多摩市の訪問看護は~とふる多摩センターのブログ

多摩市の訪問看護は~とふる多摩センターのブログ

訪問看護ステーションは~とふる多摩センターの代表シバタが訪問看護事業所の日常や、看護師の活躍を通じて思うことをお伝えしていきます。ひとりでも多くの方々に訪問看護の存在を知っていただけたら幸いです。訪問看護を目指す看護師さんも募集中です。

こんにちは!

 

訪問看護ステーションは~とふる多摩センター
「中の人」で代表のシバタです。

 

今回は、訪問看護師になってみたいという方々になにか参考になる情報をご提供できればいいなと思い、Q&A方式で書いてみました。

 

あくまでは~とふる多摩センターとしての回答になっていますので、別の事業所であれば、また違った良さや雰囲気があるかと思います。その点をご了承のうえご覧ください。

 

また、この記事をご覧になって、は~とふる多摩センターに少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、下のバナーから『求人専用サイト』を覗いてみてください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 どんなステーションですか?

 

東京都多摩市に平成29年6月に開業し、令和6年現在7年目です。もともと地元在住者である代表のシバタが地域の社会資源の一端として身を捧げたいという思いから起業した株式会社が運営しています。

 

訪問看護事業所によくあるリハビリ職の採用や、精神科の取扱いについては開業以来(今のところ)しておらず、看護処置一筋でやってきました。が、今後の出会いから当事業所がどのように変化、発展を遂げていけるかについては楽しみなところでもあります。

 

 

 どんな理念を持っていますか?

 

『地域に根差したあんしんケア』を大目標に、「やさしさ」「ていねいさ」「わかりやすさ」という三つの姿勢を大切にしてきました。在宅支援者の価値は技術面だけにとどまりません。人が好き、地域が好き、ふれあいが好きというヒューマニズムの部分がとても大切だと信じています。

 

 

 働く職場、スタッフの雰囲気は?

 

やさしい看護師スタッフ、事務スタッフに恵まれた職場です。小さなステーションですが、従業員同士の仲が良く、今まで職場内での揉め事や派閥が発生したといったことは一度もありません。

 

雰囲気としてはイケイケノリノリというより、おっとりニコニコといった感じで、スタッフは全体的に仕事に対してとても真面目な性格だと思います。非常勤看護師は今のところ?全員ママさんナースです。働き方は多様ですがお互いで協力し合いながら日々のケアにあたってくれています。

 

 

 研修はどのような感じですか?

 

入職初日に簡単な座学で代表から事業所の方針や、日常ルールについてのレクチャーがあり、そこから同行訪問になります。おおまかな方針としては「焦らず急がず」が基本で、約ひと月、先輩看護師について訪問先をまわっていただきます。その間、早くから馴染んでくださったご利用者様のお宅から徐々に単独訪問に切り替えながら、自然に無理なく通常業務に導入できるように心がけます。

 

当事業所に入職される方には、訪問看護経験ゼロで技術面の不安があるとおっしゃる方が多いです。もちろん教則本的な知識は大切ですし事前にお伝えしていきますが、在宅は個別性が強く、技術の使い方ひとつとってもご利用者様によってはその方オンリーの特有なひと工夫が必要なことも。ですから、看護師同士のコミュニケーションによる実地の指導はとても大切なものだと考えています。

 

 

 訪問看護ってどんなことをするのですか?

 

原則として、訪問看護は「療養上のお世話」をするとされています。守備範囲はとても広く、全身状態の把握、服薬管理、療養指導、簡単な運動の支援、清潔保持、排泄介助、療養環境調整、医師との連携、ご家族様の支援…などなど、挙げればキリはありません。


実際には「医師の指示」「ケアプラン」に基づいて、定められた訪問時間で過不足なく支援を実施することになります。よほどの事情がない限り、時間内に終わり退室することができますので、どうかご心配なさらないでください。

 

 

 一日の訪問件数はどのくらいですか?

 

8時間勤務での勤務だとすると、平均5~6件の訪問先をまわっていただきます。訪問ルートはなるべく同地域内を無理なく回れるように設定いたしますし、すべて自動車で訪問していただきます。

休憩時間については、訪問の合間に事業所に戻って他のスタッフと一緒にランチされる方が多いです。場合によっては、訪問の流れの関係で車内で召し上がったり、外食をされたりする方もいらっしゃいます。

 

 

 訪問は担当制ですか?

 

は~とふるでは建付けとして担当制とはしていません。臨時対応が多いステーションですので、ひとりのご利用者様を対応できる看護師はなるべく多いほど良いと考えるからです。

 

ただし、訪問予定は週単位のシフトがベースとなっていますので、意図せず「ゆるやかな担当制」になるのが実情です。また、精神不安の強いご利用者様などには、このことのメリットもあります。

 

シフトを組むに際しては、出来る限り柔軟性を心がけ、看護師ひとりに過度に重い責任がかかりすぎないようにしております。

 

 

 情報共有や相談手段はどんな感じですか?

 

前提として朝礼と終礼は必ず実施しておりますが、直行直帰の看護師や、日中で帰宅する非常勤スタッフもいるので、必要な情報にいつでもアクセスできるように整えております。訪問するスタッフ全員に携帯電話とタブレットをお渡ししています。

 

  携帯電話では「通話」と「ショートメール」
  タブレットでは「記録システム」と「SNS」

 

それぞれのツールを緊急性に応じて活用していただいています。忙しいスタッフ同士の緊急時に対しても、事務スタッフが中継役となってくれます。不測の事態で、看護師が訪問先で孤独にならないよう出来る限りの対策で準備しております。

 

 

 訪問以外のにどんな業務がありますか?

 

日々の訪問ごとに記録を残していただくほかに、訪問看護ステーションとして共通で義務付けられている書類作成があります。「当月分の報告書」と「次月分の計画書」です。これらもタブレットで作成可能ですので、看護師は月末が近づくにつれ訪問の合間にコツコツとこなしてくださっています。

 

また必要に応じて、医師やケアマネさんなどに情報提供をするため電話をすることもあります。

 

 

 オンコールはどのようになっていますか?

 

訪問看護の存在意義のひとつと言っても過言でない大切な業務ですが、夜間のコールが鳴らなければ、待機していただいただけで「オンコール手当」がつきます。電話があれば、相手方のご不安やご要望をうかがって、必要があれば訪問をいたします。


これから入職される方でオンコールをお願いするとすれば、常勤で週に1~2回、非常勤で週に1回というところです。ただし、今後の新しい職員が入職し負担分散がなされれば週1回原則にしていきたいと思っています。

 

 

 残業はどのくらいありますか?

 

訪問業務後に終礼をして業務終了となりますが、ケアの関係で終礼終了が業務時間を過ぎてしまうことがあります。その際には過ぎた分が15~30分ほど残業となることがあります。また大幅なケア延長が見込まれる場合には、あらかじめ終礼そのものを取り止めて定刻終業とすることもあります。

 

原則として、残業は極力おさえて早めに帰宅しましょうという方針です。

 

 

 給与、賞与はどんな感じですか?

 

正社員に関する話になりますが、基本給に残業とオンコール手当がつくことで、総支給額で平均34~35万円程度になるとお考えください。これまでの実績で、仕事が軌道に乗った常勤看護師の総支給額が33万円を下回ったことはありません。ただしは~とふるの場合は、そこよりも「年次昇給」を充実させようと考えています。

よく「看護師のお給料はスタートこそ高いけど、その後はそのまま」ということをよくうかがいます。は~とふるの場合は「基本給を年次で昇給」しています。基本給を上げるということは賞与額も年々上がっていきますので、長年勤務していただければそれだけリターンも大きい仕組みにしております。

地域に根を下ろして仕事をすることと、生活基盤を堅牢に固めるということは、相伴うべきものだと思っています。訪問看護に全力で頑張りたいという方を、は~とふるは全力で応援いたします。

 


以上、ざっと思いつく限り書いてみました。他にもなにかお聞きになりたいことがありましたら、ぜひコメント欄にご質問ください。稿を改めて回答させていただければと思います。

 

 

 

 

訪問看護ステーションは~とふる多摩センター

「中の人」で代表のシバタです。

 

過去2回にわたって、私たちが大切にしている「3つの目指す姿」についてお話させていただきました。「3つの姿」とは以下の通りです。

 

やさしさ
ていねいさ
わかりやすさ

 

今回は、三つ目の「わかりやすさ」について。

 

ここでいう「わかりやすさ」とは、「どの相手に対しても平易な言葉で説明できるチカラ」ということになります。

 

医療に関する専門的なことがらは一般には分かりづらいものです。そもそも医学自体が高い知識と教養が求められる学問ですので。当然といえば当然です。

 

また、場面によっては、生命の核心にせまるような話題はストレートについて、表現を避け婉曲的に語られるケースもあるため、患者サイドからすればじれったいと思うこともあるかもしれません。これについては、医療者の葛藤も充分理解できます。

 

しかし一方で、患者には「自分の生命のことについて、正しい情報を得て、自分の人生を自分で決めていく権利、強い希望」を強くお持ちです。在宅の世界は患者主体の空間ですので、特にその部分が色濃く現れます。

 

ですから、訪問看護師がご利用者様と取り交わす日常の支援における情報伝達では、難しい医療用語はなるべく一般的な語彙に置き換えて、伝わりやすくお話しする必要があると考えます。

 

これは、情報内容の正確さの追求のみならず、言葉の行き違いや誤解を回避するための説明責任にも繋がります。

 

訪問看護ステーションを開業して今日まで、骨身にしみて思うのは、看護師という存在がいかにご利用者様に頼っていただけているかということです。在宅では様々な関連業種が介入してくださっているにも関わらず、「相談事はまずは看護師さんに」となりがちです。医療上の相談事はもちろん、福祉用具の扱いや食事について、はたまたご逝去後の葬儀社の選定に至るまで多種多様です。もちろん越権にならぬよう、相談内容に応じて適切な相談先にお繋ぎしていますが。

 

そう考えると、訪問看護師には本来業務の他に職種間の「橋渡し役」「メッセンジャー」として、在宅ならではの特有の役割があるのだなと痛感します。

 

そう思うたびに、簡潔かつ正確な説明能力を、スキルとして求められるのだと再認識させられます。「中の人」シバタも襟元を正し、スタッフに対してわかりやすい説明をしなければと、日々反省です(汗)


訪問看護ステーションは~とふる多摩センター

「中の人」で代表のシバタです。こんにちは!

 

今回も前回同様、「は~とふるが目指す訪問看護」と題して、お話をさせていただきます。

 

私たちの大目標『地域に根差したあんしんケア』を支える3本の柱が以下の通りです。

 

やさしさ
ていねいさ
わかりやすさ

 

今回の記事では、三つの原則のふたつめ「ていねいさ」について、詳しくお伝えいたします。端的にいえば、「日常の所作について、せっかくするなら雑にするより、品よく」ということになります。

 

 

 所作における「ていねいさ」

 

たとえば、物を雑に置くと、ガタッと硬く耳障りな音がします。喫茶店でお水やコーヒーを雑にテーブルに置かれドキッとした経験はありませんか。せっかくのくつろぎタイムに影をおとしますよね。在宅療養で穏やかにお過ごしになりたい方や、平時でさえ精神的に不安をお持ちの方であればなおさら。一部の方がお使いの補聴器も品質によってはこのような硬質な音を敏感に拾ってしまうことがあるそうです。

 

音のことだけでなく、切ったテープを近くの椅子のヘリに何枚もペタペタと貼り付ける。バケツに水を注ぐ時、勢いよくジャバジャバと跳ねる水滴をまき散らしながら入れる。ご利用者様の頬にかかった数本の髪の毛に気付かない、または気付けないなど…普段の生活での何気ない「所作」の中には、振り返って一度考えると、ほんのちょっとの見直しで大幅に改善できるものが意外に多いものです。

 

二択でシンプルに考えれば、「冷たさより温かさ」「硬さより柔らかさ」「暗さより明るさ」「厳しさより優しさ」「下品より上品」などのように、物事を二択に捉えることで、どちらが療養者に対する所作としてふさわしいか明らかに分かります。

 

しかし、支援する私たちはそれなりに元気に日常を過ごせているためか、品よくふるまうことの大切さつい忘れてしまったり、結果優先の風潮で多少のミスは見過ごされたりされがちな世界に生きているために、所作の「ていねいさ」に鈍感になってしまいがちです。

 

「中の人」である私自身が一番気を付けなければならないのではないかと思うくらい、この点においては未熟さを痛感せざるを得ません。

 

 言葉づかいにおける「ていねいさ」

所作のほかにもうひとつ「ていねいさ」を心掛けたいと考えるのは、言葉づかいについてです。

 

医療・介護の業界は、他の業種と比較して接遇における言葉づかいについての成熟が少し遅れているように感じています。なかでも気になるのは、支援者が利用者様に対して発するいわゆる友達口調、俗にいうタメグチです。

 

他業種から参入した私自身、看護師さんもヘルパーさんも、支援をお仕事とされている方々は皆さまとても真面目で誠実だと痛感しています。目の前の利用者様に対して心から健康と安定を願いながら、時にはご自分の損得を顧みずひたむきにお仕事をされている様子を何度も目にしています。

 

結果として、そこに親しみやすい空間が作られ、お付き合いが長くなるなかでご利用者様の満足度も高まり、相互で絆が深まりケアの質が高まることになります。

 

しかし一方で、そのフレンドリーさの延長線上で、支援者のなかには「敬語は堅苦しいので」と、親しみのひとつの表れとして、いつの間に、または意図的に友達口調になってしまう方もいらっしゃるようです。

 

在宅療養者の多くはご高齢者。皆さまとても謙虚で、なかには子や孫のように若い支援者の来訪を心待ちにしておられる方も多く、友達口調容認の空気が作られやすいことは確かに間違いありません。しかし、私たちはご利用料金をいただいて提供しているサービスであるということや、すべてのご高齢者様がフランクな対応を歓迎しておられるとは断言できないことを考えると、所作同様、品の良い、感じの良い接し方が望ましいと考えております。

 

 なぜ、「ていねいさ」が大切なのか

確かに、「目の前のご利用者様が喜んで受け入れてくださっているんだから、どんな接遇をしていても、現に親しんでもらえているからいいじゃないか」という主張も存在するかもしれません。

 

しかし、は~とふる多摩センターの立場としては、私たちは行政から許認可をいただいている「社会集団」であり、地域の「社会資源」であると自己認識しています。利用者と支援者との間のみで許されることでも、少し遠巻きから様子を見ている周辺のご家族やご関係者、多職種等の目に、その光景をどう映るかを想像する力が必要だと考えます。

 

フランクな対応が許されるのは、そのケアがいつでもミスなく完璧にこなされている場合のみです。もし何かの誤解でその関係性に亀裂が生じてしまったら、それまでの対応は「なれなれしかった」に変わり、修復不可能な事態にまで発展する可能性だってあります。今風な言い方をすると「蛙化現象」と表現すればいいでしょうか。そうなったら、健康と安全、安楽を願うケアどころではなくなってしまいます。

 

余談です。私は毒蝮三太夫さんが大好きなのですが、あの方は毒舌キャラクター、「世間に容認されている」からこそ、その裏にある相手への尊敬が際立ち、老人ホーム慰問での一見失礼とも思えるビックリ発言を、高齢者様たちはむしろ期待し、喜び、笑い、「いやーおかげで元気になった、マムシさん来年も来てね!」とおっしゃるのだと想像します。あれはあの方の素晴らしい「特殊能力」なのだと思っていますし、一般があの境地を目指すべきではないのだろうなとも思います。

 

「中の人」である代表シバタも、プライベートでは、実父が訪問看護を利用しており、さしずめ私は利用者家族です。提供側、利用者側のダブルスタンダードを大切に、事業所が進むべき道をいつでも深く考えていきたいと思っています。

こんにちは!

訪問看護ステーションはーとふる多摩センターです。

 

本日は「私たちが目指す姿」というテーマで、3回にわたってお話をさせていただきたいと思います。

 

私たちの理念は『地域に根差したあんしんケア』です。この大目標をカタチにするために、日常の業務で大切にしたいと願う3つの柱があります。

 

やさしさ
ていねいさ
わかりやすさ

 

訪問看護師としてだけでなく、職業人として私たちが目指すべきと考えるのはこの三本柱です。もちろん「中の人」である代表のシバタをはじめ皆がまだまだ未熟ですし、「言っているあなたが出来ているの?」と問われれば…まだまだです。

 

しかし、だからこそ、キャリアの差に関係なくお互いを高め合うため、常に念頭に据えて目指すに値するに相応しい目標なのだろうと考えています。もしかしたら、一生道半ばに終わるかもしれないものなのかもしれません。

 

今回は、原則のひとつめ「やさしさ」について詳しく触れてみたいと思います。

 

一般に、病院は医療主体の現場であり、その使命は治療です。患者様は回復というゴールに向けて医師や看護師など医療従事者の指導を仰ぎながら、病院が定めた生活リズムとルールのもとで療養生活をお過ごしになります。

 

一方で、「在宅」では、その関係性はある意味において逆転します。

 

住み慣れたご自宅で、患者様はご自分のペースを守ってお過ごしになりたいとご希望されます。たとえお身体がいかなる状態でも、在宅ではその方の生き方が「掟」であり、ご自分らしく「我がまま」をお過ごしになりたいと願っておられます。

 

プライベートな空間であるご自宅への介入をお許しいただき、療養上のお手伝いをさせていただく立場としては、あらゆることを患者主体に進めることが求められます。

 

心身の状態から不安もあるであろう患者様のお気持ちに沿った言葉や行動で、相手の判断を尊重しながら、お声にゆっくりと耳を傾け、常に笑顔でいることが訪問看護師には肝要なのだろうと、私たちは考えています。

 

もちろん、患者様に対してばかりでなく、多職種連携においても、ステーション内においても、お互いを思いやり合いながら、要らぬ揉め事なく過ごし、円満に支援業務を進められることが、全てを好循環に向けるための秘訣なのだろうと確信しています。

 

対患者における、あるいは対連携先における「やさしさ」とは具体的にどういうものなのか…もちろん看護の教則本には載っていません。しかし決して難しいテクニックではないと考えております。今まで、家族、学校の先生、先輩、同僚、友人など、ありとあらゆる人間関係の中で得てきた他者への思いやりのことだと思えばシンプルではないでしょうか。

 

は~とふるの自慢は、すべてのスタッフが事業所内外でやさしく振る舞え、自分よりも仲間が褒められることを素直に喜ぶことができること、その結果として、事業所内がいつも楽しい雰囲気で賑わっていることです。

 

「やさしさ」をひとことで語ることはなかなかできません。今回ご案内できなかったものとして、たとえば、「適度に距離感をとるやさしさ」もあれば、「あえて何もしないやさしさ」などもあるかと思います。それらについては稿を改めて。

 

読者様の中には、訪問看護に興味がある看護師さんもいらっしゃるかもしれません。そんな皆さんには強くお伝えしたいです。技術ばかりでなく、あなたの中に幼い頃から培われ、本来備わっている「素晴らしい側面」がストレートに認められる世界であるというのも、訪問看護の魅力のひとつなのかもしれません。

こんにちは。

訪問看護ステーションはーとふる多摩センターです。

 

今回は私たちが働いている事業所の様子をご覧いただこうと思います。

 

もっとも、私たちは訪問事業ですので、デイサービスのようにご利用者様を受け入れるような立派な設備があるわけではありません。ごくごく普通の事務所ですので悪しからず(笑)

 

 

まずは外観。

こんな感じです。

 

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玄関上、ガラス戸の上には事務員さんが折に触れて考えてくれる標語があります。スペースの関係で12文字以内という制限がありますが、頑張って道行く人の目に留まる標語を考えてくれています。

 

立て看板もいつも事務員さんが可愛らしいイラストを描いてくれています。右の掲示板は「中の人(代表シバタ)」のDIYです。

 

 

続いて内観です。

 

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『は~とふる』ではひとりひとりに机が与えられている訳ではありません。その時の気分で好きなところに座れるように丸テーブルが2つあるだけです。個人机が無く共有なので、机上はいつもキレイな状態。

 

作業内容に応じてブースで仕切られたPCデスクで集中することもできます。

 

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こちらのテーブルでもタブレットを使って訪問の合間に書類作業をする看護師さんがいます。

 

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仕事をしながら、または休憩中にお茶やコーヒーをお楽しみください。休憩をスペースの片隅にこんなスペースをご用意しております。これも「中の人」のDIYです(笑)

 

訪問看護師の主戦場は訪問先の現場です。ですから、事業所に帰ってきた時くらい、ゆったりくつろいでお過ごしいただきたいと思っています。疲れて戻っても、やさしい事務さんがいつも明るく出迎えてくれます。

 

簡単ですが、事務所のご様子の紹介でした。

こんにちは。

訪問看護ステーションはーとふる多摩センターです。


今回は、前回に引き続き、私たちの活動の中心地、「多摩市」についてお伝えしていきます。訪問看護は地域医療です。その街を知ることで、より仕事が楽しくなると思っています。

 

 

ベッドタウンとしての多摩ニュータウン

多摩市は「多摩ニュータウン」というエリアの中心地的存在です。「多摩ニュータウン」は、いわゆる「ベッドタウン」です。今から約60年近く前、1960年代に開発が始められた街です。南大沢を中心とした八王子市東部から、若葉台を中心とした稲城市西部までの東西約10キロにわたり拡がる一大住宅地で、「日本最大のニュータウン」となります。

 

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エレベーターのない羊羹(ようかん)型団地と呼ばれるタイプ

 

開発当初は、公団住宅に入居するにも抽選を経なければならず、まさに「夢のニュータウン生活」でした。当選したラッキーなご家族が第一陣、第ニ陣と他地域からお引越しして来られ、ほどなく街は大変な活気とともに発展しました。驚くべきことに、一辺5~6キロの四角にすっぽり収まってしまうほどの小さい多摩市内に、百貨店が2件もあったり、なんとドライブインシアターまであったりした…そんな時代がかつてはありました。

 

ところが、全国のニュータウン開発が例を示すように、当初の期待ほどの人口は集まらず、入居世帯の二世世代の多くは市外に流出していきました。現在、残された親世代は高齢化し、その多くがご夫婦または独居で築50年を経過するエレベーターの無い団地棟にてお過ごしになっています。

 

ニュータウン内の各街区にある商店街も、大半の店舗にシャッターが下りています。バス路線も何系統も廃線され、お買い物や通院といった必要な外出すらもままなりません。

 

 

実は楽しさいっぱいの多摩市

様々な課題もありますが、もちろん素晴らしい点も盛り沢山です。

 

ニュータウンならではの緑地と融合した街づくりは子育てには最高のシチュエーション。実は多摩市は行政の育児支援も全国的にトップレベルなのです。

 

ロケーションが素晴らしく、仕事中も度々映画やドラマの撮影現場に遭遇します。サンリオピューロランドは外国人観光客含め多くの観光客で休日には大賑わい。温泉施設も周辺市含めざっと5施設。劇場や大きな公園も多数あり、レジャーも大いに楽しめます。

 

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多摩センター駅前エリア

 

京王電鉄の駅が3駅あり、すべてに特急が停車します。小田急鉄道の駅も3駅あります。多摩センターには多摩都市モノレールも乗り入れがあり、新宿、立川方面への交通は抜群です。

 

主要な病院が、周辺市含めパッと思いつくだけでも7院は挙げられます。もちろん救急体制については全国的な課題は残りますが、お年を重ねてからの支援体制としては、かなり安心できる地域であることも自慢のひとつです。

 

老朽化された団地棟ですが、現在徐々に建て替え転居の計画が進められており、住み慣れた街で最期まで過ごすというライフスタイルは充分実現されます。

 

 

そんなエリアで私たちは訪問看護事業を行っておりますが、もちろんまだまだ課題は沢山あります。先にも挙げましたとおり、独居の方、その中でも身寄りのない方がとても多いですのが現状です。団地といっても入退居の頻繁な賃貸エリアでは隣人同士のコミュニケーションも希薄なケースが多く、フォーマル/インフォーマルの双方の形での見守り体制は重要課題です。

 

私たちも様々な事例を通して日々学ばせていただいております。

 

改めて、今度は多摩のもっと面白い部分をお届けできればと思いますので、懲りずにお付き合いいただければ幸いです。

こんにちは。

 

多摩市の訪問看護ステーション

は~とふる多摩センターです。

 

今回は、私たちが日頃活動している『東京都多摩市』について、少しお話したいと思います。きっと長くなるだろうと思うので、今回を第一弾として、何回かに分けてご案内していこうかと思います。

 

東京都多摩市は新宿から京王、小田急で都心から約40分ほどのいわゆる『ベッドタウン』です。今から約50年ほど前に多摩ニュータウン開発が始まり、当時は公団住宅に当選した入居者で大変賑わいある街だったそうです。そのころの様子がをモノクロ写真で見ると(ここでは掲載できませんが)、野山を削って作られた見渡す限りの更地の様子がうかがえます。なんとなくの様子はジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』をご覧になるとイメージがつかみやすいと思います。

 

 

現在となっては、当時の第一次入居者層はみな後期高齢者となり、旅立たれた方々も少なくありませんが、ご健在の方々の多くは老朽化した団地建物にて余生をお過ごしになっています。

 

エレベーターが無い物件も多く、ご高齢者にはなにかと不自由な環境す。そして、配偶者を亡くされた方々の独居住まいも年々増加しています。在宅介護のニーズがますます増大している地域で、それに伴って訪問看護ステーションの事業所数も増えつつあります。

 

私たちは~とふる多摩センターも、この地に開業して七年目。ますます頑張っていかねばならない中で、多くの看護師さんが訪問看護に関心を持ってくだされば…と、願うばかりです。

こんにちは。

訪問看護ステーションは~とふる多摩センターです。

私たちは多摩ニュータウンの地に事業所を構えて7年目の事業所ですが、これまでモットーとしてきた根本的な考えについて、今回はお伝えしていこうと思います。

私たちが大切にしてきた標語…それは『地域に根差したあんしんケア』です。

『地域に根差す』とは

訪問看護は地域あってのお仕事です。患者様も地元在住者、協働する関連職種もすべて地場で経営されている方々ばかりです。

キーワードはいつでも「地域」。お年を召しても住み慣れた環境で長く過ごしたいと願う方たちを支援する私たちは、医療資源にとどまらぬ地元の社会資源として仕事をしていきたいと強く願います。

『あんしんケア』とは

看護師のケアは、技術と経験に裏付けられたものなので、そもそも安心・安全を旨に提供を心がけています。しかし、ここでいう「あんしん」とは、あえて一言でいえば「ホスピタリティ」のことであると考えています。

その方がご自分らしく過ごせる空間、「ご自宅」で処置をさせていただく看護師は、あくまで脇役。そして礼儀や礼節を重んじながら「優しい看護」を提供できることが大切だと考えています。

 

シンプルかつとても難しいことですが、「は~とふるらしい訪問看護」にとって欠くことのできない考え方です。

こんにちは。

 

私たちは訪問看護事業所ですが、週末には地域にてコミニュティサロンを開催しております。

 

名前は『大人の学校』といいます。

 

 

『学校』というからには、学びを通じて集いながら、地域住民同士が知り合って、高め合いながら楽しみを分かち合い、ゆくゆくは地域の輪に繋がればと願って継続しています。

 

 

内容としては、今のところ、、、

・終活講座

・太極拳

・ストレッチ

 

…などを中心にしていますが、2024年はさらに内容を充実させて、より多くの方々に足をお運びいただけるように発展していければと思います。

 

そもそもなぜ訪問看護ステーションがサロンを??

 

そのあたりの大切な部分については、投稿を改めて少しずつお伝えさせていただければ幸いです。


 

多摩市の訪問看護ステーション

は~とふる多摩センターです。

 

多摩ニュータウンで開業し、いつのまにやら7年目の事業所となりました。

 

 

は~とふる外観です😊

 

 
このブログでは、私達の訪問看護に向ける想いと、事業所の日常をお届け出来ればと考えています。

 

執筆をいたしますのは、は~とふる多摩センター代表のシバタと申します。私は医療者ではなく経営側の者です。ですので、看護師の活躍を後方支援する立場からの視点で記述してみたいと思います。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

訪問看護ステーションは~とふる多摩センター

〒206-0041東京都多摩市愛宕4-6-25-102

TEL:042-356-2082

shibata@ns-heartful-tama.co.jp

 

は~とふる多摩センター公式ページ 

 

 

 

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