このアパルトマンについては、出発前に少し触れました。必ず「到着時間を知
らせておくこと」と、なっていたのです。(多分、向こう側では出迎えの時間を知り
たいのだろうと思ってはいました)そこで、出発の1週間前に電話してみました。
この時にフランス語しか通じないようだったら、キャンセルして別のホテルを探す
つもりでいたのです。でも、出たのは明るい声の女性で英語は大丈夫でし
た。ちょっと早口なのが難点ですが、予約してあること、自分の名
前、到着の日と時間を言っただけで「了解」とのことでした。
ホッとしたのも束の間。出発3日前に、アパルトマンのHotels.comの評
価がネットに出ました。5段階の最低で「1」です。付けたのは韓国の男
性。4日間、ビジネスでの滞在。まずスタッフが全く英語が出来ない。無
料となっているWiFiが全然使えなかった。簡単な英語による彼の評価は私
が理解するに充分でした。
さて、どうしようか?私がこのアパルトマンを最初に見つけたのは3月
です。その時点で「新しいホテル」となっていました。もちろん、評価も
ありませんでした。Hotels.comの情報以外を探してネットをかなり調べま
したが、全く出てなかったのです。それから2か月過ぎています。改めて
ネットでの情報を調べてみることにしました。
ありました、ありました。Booking.com、hotels.ruなどでの評価が10段
階の「8.1」なんです。これはかなりの高得点。評価を入れた人達の国は
主にヨーロッパ。イタリア、スペイン、スイス、フランス(多分、田舎か
ら出てきたんでしょう)等々。アジアの人の評価を重視すれば、キャンセ
ル。ヨローッパの人の評価を考慮すればOK。
結局、私はOKの方を選びました。宿泊料金が安い事が一番の理由です。
何かあっても、この値段だからねぇと言う感じ。荷物を少しでも軽くした
かったので、パソコンは持って行きません。だからWiFi使用不可でも気に
ならない。英語は電話で確認済み。「まぁ、なんとかなるでしょうよ。」
と、ここに決定したのでした。ちょっとお気楽過ぎたかも知れません。
アパルトマンの前で、なすすべもなく立ち尽くすこと約5分。時間は
19:15です。向こうから、年配の女性が私達を見つけて走り寄って来まし
た。そうです、彼女が現地出迎えのスタッフでした。(ここでも彼女の画
像を取っていません。実際、それどころでは無い心細さでした)19:30の
約束でしたが、早目に来てくれたのでした。どれだけホッとしたことか!
思わず二人で顔を見合わせました。ここのチェックインは遅くとも20:00
までとなっています。その時刻を過ぎていたら一体どうなったのか?考え
ないようにしました、怖すぎます!
確かに、彼女はフランス語しか話せませんでした。でもキッチンの使い
方はほぼ日本と変わり無く、バスルームも普通のホテルと同じ、部屋には
画像で見たのと同じ可愛いソファもあります。その時点でほとんど問題無
しと判断しました。難しかったのは建物の外にある玄関の入り方。わざわ
ざ彼女と一緒に外まで行き、使い方を確認しました。
ビジターである私達は番号キーを使いません。一番下の丸い部分に鍵を
当てると一瞬青く光り、ロックが外れます。この方式、初めてでした
横幅の狭いシングルベッド。日本人だったらOKですが、体格の
大きい人にはいかがなものかと
リビングのソファ。TVを置いてある棚は組立式の簡単なもの
イメージしていたよりも少し狭いキッチンですが、
まずまずです
ロッカーの中には、掃除機、アイロン、アイロン台、
ハンガー
画像でみていたのと全く同じ、バスルーム
ここでの生活が今日から始まります。新しくリノヴェーションしてから
数か月なんでしょう。確かに、あちらこちらがまだ綺麗な状態です。床は
木材。全体的にカジュアルな雰囲気です。出迎えてくれた女性がお向かい
の3人用の部屋を見せてくれました。キッチンがもっと広く、ソファは茶
色系。このアパルトマンは各階に2部屋ずつ、計6部屋あるようでした。