㊳パリを歩く その28:マルシェBIOの楽しみ | 私的パリ案内

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大好きなパリ!美術館も音楽もいいけれど
美味しいものもチョコッと食べてみたい
そんなおばさんの旅レポートです

531日(土)晴れ

 今日は念願のBIOマルシェの日です。天気も上々。やっと後半になって

お日様に恵まれるようになって来ました。パリで行われるBIO(有機栽培

専門)マルシェはたった2カ所だけ。その一つがこのバティニョール地区

で、土曜に開催されるのです。出発前にスケジュールを何回か作り直しま

したが、この日だけは全く手を付けませんでした。この日を逃したら、今

回の旅ではもうお目に掛かれないからです。もっとも、6区の「Marche

Raspail」(マルシェ・ラスパイル)だったら日曜日の開催なので、明日

と言う手もあります。でも、せっかくアパルトマンからメトロでたったの

2駅先。バティニョールに!と言うことで決定しました。

 出掛ける前に朝食を。一昨日の鳥とポテトの残りを温めて、オーソドッ

クスに塩と胡椒で頂きました。塩はサンルイ島へ行った時に家へのお土産

に買った、カマルグの「Fleur de Sel」フルール・ド・セルを。ミネラル

が多いせいか美味しいです。それに、枝付きトマトをザクッと切って簡単

に。パンは昨日トクヴィル通りで仕込んでおきました。プチ・パンは干し

ブドウ入り。大好きなパンだけに普通の美味しさで少し、がっかりです。

クロワッサンは合格。そして地元のパン屋さんのまたまた「Tradi」(ト

ラディ)で、チョコレートのクレープを。全く、パリのパン屋さんは本当

に目が離せません。アップルタルトも実に美味しそうでしたが、食べきれ

ないので今回は泣く泣く諦めました。最後に、昨日チーズ屋さんで買った

チーズケーキ。大きいので半分だけ味見を。かなりあっさりしています。

チーズ屋さんのケーキにしてはコクが感じられず、肩透しのような。この

タイプのチーズケーキ、パリではこんな感じ?他のお店で試してみたいと

思いますが、果たして出会えるでしょうか。

お茶は軽いミントの香りの緑茶です


チキンとトマト

Fleur de Sel」とは塩の精華と言う意味。

可愛い瓶入りに思わず手が出ました


塩

お皿の上の方にあるのは、ミルク・ブレッド。フランス語

では「Pain au Lait」(パン・オ・レ)。

今回、この柔らか目のパンをあちこちで見掛けました

ワグラムのパン屋

このクレープもチョコレートが絶品。

ナッツの風味がします。

クレープ

買わずに諦めたアップルタルト

アップルタルト

包み紙も可愛いでしょ!

包み紙

大きさだけはスゴイのですが・・・


チーズケーキ

 ゆっくりと食べて、出掛けたのは9時過ぎ。「Marché biologique des

Batignolles」(マルシェ ビオロジック バティニョール)と呼ばれる

このマルシェは9:0015:00の開催です。全く慌てる必要がありません。でもなん

となく、ソワソワ。ブロシャンの駅からメトロ13号線で「Place de Clichy」(プラス・ド・

クリッシー)に着いたら足早になってしまいました。

 駅の階段を上がると、目の前は大きな交差点。ここを「Boulevard des

Batignolles」(バティニョール大通り)に沿って歩いて行きます。途中、

逆方向に歩いてたらと不安になったので脇にあるお店の人に聞きました。

それで分かったこと。ビオ・マルシェでは通じ無い。聞くんだったら、

Marché BIO」(マルシェ・ビオ)なんです。ほんのちょっとの違いなん

ですけどねぇ。

 大通りの中央分離帯は、歩道と自転車専用道路になっています。両側に

街路樹が茂り、とっても気持ちの良い通りでした。さぁ、見えてきました

よ!ここから先は画像で進んで行きましょう。

この垂れ幕から始まります!

メトロ2号線の「Rome」(ローム)もすぐ近く。

垂れ幕


野菜①


野菜②


チーズ


アスパラ

色々な形のかぼちゃ達


かぼちゃ


手作りジャム


ジャム

これはオリーブ屋さん

オリーブ

BIOの化粧品(この手のお店は少ない)


化粧品

苺


果物 メロン


この次はBIOの鳥丸焼きにチャレンジしたい!


鳥丸焼き

卵だけのお店


卵

肉は塊で。日本のようにスライスは無いみたいです


肉屋


魚屋

フレンチで良く使われる「langoustine」(ラングスティン)。

一般的に手長蝦と呼ばれています


手長海老

みんな真剣な眼差し

人々

 見て歩くだけだったら、ぐるりと一周するのに15分程度です。一番多い

のは野菜・果物を扱うお店。少ないのはチーズ・肉・魚等。それぞれ1~

2店舗ぐらいしかありません。生鮮食品から外れる、化粧品やアクセサリ

ーのお店もごく僅かです。私達はチーズ、野菜に海老、そして1軒だけあ

った手作りのお菓子屋さんでサブレを買いました。

 帰りはクリシー駅の側にあるカフェ「Le Petit Poucet」(ル・プチ・

プセ)で一休み。ここは夜になると、バーに変身するらしい。お酒のカル

トは古き良き時代を想わせるガゼットのような新聞になっています。まる

本物のパリジャンになったような気分を味わったひとときでした。

年季の入ったテーブル


テーブル

古さを感じさせる店内


店内

なかなか美味しかったカフェオレ

カフェオレ

サイズは日本の新聞の半分ほど


ガゼット

*Marché biologique des Batignolles」(マルシェ 

ビオロジック バティニョール)のケム

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