ダイエットにおいて糖質制限、は多く見かける言葉の一つです。
女性が書かれている糖質制限ダイエットのブログも多く目にします。
糖質制限ダイエットを手軽く、といった印象のブログも多いので、ダイエットを始めたいと言う女性からの糖質制限ダイエットに関する質問も多いです。
しかしながら、糖質制限ダイエットのほとんどがケトジェニックダイエット、に行き着くはずですが、このダイエットは過酷です。
糖質制限ダイエットは体重制限の必要な、ごく一部のアスリート向けのものと言って良いダイエットです。
私自身、実際に1か月間実践しましたが、大変でした。
糖質制限ダイエットこそ、正しい知識で安全、確実に行う必要が有ります。
今回のブログでは糖質制限ダイエットに関しての一般の方が感じるであろう疑問を科学的根拠と私自身の実体験を踏まえた解説していきます。
当ブログはクライアントさんからの声を参考にし、更にダイエット検定士+看護師、という筆者の専門的知識と目線からのブログになります。
このブログを最後までお読みいただければ、実際の糖質制限ダイエットがどのようなものか理解できるようになるはずです。
ぜひ最後までお付き合いください。
女性執筆の糖質制限ダイエットブログには要注意
基本的なダイエットはカロリーコントロールと脂質制限です。
糖質制限ダイエットは”ケトジェニックダイエット”として極端に糖質を制限するものです(今回は糖質制限ダイエット≒ケトジェニックダイエットとしてのブログです)。
私は過去に実践したことが有ります。
ですが、かなり厳しい糖質制限下(体重によって個人差はあるものの糖質の制限は約50ℊ以下、米飯に換算するとお椀に軽く1杯食べていいかのレベル)で行うものです。
その上栄養価が偏りやすくなります。
ですので、ダイエットにおいて食事制限でのストレスがかかりやすい女性、ましてや40代以降の女性が行うにはリスクが大きすぎます。
どういうわけか女性執筆の糖質制限ダイエットついて書かれている日記やブログの中には実際にはどうかな、というものがあります。
実践に至っては体験されているとは思えないブログがほとんどです。
脂質同様、糖質も摂りすぎては当然ダメですが、生体活動、生命維持には3大栄養素(タンパク質、脂質、糖質)の中で一番必要な栄養素は糖質です。
ちなみに、病院での治療で使用する点滴に中の成分は水、電解質、そして糖質を含むものがほとんどで、タンパク質や脂質は入っていないです。
そのくらい生体活動において糖質は大切で必要不可欠なものです。
ですので糖質制限ダイエットについての記事の情報を鵜呑みにするのは要注意どころか危険レベルです。
糖質制限ダイエットに関する10個の疑問
糖質制限ダイエットと言うものは何か、実際に効果があるのか。
わからないこと、疑問点も多いと思いますので、以下の項目でネット上でよく上がる糖質制限の10個の疑問点について解説していきます。
糖質制限ダイエットは効果があるのか
前述した”ケトジェニックダイエット”に関しては体重減少に限っては効果は有ります。
しかも短期間で効果は出ます。
ちなみに私は1週間で2㎏、1か月で4㎏減量できました。
ですが、私は体重減少に限って、と書きました。
なぜなら糖質制限ダイエットの代償として、便秘になるからです。
また、好きなものを食べられない制限はもちろん、糖質が含まれていない食べ物を選ぶ、と言う大変手間のかかる食事の選択をしなければいけません。
そのため栄養価の偏りが大きくなってしまうので、健康的なダイエットかと言うと違いますし、ストレスもかなり大きいです。
注意点を必ず守らないと厳しい糖質制限が全く意味のないものになってしまいます。
カロリー・脂質制限だけでは物足りない、あるいは、重量制限のある大会(格闘技やモデルコンテストなど)に出るつもり方向けです。
よって、それなりのリスクがある事を覚悟して、専門的知識のある方の指導の下で実施するのであればいいのではないか、と言うレベルです。
健康面をかえりみず、短期間で体重減少と言う結果だけが欲しいだけならばやってもいいかも知れません。
ダイエット中は糖質は欲しくなるのか
結論から言えば、糖質を摂らないことに慣れれば大丈夫です。
糖質制限は実際慣れてきます。
ですが、糖が無くなれば糖を最も必要とする脳に悪影響が出て、最悪、死に至ります。
このように糖質は生命エネルギーに関するものなので、生体活動において非常に重要な栄養素です。
前述しましたが病院の点滴にはタンパク質や脂質は入っていませんが、ほとんどの点滴には糖質が入っています。
そのくらい生体活動・生命維持に重要な栄養素が糖です。
糖質制限ダイエットは、体内をケトーシス状態にします。
端的に説明すると、ケトーシス状態とは、糖質の代わりに脂質からエネルギーを作る状態です。
通常、糖質がエネルギーとなりますが、糖質からエネルギーが作りにくくなった時に脂質からエネルギーを作ろうと切り替わります。
ある意味生命の危機的状況からの反応なのです。
糖質制限ダイエットはリスキーなダイエットと言う事を頭に入れおいてください。
便秘になりやすいか
便秘になります。
炭水化物には大きく分けると、体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」と、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分けることができます。
糖質の代表格の、イモ、コメなどの炭水化物を制限することは食物繊維の摂取量も減ります。
ですので便秘にもつながりやすくなります。
更に厚生労働省の国民生活基礎調査(2016年)によると、男性は約40人に1人、女性では約20人に1人が便秘の症状を自覚しています。
女性は男性の倍近く、便秘に悩んでいる方がいます。
ちなみに私は糖質制限ダイエット中、便秘で生まれてから体験したことのない耐え難い腹痛になりました。
費用はかかるのか
コメ、パン、そば、などの主菜の代わりに脂質、タンパク質メインの食事になる為に肉を食べる事が多くなるので、費用はかかります。
コメに代わりに野菜なら…と思う方も多いとおもいます。
野菜(ニンジンやジャガイモなど)の一部に糖質を多く含むものもあります。
50ℊ/日以下の糖質制限はかなりシビアなので、糖質の多い野菜を食べてしますとケトーシス状態ではなくなります。
これら糖質の多い野菜を摂ると、せっかくの糖質制限が意味のないものになってしますからです。
ですので、糖質制限中は野菜の摂取も注意です。
そのため食費は普段の1.5~2倍以上かかると思ってください。
体臭は臭くなりやすいのか
個人差は有りますが特に女性は体臭は臭くなる可能性が高いと言えます。
体臭の原因の便秘になりやすい状態だからです。
私自身、職場の同僚に確認しましたが(気を使ってもらっただけかもしれませんが)、体臭についての指摘はありませんでした。
ですが口の中がねばねばした感じは続きました。
マスク着用中でしたので、他人を不快にさせるものではなかったかもしれませんが、口の中のねばねばあった、と言う部分で口臭は有ったかと思われます。
食べて良いものは減ってしまうのか
減ります。しかも極端に減ります。
糖質はコメ、パン、などの主菜だけでなく、ニンジン、イモなどにも含まれています。
しかも調味料には糖質が含まれているものが多いので、味付けにも注意が必要です。
多くなりすぎるので代表的なものしか挙げませんでしたが糖質の含むものは基本的に厳禁なので、食事のレパートリーは極端に減ることになります。
摂取できる糖質はどのくらいか
50ℊ/日の糖質制限ですのでほとんど摂取できないと言ってよいでしょう。
肉、魚類の動物性たんぱく質、豆腐などの植物性タンパク質などは糖質は少ないです。
ですが、調味料にも糖質が含まれているものがほとんどですし、ニンジン・イモなどの根野菜には糖質を含むものが多いです。
茶碗小盛り(約120ℊ:糖質44ℊ)分でほぼ一日の糖質摂取が終わります。
食べているうちにいつの間にか糖質が徐々に蓄積されているので、実質糖質は摂れない、と思っていた方が良いです。
運動もした方が良いのか
運動はしたほうが良いです。
ここまでに何度も(しつこいくらいに)伝えましたが、糖質制限中は便秘になりやすいです。
ですので、便秘予防、改善の為のお腹の中を動かすような運動は最低限実施することをおススメします。
どうすれば継続できるか
継続するのは大変だと思います。
食事管理に加えて厳密な糖質制限が加わるので、食事管理は必須だからです。
なんなとなく、では糖質制限の意味をなしません。
口にした食べ物にどのくらい糖質が入っているか、と言う正しい知識が必要になります。
かつ自身がケトーシス状態であるかの確認も必要です。
繰り返しになりますが、その上便秘(場合によっては激しい)にもなります。排便管理も必要です。
専門的な食事、医療的な知識、ご自身の管理能力が無ければ継続は大変厳しいです。
まとめ
今回は糖質制限ダイエットの疑問点の解説メインでブログを記載しました。
確かに体重減少するだけならば早く結果が出ます。
実際問題、人間の生理現象(ケトーシス状態)を使ったダイエットなので、根拠性もありますし、体重減少に効果があるとの論文も多く出ています。
ですが、記事内で何度も触れましたが、制限も多く、面倒ですし、通常のダイエットよりも便秘のリスクは高くなります。
データ的には女性は便秘のリスクは倍です。
その上、導入当初は頭痛にもなりました。
更に食費もかかります。
コストもかかり、体調に悪影響があり、健康的なダイエットとは言えず、更に食べ物が偏り、ホルモンバランスが崩れやすいと言えます。
特に女性にはかなり厳しいと思われるので、個人的はおススメできないダイエットです。
それでも糖質制限ダイエットしかない!と言う方はリスクがある事を理解してください。
その上でSNSだけの情報を鵜呑みにせず、医療知識のある方の指導の下で実施するのがご自身の為です。
当記事が皆様のダイエットの一助になる事をお祈りして締めさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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