何度かパーキンソン病の治療の話を書いてきました。
後一回くらいは、
その続きを書こうかと思いますが、
また今回は閑話休題です。
さて、
皆さんは辛い食べ物は好きですか?
ひーひーするような食べ物です。
僕は、ほどほどに好きです。
しかし、こういった辛い食べ物が体によいのか?
どうか?
というと、
どうも悪いような気がしていました。
なんだか胃や食道に刺激が強くて、
たとえば胃癌や食道がんなどの原因になるんじゃないか?
などと、
思っていたからです。
ところが、
唐辛子に入っているから辛さの成分、カプサイシンには様々な健康効果があることが以前から知られているようです。
カプサイシンには、
抗肥満作用、抗酸化作用、抗炎症作用、抗がん作用と、
もういいことずくめじゃないか?!
というような効果があるという報告があり、
唐辛子以外の香辛料に関しても、同様に健康に良い!とする報告が多いようです。
さて、
そんな背景の中で、
今回は中国での約50万人を対象にした研究で、
スパイシー料理と死亡リスクの関連が調査されたということです。
その結果、
日常的に辛い物を食べる人は最大で14%も死亡リスクが低かったというのです。
男女共に同じ結果が見られて、
アルコールを飲まない人では特にその傾向がおおきかったとのことです。
しかも、
がん、虚血性心疾患、呼吸器疾患による死亡リスクも低かったようなのです。
また、
ちょっとびっくりすることとして、
乾燥した唐辛子より生の唐辛子の方がカプサイシンやビタミンなどの栄養素が多く含まれていて、
よいとのことでした。
でも、
あまり生の唐辛子って食べませんよね。
本当に直接的にスパイシーな料理が健康にいい、とこの研究から言えるわけではないようですが、
それでも、そういう傾向がある、ということは言えるのかもしれません。
かといって、
きっと物には”適度”という言葉がありますので、
やみくもに辛い物ばっかり食べれば健康にいいというと、
それは違うだろうと思います。
適度に日常的に、スパイシーなものも食べるといいのかも、という程度のお話だと思いますので、
変に過信しないようにしてください。
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