⑭パリを歩く その7:ベルサイユへ | 私的パリ案内

私的パリ案内

大好きなパリ!美術館も音楽もいいけれど
美味しいものもチョコッと食べてみたい
そんなおばさんの旅レポートです

 Bassoの買い物を部屋に置いて、さぁ出掛けましょう。今日は「Versailles」(ベル

サイユ)です。今回は最初から色々なトラブルに遭っていますが、大丈夫でしょう

か。ちょっと不安。天気も相変わらず良くありません。それでも昨日一日、パリ市

内を歩いてメトロに馴染みました。足取りは軽いです。

 ベルサイユへ行く方法については出発前のブログで詳しく書きました。

今回私達はメトロとRER-C線を使います。RERの良くない評判を聞きますが

、どうなのか?以前乗った路線なので慣れていると言う事と、安全性の確

認のために敢えてこの経路を選択してみました。計画の上では「Porte de

Clichy」(ポルト・ドゥ・クリシー)駅でRER-C線に乗換えることになって

いました。ブロシャン駅のすぐ隣りです。ところが、うっかりギイモケへ

向かった私達。電車に乗ってから気が付いたので、このまま乗って行く事

にしました。乗換駅はモンパルナス駅へ向かう途中の「Invalides」(アン

ヴァリッド)。この駅こそ前に何回か乗換えた所です。


乗換の大きな駅だから、ありました。

アンバリッドの動く歩道。かなりの長さですが、

便利でラクです。


動く歩道


この標識に沿ってRER-C線を目指します。

(またしてもボケていて済みません)


RER-C標識


 乗換の出口でRER-C線のベルサイユ行き切符を買います。切符売場は乗換

の前にデンとありますから、間違えることは無いでしょう。確か5ゾー

ンまでのナヴィゴを持っている場合は、不要だったかと。二人で6.90

(約1,000円)でした。買う時には係の人に「Versailles - Château -

Rive-Gauche,s'il vous plait.(ヴェルサイユ シャトー リヴ・ゴー

シュ シルヴゥプレ)OK。この駅で降りれば宮殿まで約600mと、一番近い

のです。 

 切符の「2cl」の表示はセカンド・クラス(2等)の席と言う味。調

べたところ、ファースト・クラス(1等)席はパリ市内及び近郊において

1991年8月で廃止されたそうです。

(貼り付け元 <http://okwave.jp/qa/q1619820.html >


カルネと似ていますが、RER専用切符です。

行く先が右上、料金が右下にあります。

この切符は最後まで持っていましょう。


ベルサイユ切符 表


使用後の裏側。(帰り)

ちゃんと下に時刻と年月日のスタンプが入ります


ベルサイユ切符帰り

 メトロと同じような入口を通ってホームに向かいます。ここにもエスカ

レーターが。ベルサイユへ行く人だけでなく近郊の通勤電車でもあるため

、大勢の人が利用するからなんでしょう。ホームに出たら、電光掲示板で

乗る電車の確認をします。RER-C線の行く先はベルサイユだけではありま

せん。


この画像は大きくしてご覧下さい。

下から4番目の「Versailles RG Chât.」がベルサイユ行きです。

Aホームから10:05の発車となります。次は10:20だったとメモに

ありますので、だいたい15おきと考えていいかも知れません。

(早朝・深夜など時間帯によって違う場合があると思います)


ベルサイユ時刻表

 ホームは人で溢れていました。ガイドブックを持っている欧米人の他に

東洋系の人々もいっぱいいます。勿論、日本人も。今日は火曜日。それで

もこんなに皆さん、ベルサイユ?私達も同じ観光客で、曜日は関係無いで

すけど。それにしては多いような・・・。

やって来た電車は2階建ての新しい車両でした。危ないかって?いや、

どうでしょう。普通に綺麗だし、乗っている人々は普通だし。そして乗っ

ている間も普通。難無く着いてしまいました。たった、30分の乗車時間で

す。危ないと感じる時間帯があるのかも知れませんが、日中にベルサイユ

へ行く分には大丈夫だと思いました。

 座席に区別が無いので、2階席も自由に座る事が出来ます。思いがけな

く大勢の人が乗り込みましたから、私達はさっさと空いている1階席に座

ってしまいました。アンヴァリッドが始発ではないので既に乗車客がいま

す。発車して周りをみると、座席は充分空いていました。でもホームで待

っていた人の数を考えると、これからのシーズン、特に夏休みなどはもの

すごい事になるような予感がしました。

この人達、全員ベルサイユ宮殿へ行くんだと思います。

欧米の方がやはり多かったですね。


ベルサイユ駅


フランスの国旗色した電車は車内に落書きがあるものの、

普通の乗り心地。さほど危険性を感じませんでした。


RER電車

 ヴェルサイユ駅の道路を挟んだ向かい側にはインフォメーションがあり

ます。宮殿だけの人には不要かも知れませんが、私達はここで市内マップ

を貰っておきます。ネットでさんざん探して見つけた、宮殿の他に行きた

いと思っている手芸屋さんのMaison Sajou」(メゾン・サジュー)の住

所を確認したいからです。ここの手芸用の鋏を今回は入手したいと狙って

います。インフォメーションの隣には、MAC。少し歩いてスタバと普通の

都市で見掛けるお店も沢山ありました。


コンパクトな折り畳み式のMAPは縦約11、横約8

雅やかなイラスト入り。フランスではこういうMAPが一般的みたいです。

コレクションしたくなりますね。(記述はフランス語と英語)



ベルサイユ市内MAP


中は歴史的建物のイラスト付きのMAPになっています。

それぞれに番号が振られていますので、フランス語が

分からなくても分かり易いと思います。


 ベルサイユ市内MAP 中


ベルサイユ駅前のMAC


ベルサイユMAC


売場はどこも一緒です。

英語表記もありますので注文も簡単


ベルサイユMAC売り場


スタバもベルサイユはちょっと高級感があります


ベルサイユ スタバ

インフォメーションを出た私達は駅を背にして歩き出しました。大勢の

人が同じ方向に行くので迷う事はないだろうと思っていましたが、その通

りでした。やがて十字路に出ると、左側遠方に宮殿入口が見えています。

この段階で私達は宮殿の前がどうなっているのかを知ることは出来ません

でした。