この世の中で起きる、悪い事、良い事、不思議な事は、共時性と言う「因果関係のない事象の偶然の一致」から起きているのではないかと、長い事、このブログを書いてきてそう思うようになりました。
それには、心が作用していて、地球規模で起きる事を心理学者が実験し、証明してきた現象ですが、それが、どのように起きるかまでは、現在の科学では、証明されていません。
今、起きているコロナ禍も、そのようなシンクロの渦の中に有るのではないかと思うのです。
その悪い現れは、どうも古代からの人の、嫉(ねた)みや、恨み、憎しみなどが因子となってバーチャルな世界を創り出しているように、歴史を紐解いてきてそう思うのです。
これは、二つの世界から成り立ち、私達が住む現実世界とは別な、異界とのバランスで構成されていて、それは、日本では、創造神イザナギと、イザナミが住む世界で表されているようなのです。
また、日本人の心の拠り所として在る、伊勢神宮の内宮と、外宮でも表わされていると最近思うようになりました。
今までも、呪術に長けた一族や、イザナミの祀られる場所や、伊勢神宮などをブログに書き記し、古代の人々の恨みなどに触れて紐解いて来ましたが、今日は、それをもう一度、考えて行こうと思います。
「共時性」と言うワードを頭に入れてお読みください。
****** 目次 ******
1)伊勢神宮下宮と、古代エジプト
2)白山と、古代エジプト
3)東寺の曼陀羅と、伊勢神宮
4)外宮のパワーの表れか?
5)金剛證寺は、金剛曼陀羅を表している。
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このパワーが、心と関係しているのなら、各地の人々の心の拠り所に強く現れているはずです。
スタートは、日本人の心の象徴として在る伊勢神宮からです。
[伊勢神宮下宮と、古代エジプト]
伊勢神宮外宮は、冥界の女王イザナミの世界を表し、冥界からの燃え盛る魔物の出現を真名の水(御井の泉)で防いでいるのではとしてきました。
そうした時、外宮の豊受大神が、大黒様や、イザナミと同一神ではないかと推測しましたが、古代エジプトのアヌビス神とも類似が見られるのです。
これは、私が、感じた共時性なので、ほどほどに信用して読み進めて下さい。
古代エジプトでは、冥界の主は、キツネの様な耳の大きなアヌビス神で、その役割は、
冥界に来た死者の魂を、アマトの羽を乗せた天秤の目盛りを読み取り、羽より重ければ、ワニの顔を持つアメミットに食べさせます。
その時、記録をするのが、ヒョウ柄で、死神の鎌を持つ女神、セシャトです。
外宮の、豊受大神と、月夜見命の様であり、大黒様と、イザナミの様に、私には映ります。
外宮の所在が「豊川」で、愛知県豊川稲荷に隣接した額田郡幸田町との関係や、大黒様の特徴、そして、大神神社の特徴から、黒いキツネ(犬)が重なり、アヌビス神と結びつきます。
(幸田町との繋がりの記事は ↓)
それは、下宮の豊受大神の荒神が、下宮第一の宮、多賀宮に祀られている事もです。
多賀大社(滋賀県)が、犬上郡にあるのもそう思わせます。
また多賀大社が、イザナミと、イザナギを主神としている事もです。
イザナミと、イザナギが関わっていることは、勿論、白山とも関わっていると言うことで、
これらも、複雑に絡み合ったシンクロなのでしょう。
[白山と、古代エジプト]
前の記事で紐解いたように、白山の泰澄と繋がる足羽神社の「足」と「羽」が、古代エジプトの太陽の船に描かれた足と、羽が重なっているのですが、そこに描かれた鎌についても繋りを見せます。(私の推測)
それらは、一つにロープで結ばれている事から、鎌を死神が持つ鎌とすると、「足羽」は、「死者の国」と結ばれていると言う事になります。
日本では、冥界は、月の世界で表し、
それは、久留米の遺跡に描かれたエジプトの太陽の船と類似した壁画に見られ、船の向かう先に月が描かれているからです。
エジプトの太陽の船
外宮の「月読命」は、神の路で、「豊受大神」と繋がっています。
冥界は、エジプトでも同じように男女の神で、繋がっている事になります。
つまり、
豊受大神=大国主(大黒様)=豊川稲荷のキツネであるから、黒いキツネの姿をするアヌビス神となります。
そうすると、月読命は、死神の鎌を持つセシャトとなるのです。
これは、私の推測ですが、
こんなに、きれいに重なるものなのでしょうか?
これらの偶然の一致を目に見える形て表現した人がいます。
空海です。
空海も心を追求した人であれば、心理学者ユングのように共時性に行き着いたはずです。
[東寺の立体曼陀羅と、伊勢神宮]
空海が世界の構造を庶民にも分かり易く表現した京都東寺の立体曼荼羅にも重なる部分があります。
空海は、分かり易く表現したとされますが、このブログを始めた頃、私には、さっぱり理解する事はできませんでした。
しかし、私の不思議なこのストーリーを書いてきて、空海が何を表したかったのか、最近では分かった様な気がします。
曼陀羅にも、伊勢神宮のように、二つの世界があります。
金剛界曼荼羅と、胎蔵界曼陀羅です。
この様な名前で表すと難解に思われますが、
この各々の特徴を知ると見えて来るのです。
仏教の原点、インドでは、金剛界曼荼羅は、東を向いて祀られ、胎蔵界は、西を向いて祀られました。
エジプトの太陽の船は、西に向かい、女神の胎内に入ります。
日本の太陽の船と重ねるなら、その世界は、月の世界となります。
ここで、疑問が生じます。
この女神は、東から来る船を待ち構えています(玄室の絵は、閉じています)
これは、東を向いている形です。
胎蔵界は、西に入口があると言う事で、インドでの胎蔵界は、西を向いて東方に口がある事になり、逆なのです。
この絵からも、女神ヌートの口は開いていませんね。
日本の狛犬も、西は口を閉じ、東は開いているのも、これを表しているように私は感じるのです。
それを表すかのように、日本の曼陀羅も、二つ並べる時、対象物に向かって、右に胎蔵界曼陀羅を掛け、左に金剛界曼荼羅を掛けます。
胎蔵界は、母親の胎内を表している事から、胎内にいる子供を包み込むような仏の慈悲で表され、
これは、東寺の曼陀羅の配置にも現れています。
東側に慈悲の菩薩が祀られているのです。
しかし、名称には、「金剛」が付いています。
金剛界とは、現実世界を表しているとされているから、菩薩が慈悲の力で、我々を守っている事になり、それは、東です。
立体曼荼羅は、南を向いているから菩薩の位置は東です。
この寺の名称を東寺と、西寺(焼失)と空海が名付けたのも、紐解きの鍵としたのではないでしょうか。
では、何故、菩薩の慈悲を内包する胎蔵界が、ここでは現れていないのでしょうか?
何故、曼陀羅の掛け方(東に胎蔵界)と違うのでしょうか?
この配置図が表しているのは、ギザのピラミッドだからです。(多分)
そして、大日如来は、太陽神である事から、東は、太陽の入り口で、その先には、物質の有る現実の世界、つまり、光り輝く金剛界があるのです。
これは、私の推測で、以前に紐解いた下記の記事を見て頂くと理解されることでしょう。
西には、不動明王を、配しますが、外宮の荒神と同じような不動明王から、西方を表すと思われる下宮の荒神(冥界の主)が、西方からの災いに立ち向かう力を備えていると想像します。
図形にしてみると良く分かります。
エジプトを赤い枠で表しました。青い枠とは、対称になっているのが分かると思います。
東寺には、昔、対になった西寺がありましたが焼けて無くなりました。
空海は、対称になるものを西寺に表わしたものと思われます。
東の立体曼荼羅に「金剛」の文字が入っている事から、西寺は、「胎蔵界」を表わした曼陀羅が有ったのでは
これをエジプトの形と重ねるならば、東方にある日本は、現実世界を表す「金剛界」で、エジプトは、異界を表す「胎蔵界」となるのではと想像します。
と言うより、
エジプトは、胎蔵界の入口、日本(仏教)は、胎蔵界の出口で、金剛界の入口とすると分かりやすいでしょう。
[外宮のパワーの表れか?]
この空海が表した曼陀羅は、ただの形だけのものでしょうか?
私が伊勢神宮を3年前に訪れた時に起きた不思議な出来事や、この時、疑問に感じた事がこれにピッタリ重なっているのです。
**疑問1
外宮の所在が豊川であったこと。
**疑問2
外宮の月読宮の狛犬ならぬ狐が、犬にしか見えなかったこと。
**疑問3
豊受大神と、月夜見命と神路で繋がっていること。
**疑問4
豊受大神の荒神が、多賀宮にあること。
**疑問5
伊勢神宮の鬼門が、鬼門でもない金剛證寺だと言われること。
**疑問6
伊勢神宮鬼門の方角には、豊川稲荷があること。
**疑問7
外宮に着くまで、11 のナンバーの車が前にいたこと。
**疑問8
泊まった宿が、犬(干支で11番目)の同伴可能なホテルだったこと。
これらの疑問を紐解いた記事を読まれると、今日の記事に繋がる不思議を知る事になるはずです。
[金剛證寺は、金剛曼陀羅を表している?]
金剛證寺が、伊勢神宮の鬼門だと言う事も、更に、明確になったのです。
これは、金剛界曼陀羅を表していて、この寺は、東に在ることから十二支で表すと、そこにいるウサギが隠れていて、ウサギは多産の動物である事から子供の出産を表し、胎蔵界からの出口を表していると思うのです。(←太陽が産まれる東)
また、本道前の牛と虎は、この寺が鬼門であることを意味しているのではなく、鬼門の方角にある豊川稲荷を指し示すヒントとして存在するものと私は考えるのです。
そして、本当の鬼門にいるキツネ(豊川稲荷)は、エジプトを指し示していて、キツネのような姿のアヌビス神と重なっているのです。
それが共時性と繋がっている事を証明している様に私には映るのです。
この事は、伊勢神宮や、東寺の曼陀羅以外に、人物にも現れています。
藤原鎌足です。
次回は、この人物から紐解いて行きます。