パリ到着後には入国手続きと検査があります。出国はキビシイのに、
入国は案外に簡単。次は羽田で預けた荷物の引き取りです。初めての「手
作りの旅」の方は「Bagages」の表示を目印にされると良いでしょう。
「Bagages」の横の「Soetie」は出口と言う意味です。これから
何度もパリ市内で目にすることになります
次はパリ市内への移動です。私達はエールフランスの「les cars
AIRFRANCE」を選択しました。他にもRERのロワシーバスや電車で行く方法
があるようですが、自分が泊まるホテルの位置と荷物を自分で車内に持込
む必要が無いことを考えてこれしかないと決めました。他と比較すると料
金は割高ですが、往復のチケットを買う事で少しカバーしたつもりです。
行く先は「Etoile」(凱旋門)行きのLine2と「Gare de Lyon」(リヨ
ン駅)経由「Paris Monrparnasse」(モンパルナス)行きのLine4があり
ます。私達の泊まる場所はメトロ13号線上。この線はモンパルナス駅にも
停車するので、メトロは乗換無しの1本で済むのです。また、CDG空港から
30分おきに出ると言う便の良さも考慮しました。どんなに楽な方法であっ
ても1時間に1本では、アパルトマンに着く予定時間に間合わない事態が
起きる可能性があります。バスは途中の混雑による遅れも計算に入れなく
てはなりません。後で詳しく説明することになりますが、私達は今日の夕
方の19:30までにアパルトマンに着かなくてはならないのです。
バスで移動の出口は「32番」。右側下にちゃんと「Les Cars AirFrance」と
書いてありました
表示に従って、バス乗り場まで来ました。ここに来るまでに、タクシー
やミニバスの客引きに数回声を掛けられました。日本人にとても慣れてい
ます。タクシーの場合は50€以上かかるかも知れませんが、ホテルの目の前
まで一番ラクに着くことが出来るでしょう。ボラれるかどうかは運任せと
なりますが。
乗り場には切符自動販売機がありました。でも画面で手順を読むのが面
倒なので運転手さんから直接買うことに。乗り場にはもう荷物係の人がス
タンバイしていて、降りる駅を聞いてきます。「Montparnasse,s'il vous
plait.」(モンパルナス、シルヴゥプレ)と言ったら、通じました。そう
そう、エールフランスに乗らなかった人(私達)でもこのバスは利用可で
す。
荷物を預けて、バスに乗り込みます。切符はカード払いに。これから色
々なシーンでカードを使うので、フランス語を調べておきました。運転手
さんに「La carte de credit?」(ラ キャルト ドゥ クレディ?)と
言ってカードを見せます。このフランス語もバッチリ。往復と言う意味の
「Retour」(ルトゥール)もついでに。確認すると、切符の中央辺りにち
ゃんと書いてありました。ペラペラのレシートのような紙ですが、この切
符は帰りにも使うので大切に保管します。クレジットの控えは別にくれま
すので、そちらもしっかり保管。一袋に日付を書いたビニール袋(チャッ
ク付 大き12×17㎝のもの)に溜めることにして、全部の日付を付けたも
のを持って来ました。
モンパルナスまでの往復切符。すんなり買えてホッとしましたが
30€は日本のリムジンより高目です
こちらは裏。本当にペッラペラです
自前の領収書入れ。ポストカードサイズがぴったりです
結果的に飛行機は15:30頃に着陸し、荷物を引き取って16:30発のバ
スに乗車。着陸してからバスに乗るまで1時間30分のロスを計算に入れて
いたのですが、1時間程度で済みました。バスの乗り心地は日本のリムジ
ンと全く同じ、車内は空いていて落ち着いた雰囲気。体力に自信が無い方
だけでなく、安全に気持ち良くスタートを切りたい方に向いていると思い
ます。車内の映像付きで流れるパリ案内を見ながらの、パリ入りでした。
リムジンから見たCDG空港からの風景。(撮影は娘)今日は曇り。
この草原には野生の兎がいるらしいです
セーヌ河を渡りました。バスは途中でリヨン駅に寄って客を降ろしてから、
終着のモンパルナス駅に向かいます
バスの終着モンパルナス駅で降り、周囲を見渡します。SNCF(フランス
国鉄)の大きな駅舎がすぐそばにあるのでホッとしました。(写真を撮っ
たはずでしたが、画像が残っていません。精神的に余裕が無かったんです
ね)予定より早くパリに着くことが出来て安心したのか、この時点で疲れ
を感じ始めました。空港から約1時間程度で着いたので時間的にはかなり
余裕があります。早く着いた時のために行こうと思っていた所が一つ。
わざわざマップ付きでスケジュールに入れていましたが、ここは無理せず
にパスすることにしました。
日曜日の今日、スケジュールを作る上で一番苦労した事。それはパリの
お店のほとんどがお休みと言うことです。団体ツアーではないので、今夜
の食事から自分で考えなくてはなりません。モンパルナス駅に早く着いた
場合に、ここで夕食を取りあえずゲットしておこうと考えていたお店があ
ります。名前は「Des GÂTEAUX et du PAIN」(デ・ガトー・エ・デュ・パ
ン)。どうせだったら美味しいお店をとついつい欲張る私。さんざん探し
て、「In Red 特別編集 大人可愛いパリ2013/2014 p62」で見つけてお
きました。更にネットで調べてみるとますますいいんです。以下はサイト
からの抜粋です。
<http://www.hayakoo.com/des_gateaux_et_du_pain/
>
実力派女性シェフの美しいブティック Des GÂTEAUX et du PAIN。思わず、ここは本当にパン屋さん?と、入るのに躊躇してしまう程、シックで、モダンなこのブティック。クレール・ダモン(Claire DAMON)さんが、2006年、大晦日にオープンした「デ・ガトー・エ・デュ・パン」(des GÂTEAUX et du PAIN)だ。
画像には著作権があるかと思いますので、興味を持たれた方はこのサイトに
行って見て下さい。美人なシェフさんと美味しそうな写真でいっぱいです。 是非
是非行ってみたいと思っていたんですが・・・。ここに一番近いメトロは「Pasteur」
(パスツール)。そう、あの予防接種を発見した19世紀の細菌学者 パスツール
さんの名前が付いた駅です。モンパルナスからメトロ6号線で一駅ですが、歩い
ても行けそうな距離だと思っていたのです。でも大きなキャリーケース と一緒で
は、とっても行く気力がありませんでした。お店の情報を載せますので、チャンス
がある方はどうぞ。ただし、直前にネットで再確認をお忘れなく。
*「Des GÂTEAUX et du PAIN」(デ・ガトー・エ・デュ・パン)
メトロ:Pasteur(6号線)
住所:63,Boulevard Pasteur 75015(15区)
営業時間:8:00~20:00 休:火曜日 カードOK
時間があるけれど、早目にアパルトマンに向かうことにしてSNCFのモ
ンパルナス駅に入りました。今降りたバス停(乗り場にもなっています)
を背にして、ぐるりと回って駅の正面に出ます。(多分建物の上に「SNCF
Gare Montparnasse」と書いてあったと思います)透明のドアを押して入
って、目の前はメトロへのエスカレーター。あっ、左に見えるのはパン屋
さんじゃないですか。早速、夕食のためのパンを買う事にしました。
昔は新しく出来た駅が機械的に見えたモンパルナス駅ですが、変わりましたね。
向かって左に座って食べる所もある、カフェテリアです。ここでサンドイッチ(ハ
ム・チーズ)4.5€、アップルパイ2.35€、エクレア2.90€を一つずつ買いました。合
計9.75€(約1,400円 以降、レート1€=143.7円手数料込で計算します)。帰国後
にお店について詳しく調べてみると、シャンゼリゼ通りやメトロのオデオンやCDG
空港にもあるチェーン店であることが判明。滞在中は全く気が付きもせずにパリ
中を歩き回っていました。
ケーキの品揃えも豊富。地方へのお土産になりそうな箱入りのお菓子もあります。