「あわのうた」を初めて聞いたのは、数年前に前橋で開催された山川紘矢さん、亜希子さんご夫妻の講演会に参加した時でした。
「あわのうた」は、「ホツマツタヱ」という古い文献に載っている歌で、古代のイザナギ、イザナミの神様が国を治めていた時代に、言葉の乱れを治すためにこの歌をうたったとのこと。
この歌を歌うと元気になるので、みんなで歌いましょうとのことで、坂井洋一さんが作曲された「あわのうた」を参加者みんなで歌いました。
ホツマツタヱという文献のことも、そのとき初めて聞きました。
古代の象形文字のような、ホツマ文字(ヲシテ文字ともいいます)で書かれています。
なんだか、可愛らしくてリズミカルな文字ですね
ホツマツタヱのことが気になり、後日、図書館で本を調べてみました。
見つけたのは、「ホツマツタヱ発見物語」松本善之助著 展望社 2016
天地(あわ)のうたは、言葉を美しくする歌として、子どもたちに教えられていた。この四十八音をはっきり言えるようになると、身体のめぐりが良くなり、病気をせずに長寿になると書かれています。言葉を直すということは、古代では重要だったことが分かります。
しばらくしてから、「言霊-ホツマ The Word Spirit」鳥居礼著 たま出版 1985
にも出会いました。
和琴のひとつである三弦琴を打って弾き歌う。
四十八音の言霊が五臓六腑を整える。
とあります。
先日、ふと「あわのうた」の母音に規則性があることに気づきました。
母音の並びが、あ い う え お お え う い あ になっているのですね。
あかはなま → 「あ」
いきひにみ → 「い」
うくふぬむ → 「う」
えけへねめ → 「え」
おこほのも → 「お」
とろそよを → 「お」
てれせゑ → 「え」
つるすゆ → 「う」
ん
ちりしゐ → 「い」
たらさやわ → 「あ」
メロディーは自由につけて歌ってもよいと聞いたので、思い浮かんだメロディーに箏の伴奏をつけてみました。yoshieさんに歌っていただいた動画を出してあります。
2年前の動画ですが、なんだかもっと昔のことのような気がします。
A=432HZで調弦しました。箏の伴奏楽譜が無料ダウンロードできます。
イチジクの実。。。上空でいつも熟れ具合を見ている鳥さんにはかないません(笑)