村上春樹さんの小説「街とその不確かな壁」
読みたいと思いながら月日がたち、2月にふと読み始めて、ようやく読み終えました。
この作品は、村上春樹さんが31歳のときに書かれた小説が元になっていて、その書き直しをして、40年後の71歳で第2部、第3部を追加し完成されたそうです。
あとがきには、「この作品は自分にとって何かしらとても重要な要素が含まれていると、僕は最初から感じ続けていた。」と書かれていました。
読み終えたところで、、、
「夢読み」の作業とは…
本が置いていない図書館って…
本体と影?
子易さんや、イエロー・サブマリンの少年はなぜ主人公が壁の向こう側に行っていたことが分かったのか。
宇宙には時間がないといわれている。
だとしたら、今の現実はもしかしたら壁の内側のできごとなのでは?
そもそも私は、本体なのか影なのか。
とりとめなく湧き上がる疑問符だらけの頭の中で、考えるのを放置。
まあ、そのうち何か気がつくかもね。
そして、小説の中に出てくる2つのキーワードは今の自分に貼りついてシンクロしていました。
「図書館」と「薬草茶」
「図書館」
今、図書館で働いていて、もちろんその図書館は本がいっぱいあるけれど。
図書館のレファレンス(相談窓口)って、誰かの夢解きのお手伝いをする「現実世界の夢読み」なんじゃないか、なんて思ったりして。
そして、昨年自分の身の回りに起こったこと、父が体調を崩したことなどや、ほかの様々な想いから、この3月に10年ほど勤めていた図書館の仕事を辞めることに決心した自分。
「薬草茶」
野草茶(薬草茶)が体に良いことを実感して、ここ2年ほど毎日飲んでいること。
色々なお茶をブレンドしたり何かできることをしたいと考えて「よもぎ」の栽培を始めたこと。
なんだか、今このタイミングでこの本を読み終えたというのが不思議にシンクロしていました。
主人公が夢読みの作業をイエロー・サブマリンの少年に委ねたように、私は、居心地の良い、大好きな場所と別れを告げて次の居場所に向かう…

