今日の記事は2019年8月に投稿した有料記事に書かれたものです。
********** 前からの続きです **********
ここまでは、祇園祭と、その祭神の特徴と、実際に起きた災いとに不思議な関連性を感じ、私なりに紐解いてきました。
今日は、八坂神社の紋から紐解いていきます。
<<< 目次 >>>
【11-4】
6.八坂神社のキュウリの紋とイザナミ
7.京アニの犯人と、山鉾との不思議な繋がり
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前の記事では、八坂神社の祭神牛頭天王と、イザナミを絡めて、京都アニメーション放火事件との不思議な繋がりを見てきました。
今日は、その八坂神社の紋から話を進めて行きます。
[6/八坂のキュウリの紋と、イザナミ]
八坂神社の2つの紋(キュウリの紋と、巴紋)
白山神社の紋(キュウリの花)
祇園祭の山鉾巡航は、選ばれた子供が、結界を切ることから始まります。
異界から、イザナミの炎が漏れたかのように、結界を切った直後に、京都アニメーションの放火事件が起きました。
そう感じたのには、まだ根拠があります。
八坂神社の神紋が、キュウリの紋だからです。
八坂の氏子は、祇園祭の期間中、キュウリを食べないそうです。
私は、このキュウリをイザナミと重ねて見てきました。
この三つ紋が絡んでいる場所があります。
越前の白山信仰の地で、泉の信仰(御井信仰)がある足羽郡の一条谷です。
「白山」、「水(泉)」、「朝倉家紋(キュウリ)」と言う具合にです。
もう一つ、この神紋を持つ神社が、久留米の高良大社です。
この久留米は、和気清麻呂伝説のイノシシに纏わる弓削の一族が特に多く住む場所なのです。
高良大社も、御井の泉の信仰(稚児に特化した)のルーツである事から越前と同じです。
この私の説を用いると、八坂神社は、京都の地下にある膨大な水で、災いをもたらす牛頭天王(=イザナミ)を鎮めるための信仰と言えます。
この神紋の答えを持つのは、白山のキュウリの花の紋だと私は考え、これは炎を纏ったイザナミとしました。
白山神社は、イザナミを鎮めるための神社だからです(私の推測)
白山の菊理姫が古事記で一度だけ登場した伊賦夜坂(いふよさか=黄泉比良坂)の話で、イザナミは、「産まれた子供は全て殺す」と言います。
だからか、祇園祭で八坂神社の氏子は、地の底から沸き出す災いから長刀鉾のお稚児さんを守るために、地に足を着けさせず、抱かえて運びます。(多分)
子供をキュウリと同化させているかのように、
キュウリの花が産んだキュウリの実を食しないのだと思うのです。
私が白山と繋げるのは、白山の紋、キュウリの花が、キュウリの実の母親と言えるからです。
子供が祭の主役なのも納得できるのではないでしょうか。
八坂に近い読みからも、伊賦夜坂の場面からも、祇園祭の特徴とを重ねてしまいます。
夜坂(よさか)→「やさか」と言う具合にです。
イザナミの棲む白山の入り口の一つ、越前馬場には、その入り口を護るようにキュウリの紋が三つ重なる朝倉家の一条(乗)谷があり、三つの泉の神(御井)を信奉している事からもそれを感じます。
一条谷を訪れた方なら理解されると思います。
至る所に笏谷石で作られた井戸があるからです。
笏谷石は、御井の三柱を祭る足羽山が産出地なのです。
京都の一条戻り橋も、イザナミの棲む黄泉への入り口であるのも不思議な「一条」つながりですね。
白山の現在の神、菊理姫は数学の神様とされます。
一乗谷を、一の乗算と捉えると「1」と「1」が見え、白山の開山であり京都愛宕五坊を開いた泰澄が信奉した「十一面観音」の「11」と重なるのです。
今年(2019年)は、長刀鉾に乗る稚児が結界を切りそこね、京都にイザナミの炎が漏れたのでしょうか?
それとも、イザナミ(=牛頭天王)の力が強大だったのでしょうか?
[7/京アニ放火の犯人と、山鉾との不思議な繋がり]
山車のルーツを知っていますか?
初見は、古事記の垂仁天皇の項の「青葉山」とされます。
最初は土塁でしたが、その後、張りぼてになり、その後、青葉を盛った物に神が宿るとしました。
京都祇園祭の最中に青葉被告が京都アニメーションに火を放ちました。
伊藤とか、佐藤の名で繋がるなら有りかも知れません。
青葉とのつながりは、ただの偶然なのでしょうか。
ここまで、重なる事は、私には、「偶然」と一蹴できないのです。
我が家にとって、イザナミの力が必要以上に強くなってもらっては困るのです。
これは、語れない我が家の秘密なのです。