団塊世代の韓国考古学志向、さらに一段と | しもちゃんのブログ

しもちゃんのブログ

ブログの説明を入力します。

近年団塊世代の考古学徒、特に行政関係者の定年退職や再雇用終了が続くが、この世代、結構韓国考古学あるいは韓国への志向が強い。


若い(中年)の時から個人的にハングルを学び、時に渡韓を繰り返し、個人的に韓国で韓国考古学徒と交流を図ってる人が多く、結構名前を聞くことが多い。定年になると、時間に余裕ができるからその行動に拍車がかかっていることであろう。

 こうした場合、自費による個人的な動きであるから、その楽しみも自分に返ることが多いようである。一つの形となっている。


近年これとはちょっと違った渡韓ケースが出てきた。いずれも勤務卒業組か早退組であるが、年取って、韓国の文化財調査財団や大學に長期滞在するケースである。むかしから、韓国考古学に興味や関係をもっていた人で、列島でも一生懸命仕事をしてきた人である。個々の渡韓目的は異なっているようであるがそんな個別的理由ではなく、なにか通底する現象であるように思える。


それまでの不完全燃焼な関わりから脱出し、思いっきり韓国で研究をやってみたい、韓国の土地で過ごしながら考えてみたいなどの気があることは間違いないであろう。


でも、その人たちの本業が列島考古学であることは彼らの精神性の基本にある。それをやり尽くしたからだろうと推測するのは、ちょっと好意的を過ぎて傲慢というものであろう。そうすると何だろう。


列島を覆い尽くす閉塞性、二極化、それを受けた考古学社会、考古環境の閉塞性、息苦しさからの脱出に思えてならないが、どうでしょう。