにあるからです。

 

この寺の特徴が「目」です。

境内にある薬師堂の屋根に、それを表す目が描かれています。

妙見信仰は、真理を見抜く目と言われ、妙なものが見える目とも言われるのです。

このお寺のある場所が、ヤマトタケルに縁の場所であり、

千葉神社も、また同じで、ヤマトタケルを祀っているのです。

星の宮神社の記事でも書いたように、ヤマトタケル兄弟は左右の目で表す伝説があるのです。

 

エジプトの王の墓にも目が描かれています。

私のこじつけなのでしょうか?

 

 

[千葉神社と、平将門と、菅原道真の共通点]

千葉神社の在る千葉県は、日蓮上人でも知られ、日蓮宗の妙見信仰でも重なるのです。

この九曜紋で知られる千葉神社は、妙見信仰を信奉する平良文の庇護を受けていた神社で、この人物は、関東で平家の内乱の時、平将門と同盟を結んでいた事で知られます。

 

これも私の妄想ですが、

将門伝説で一番知られているのが、討ち取られた首が、京都から、故郷の千葉へ飛んで行った話です。

同じ様に、菅原道真の伝説にも、飛梅伝説があります。

ただ、将門伝説では。「故郷に飛んで帰る」で、菅原道真伝説では、「故郷から梅が、飛んで来た」となりますが、とても似通った特異な話であることから、

同じグループの一族が作った話かと想像するのです。 


平家も厳島神社を庇護していた事や、京都でペルシャとの交易を生業としていた事や、源氏に敗北して、琉球列島にも逃げて行った事を考えると、海の一族と関りがあったと思うのです。

 

[住吉大社の松と、菅原道真の梅との関係]

千葉神社は、海の一族の信奉する住吉大社と類似を見せ、住吉大社にも妙見信仰の痕跡があるのです。

(千葉神社と、住吉大社の記事はコチラ)

日置神社との繋がりも、海部郡の日置神社の祭神神功皇后と、住吉の祭神も同じであるから同じ信仰の一族と思われます。

ただ、日置部と繋がる菅原道真は、

住吉大社は、なのです。


宗像も、宗像徳善の墓が在る宮地嶽神社が三階松の紋のルーツであるから、松です。

菅原道真の梅と関りは、ハッキリわかりませんが、同じ一族が分かれている事を表しているのではないかと推測するのです。


【不思議な九曜紋?】

しかし、日光東照宮の陽明門と、徳川の城を紐解いてきて、ある印に導くサインではないかと、思うのです。

それに導かれるかのように、この記事に載せるために、九曜紋を描き、貼り付け終わった時、庭を見ると家庭菜園のミニトマトが赤く熟れていました。

ボールに入れて台所に置いて、その時は気が付かなかったのですが、妻が帰宅して、見せようとした時、驚きました。

こんな状態だったのです。

 

 

 ヤラセかと思われるでしょうが、本当に、偶然です。

九曜紋を、赤く塗りつぶそうかと思った事からシンクロしたのでしょうか?