ネバーエンディング・ストーリーとの不思議な符合 | パオンのブログ

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最初から続いている不思議な話です。
読まれていない方は、ブログのテーマ・「まとめ」から
読んで見て下さい。

6月3日に、随分昔に放映されたファンタジー物語「ネバーエンディング・ストーリー」がTVで放送されていました。

若い頃、映画館で観ましたが、どんな内容だったかは忘れていました。

最近は、あまりこの手のものを観る事はありません。

放送後、数日経ち、妻が録画していたようで、観ていましたが、私は何かしていたのか、断片的にしか観ていませんでした。

ブログを書いている時、私の不思議な話しもファンタジーのようなものなので、随分、時が経って放送されるタイミングが気になりました。

 

偶然にも、録画は消されていなかったので、最初から一人で観ることに。

冒頭から、不思議な繋がりに驚きの連続でした。

 

観て無い方のために、この物語を簡単にご紹介します。

 

【ネバーエンディング・ストーリーあらすじ】

主人公は、11歳ぐらいの少年バスティアンです。

バスティアンは、母が亡くなり、父親と二人暮らしになり、母を恋しく思っていました。

 

ある時、いじめられっ子に追われて入った本屋で、店主が読んでいた本に興味を示します。

「良く本は読むのか?」と店主から尋ねられます。

バスティアンは、沢山の読んだ本の名前を挙げ、本を読むと物語の主人公になれ、その中に入れるから本は好きだと答えます。

店主は、バスティアンが読んだそれらの本は、読み終わったら現実の世界に戻されるが、この本は違う、危険だと言い、席を立ちます。

興味をかきたてられたバスティアンは、

「直ぐに返します」と書き置きを残し、その本を万引きしてしまいます。

 

次の日学校へ行くのですが、教室には入らず、誰も来ない物置で、「ネバーエンディング・ストーリー」を読むのです。

その物語の舞台は、異世界「ファンタジエン」で、「虚無」と言うものが、その世界を破壊していく危機的な状況を表していました。

 

その世界の女王(子供)が、虚無の影響で体を悪くし、その女王を助けるためには、選ばれし勇者を探し出し、託すしかありませんでした。

その者は、を狩るアトレイユと言う名の勇者でした。

その勇者を見つける事ができ、女王の住む、三つの輪がある象牙の塔の上に連れて来られました。

子供でしたが、女王を助ける方法を見つけるために、冒険の旅に出ます。

女王が元気になることが、ファンタジエンを救う唯一の方法なのでした。

 

最初に訪れた「悲しみの沼」にある、甲羅の山で、生きた化石の亀に出会い、南のお告げ所へ行く事を教えられます。

そこへ行く途中、

負傷しますが、ファルコンと言う、空と飛ぶ幸運の白いドラゴンに助けられ、南のお告げ所まで運ばれます。

南のお告げ所の識者が、望遠鏡で関所を覗きます。

その場所には、鳥の足を持つ二頭の羽の生えたスフィンクスが入り口の両側に待ち構え、不安を持たない者だけを通します。

不安を持つ者は、聖なる櫃(アーク)の贖(あがない)の座のように、目から光線を出し焼き殺してしまいます。

アークの記事はコチラ

 

バスティアンは、この本を読み進める中で、自分が発した言葉が物語に現れて驚きます。

最初は、あり得ないと一蹴しますが、

アトレイユが、スフィンクスを通り抜けた場所にがあり、その中にバスティアンが映し出されていたのです。

バスティアンは、物語の中に自分がいる事に驚き、怖くなり本を投げます。

 

その後、勇者の前に、虚無の手先の黒い狼が現れ、この狼は、人間の子を食い殺して、現実の世界の権力者になり、支配すると言いました。

この人間の子とは、バスティアンの事でした。

 勇者の子は、この狼と戦い倒しますが、ファンタジエンは、壊れていきます。

 

アトレイユ(勇者)は、使命に失敗した事で女王を心配し、象牙の塔に戻ります。

女王はまだ無事で、アトレイユの使命は果たせたと言い、人間の子の心を惹き付け、果てしない物語の中に来ていると言うのです。

彼が読んでいるこの本は「彼自身の物語」だとも言うのです。

「しかし、バスティアンは気付いていない。それほど重要な事と思っていないから、虚無を止められない、止める力を持っているのに」

と、女王は、本の中から彼に話しかけるのです。

それでも彼は、どうしたら良いのか分からないので、女王に問います。

女王は「私に新しい名前を付けて下さい」と懇願するのでした。

バスティアンは夢で見た通りの名前を叫びます・・・

 

少し長いあらすじになりました。

バスティアンが、本の出来事に不思議な繋がりを感じながら読んでいましたが、

私は、それを見ながら不思議な繋がりを感じているのです。

私もバスティアンのようです。

 

[私との不思議な繋がり]

私は、この物語の主人公・バスティアンと同じく、11歳で母を亡くしました。

その時、母の形見分けを届ける事を父から頼まれ、菓子折りを買って三輪の叔母さんの家まで届けに行きました。

途中、デパートの菓子売り場に寄りました。

恥ずかしい話ですが、私は、菓子売り場で万引きをしてしまい、

見つかり、補導されてしまいました。

その時、持っていた母の形見分けの品から、哀れみを掛けられたのか、お灸を据えられただけで、親も呼ばれずに帰され、連絡も無かったようです。

 

小学校は、越境入学であったため、市バスに乗り通っていました。

これも、この主人公と同じく、学校まで行き、隣のビルの誰も来ない場所で、受業をサボり本を読んでいた事があったのです。

どういう分けか、バレることが無かったのですが、

今思うと、大人たちは把握していたのでしょう。

父は観光業を営んでいた為、添乗の仕事があり、しばしば家に帰って来ない時もあり、父は私の行動を知っていても言えなかったのだと思います。

 

 小学生の時、授業をサボり、近くの人の来ない所で本を読んでいた経験を持つ人が 日本中にいるでしょうか?

主人公の年齢や、母が亡くなるタイミング、万引きを加味すると、この物語との重なりは、私には、とても偶然とは思えないのです。


その先の赤で書いた部分も、不思議な繋がりを感じるのです。

不思議な重なりはここまでで充分だと思います。

長くなってきたので、ここからは、興味を持たれたなら引き続きお読みください。

 

【悲しみの沼】

この沼も、先週、妻から、我が家の守護宮、白山神社周辺は、昔、沼だったと、客から聞いて話してきたばかりだったのです。

沼で繋がる事は、そう話題に上がる事では無いと思うのです。

また、前の記事で出てきた福生院が、昔、在った場所に、遊郭の女郎が何人も身を投げた沼があり、「悲しみの沼」と言えます。

 

物語の沼には甲羅山があり、その下には、亀が住んでいました。

前の記事で出て来た「八角」は、亀の甲羅と通じていて、

熱田神宮の下には亀が住むと言われます。

橘の蓬莱信仰の亀からもシンクロしていると言えます。

 ここまでの日置を絡めた記事に出てきたことばかりです。

 

【お告げ所の識者と、望遠鏡】

中学生の頃、私は天体望遠鏡を買いました。

白山神社の近くに住んでいた、日本一、頭の良い級友(統一テストで一番を取った)が、望遠鏡を貸してほしいと頼まれ、貸した事があります。

識者と、望遠鏡が重なるのですが、こじ付け気味ですね。

しかし、白山は、虚空菩薩が本地仏と思われる事から、

「虚無」と、「虚空」の言葉が、イコールで結ばれ、不思議に思うのです。

更に、望遠鏡を運んでいる時、私の頭上を巨大なUFOが飛んで行くのを見たのです。

 

【白いドラゴン】

白いドラゴン、ファルコンは、空を飛びますが羽は生えていません。

日本の龍のようです。

「白龍」です。

白山神社は、龍神でも知られますが、三輪の叔母さんに連れられて、白龍神社を訪れたと、少し前の記事でも書いた事がシンクロしているようです。

八角堂から北へ数百メートルの所に在る白龍神社。

 

女王の住んでいる塔には三つの輪があるのも不思議なデザインで違和感を持つものです。

 
 

作者のインスピレーションなのでしょうか?

それとも、三つの輪の伝説があり、それを模倣したのでしょうか?

海外の伝説にある事は聞いたことがありませんが、三輪一族の大神(おおみわ)神社の伝説にはあります。

 

羽の生えた鳥の足を持つスフィンクスと、鏡】

我が家の墓は、江南市(愛知県北部)にあり、羽のラインと、アーク(聖櫃)との不思議な繋がりを今までに何度も書いてきました。

また、スフィンクスと鏡像の世界を書いてきた事からも驚きました。

スフィンクスと鏡像の世界の記事はコチラ

 

江南市の対岸は鏡が語源の「各務原/カガミハラ」であり、

この物語の鏡のように、異界に繋がる銅鏡の製作集団がいたのが各務原なのです。

木曽川を挟んで北に各務原、南に江南市がある事は、北は異界とされ、アトレイユの世界であり、南は、現世であるとするなら、バスティアンの世界となり、江南に我が家の墓がある事は、鏡に写ったバスティアンが、私と言う事でしょうか。

江南は、昔、丹羽郡の府があった場所で、丹羽は酉の意味を持ちます。

各務原には、御井神社が在り、

御井神社は、久留米の高良大社がルーツと思われ、その久留米に隣接した浮船塚古墳に描かれた古代エジプトと類似した太陽の船の絵からも、この物語に出て来る「鳥の姿のスフィンクス」と「異界に繋がる鏡」が、我が家の墓が在る、江南市(昔、丹羽郡の府)とに奇妙な一致が見られるのです。

羽のラインの記事はコチラ

アーク(聖櫃)と各務原の記事はコチラ

 

 【勇者は牛を狩る狩人】

勇者は、「牛を狩る」特徴をわざわざ表現しています。

牛に繋がる事をヒントとしているように私には映るのです。

私が牡牛座生まれであり、江南の象徴の藤の花で繋がる津島(愛知県西部)は、牛頭天王を祭り、牛頭天王は、本来、災いの神とされる事も、繋がってくるのです。

これも、ブログ記事で、取り上げてきたばかりでした。

 

【象牙の塔に住む女王】

また、私の記事で良く登場する夏至の太陽の沈むライン(日置神社からの)の先は、養老でした。

養老は、養老ミートと言って、精肉業者が沢山あり、牛の狩人と言えるのです。

これだけならこじつけです。

そのラインは、象鼻山古墳群へ延びるのも、ファンタジエンの女王の住む象牙の塔に通じるのです。


三輪一族と言われる役行者は、金刀比羅宮を創建しました。

金刀比羅宮は、象鼻山に在ることも、三つの輪の塔と、重なるのです。

 

ここまでの繋がりは、私の生い立ち以外は、少しこじつけ気味でしたが、皆さんにはどう映ったのでしょうか?

もし、私がバスティアンのように異界を見ているとしたら、私も、女王の名前を呼ばなくてはいけないのでしょうか?

 

孫たちが泊まりに来ると、孫たちは声を揃えて私と寝ると言います。

それは、寝る時に、私が創作話しをするからで、「今日のお話は何?」と楽しみに聞いてきます。

これは、娘や息子たちの子供の時にも行っていた事で、楽しい思い出だったようです。

それを、自分達の子供にも体験させたいようなのです。

この時、その物語の登場人物に名前をみんなで考えて付けます。

しかし、私は、バスティアンのように夢を見ていません。

この女王の名前がつけれないのです。

 

タイミング良く私は「トレイディング・トレイン」と言うTV番組を見ています。

世界の最後を知った人達が、世界を救おうと努力する話しですが、自分の事しか考えない人々の多さに「もう、糞みたいな連中がいる世界なんかどうなっても知らない」と言い、投げ槍になってしまう話です。

最近の事件を見ていると、私の心の中にもそれはあります。

未来に夢を持つ子供たちの事を考えると、それは、大人の身勝手です。

異界との繋がりを早く信じろと言わんばかりに、不思議なことが連続するのです。

孫に奇跡が起きた時、祈った心の強さは再現できるとは思えないのです。

本当に私に訴えているのてしょうか?

もし、そうであるなら、幼心の女王になんと言う名前を付ければ良いのでしょうか?

来月、孫たちが泊まりに来ます。

それまでに、私の創った物語に、この女王の名前を決めようと思うのです。