⑯迷い込んだ花市(シテ島) | 私的パリ案内

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大好きなパリ!美術館も音楽もいいけれど
美味しいものもチョコッと食べてみたい
そんなおばさんの旅レポートです

Les Deux Palrais」(レ・デュー・パレ)を出てグランド・コースに戻り、続きを回ろ

うとオープンバスの停留所へ向かう。その途中で、どこをどう間違ったのか温室

のような建物が幾つも並んでいる前に出た。ははーん、これが噂に聞くシテ島名

物の「Marche aux Fleurs」(花市)だなと気が付く。母も私も花が好きなので、

ちょっと見て行こうかという話になった。娘は特に好きではないが、一緒にガーデ

ニング・グッズや雑貨が置いてあるので楽しそうに見ている。まだクリスマスには

遠いのにツリーに飾るオーナメント等も置いていた。私はフォークとスプーンの形

をしたハンガーフックを買おうかどうしようかと随分迷ったが、結局荷物になるか

らと諦める。なかなかに日本にはないデザインだったけれど。


両側に色々な植物が並ぶ通りが、幾つも幾つも

ずーっと続いている。


花市


大きな鉢植えとかぼちゃ


かぼちゃ


ハーブを使った雑貨類


雑貨


クリスマス・オーナメント①

オーナメント①


クリスマス・オーナメント②


オーナメント②


クリスマス・オーナメント③


オーナメント③

百花繚乱 


百花繚乱


 結局、私は庭を花だらけにしている友人のために花の種を買ってみた。

特に彼女はクレマチスにご執心で、100種以上を集めている。数年前には

アルバムまで作り、1冊贈ってくれたぐらいだ。とにかくクレマチスに関

しては博士号を上げてしまいたいぐらいに詳しい。で、全く詳しくない私

は花の色と形でなんとなくクレマチス?と思って選んでみた。


日本と全く同じ紙のパッケージ

 
マロウ花


裏の説明はフランス語が分からなくても

図で理解出来るようになっている


マロウ


 花の名前は「Mallow」(マロウ)と書いてある。しかもモーリタニア種。

綺麗な紫の色と大輪の花。友人の庭で似たような花をみたような気がする

ので、すっかりクレマチスと思い込んでしまったのだった。調べてみると

マロウの和名は‟うすべにあおい”。なんとハーブの一種。ネットで‟マロ

ウの画像”を見ると、私が買ったのと同じ花は無いようだった。それだけ

でも(多分)お土産としての値があるのではと、胸を撫で下ろす。

 ちなみに種の会社は「Ferme de Sainte Marthe」(フェルム・ドゥ・

サント・マルト)と言い、フランスでも有名な会社らしい。Youtubeで見

た画像には美しい花々や野菜が溢れていた。多分、日本で有名な‟タキイ”

みたいな会社なのだろう。

 30分ほどで花市を出る。一度サント・シャペルまで戻って、今度は間違

わないように気を付けた。どうやら1本手前で曲がったのがミスだったら

しい。それでもシテ島は狭いので楽に戻ることが出来る。再びオープンバ

スに乗り、終点のオペラ座までゆっくり座ってパリ市内を見る事にした。

シテ島MAP


シテ島MAP