訪問看護師になってみませんか | 多摩市の訪問看護は~とふる多摩センターのブログ

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訪問看護ステーションは~とふる多摩センターの代表シバタが訪問看護事業所の日常や、看護師の活躍を通じて思うことをお伝えしていきます。ひとりでも多くの方々に訪問看護の存在を知っていただけたら幸いです。訪問看護を目指す看護師さんも募集中です。

こんにちは!

 

訪問看護ステーションは~とふる多摩センター
「中の人」で代表のシバタです。

 

今回は、訪問看護師になってみたいという方々になにか参考になる情報をご提供できればいいなと思い、Q&A方式で書いてみました。

 

あくまでは~とふる多摩センターとしての回答になっていますので、別の事業所であれば、また違った良さや雰囲気があるかと思います。その点をご了承のうえご覧ください。

 

また、この記事をご覧になって、は~とふる多摩センターに少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、下のバナーから『求人専用サイト』を覗いてみてください。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 どんなステーションですか?

 

東京都多摩市に平成29年6月に開業し、令和6年現在7年目です。もともと地元在住者である代表のシバタが地域の社会資源の一端として身を捧げたいという思いから起業した株式会社が運営しています。

 

訪問看護事業所によくあるリハビリ職の採用や、精神科の取扱いについては開業以来(今のところ)しておらず、看護処置一筋でやってきました。が、今後の出会いから当事業所がどのように変化、発展を遂げていけるかについては楽しみなところでもあります。

 

 

 どんな理念を持っていますか?

 

『地域に根差したあんしんケア』を大目標に、「やさしさ」「ていねいさ」「わかりやすさ」という三つの姿勢を大切にしてきました。在宅支援者の価値は技術面だけにとどまりません。人が好き、地域が好き、ふれあいが好きというヒューマニズムの部分がとても大切だと信じています。

 

 

 働く職場、スタッフの雰囲気は?

 

やさしい看護師スタッフ、事務スタッフに恵まれた職場です。小さなステーションですが、従業員同士の仲が良く、今まで職場内での揉め事や派閥が発生したといったことは一度もありません。

 

雰囲気としてはイケイケノリノリというより、おっとりニコニコといった感じで、スタッフは全体的に仕事に対してとても真面目な性格だと思います。非常勤看護師は今のところ?全員ママさんナースです。働き方は多様ですがお互いで協力し合いながら日々のケアにあたってくれています。

 

 

 研修はどのような感じですか?

 

入職初日に簡単な座学で代表から事業所の方針や、日常ルールについてのレクチャーがあり、そこから同行訪問になります。おおまかな方針としては「焦らず急がず」が基本で、約ひと月、先輩看護師について訪問先をまわっていただきます。その間、早くから馴染んでくださったご利用者様のお宅から徐々に単独訪問に切り替えながら、自然に無理なく通常業務に導入できるように心がけます。

 

当事業所に入職される方には、訪問看護経験ゼロで技術面の不安があるとおっしゃる方が多いです。もちろん教則本的な知識は大切ですし事前にお伝えしていきますが、在宅は個別性が強く、技術の使い方ひとつとってもご利用者様によってはその方オンリーの特有なひと工夫が必要なことも。ですから、看護師同士のコミュニケーションによる実地の指導はとても大切なものだと考えています。

 

 

 訪問看護ってどんなことをするのですか?

 

原則として、訪問看護は「療養上のお世話」をするとされています。守備範囲はとても広く、全身状態の把握、服薬管理、療養指導、簡単な運動の支援、清潔保持、排泄介助、療養環境調整、医師との連携、ご家族様の支援…などなど、挙げればキリはありません。


実際には「医師の指示」「ケアプラン」に基づいて、定められた訪問時間で過不足なく支援を実施することになります。よほどの事情がない限り、時間内に終わり退室することができますので、どうかご心配なさらないでください。

 

 

 一日の訪問件数はどのくらいですか?

 

8時間勤務での勤務だとすると、平均5~6件の訪問先をまわっていただきます。訪問ルートはなるべく同地域内を無理なく回れるように設定いたしますし、すべて自動車で訪問していただきます。

休憩時間については、訪問の合間に事業所に戻って他のスタッフと一緒にランチされる方が多いです。場合によっては、訪問の流れの関係で車内で召し上がったり、外食をされたりする方もいらっしゃいます。

 

 

 訪問は担当制ですか?

 

は~とふるでは建付けとして担当制とはしていません。臨時対応が多いステーションですので、ひとりのご利用者様を対応できる看護師はなるべく多いほど良いと考えるからです。

 

ただし、訪問予定は週単位のシフトがベースとなっていますので、意図せず「ゆるやかな担当制」になるのが実情です。また、精神不安の強いご利用者様などには、このことのメリットもあります。

 

シフトを組むに際しては、出来る限り柔軟性を心がけ、看護師ひとりに過度に重い責任がかかりすぎないようにしております。

 

 

 情報共有や相談手段はどんな感じですか?

 

前提として朝礼と終礼は必ず実施しておりますが、直行直帰の看護師や、日中で帰宅する非常勤スタッフもいるので、必要な情報にいつでもアクセスできるように整えております。訪問するスタッフ全員に携帯電話とタブレットをお渡ししています。

 

  携帯電話では「通話」と「ショートメール」
  タブレットでは「記録システム」と「SNS」

 

それぞれのツールを緊急性に応じて活用していただいています。忙しいスタッフ同士の緊急時に対しても、事務スタッフが中継役となってくれます。不測の事態で、看護師が訪問先で孤独にならないよう出来る限りの対策で準備しております。

 

 

 訪問以外のにどんな業務がありますか?

 

日々の訪問ごとに記録を残していただくほかに、訪問看護ステーションとして共通で義務付けられている書類作成があります。「当月分の報告書」と「次月分の計画書」です。これらもタブレットで作成可能ですので、看護師は月末が近づくにつれ訪問の合間にコツコツとこなしてくださっています。

 

また必要に応じて、医師やケアマネさんなどに情報提供をするため電話をすることもあります。

 

 

 オンコールはどのようになっていますか?

 

訪問看護の存在意義のひとつと言っても過言でない大切な業務ですが、夜間のコールが鳴らなければ、待機していただいただけで「オンコール手当」がつきます。電話があれば、相手方のご不安やご要望をうかがって、必要があれば訪問をいたします。


これから入職される方でオンコールをお願いするとすれば、常勤で週に1~2回、非常勤で週に1回というところです。ただし、今後の新しい職員が入職し負担分散がなされれば週1回原則にしていきたいと思っています。

 

 

 残業はどのくらいありますか?

 

訪問業務後に終礼をして業務終了となりますが、ケアの関係で終礼終了が業務時間を過ぎてしまうことがあります。その際には過ぎた分が15~30分ほど残業となることがあります。また大幅なケア延長が見込まれる場合には、あらかじめ終礼そのものを取り止めて定刻終業とすることもあります。

 

原則として、残業は極力おさえて早めに帰宅しましょうという方針です。

 

 

 給与、賞与はどんな感じですか?

 

正社員に関する話になりますが、基本給に残業とオンコール手当がつくことで、総支給額で平均34~35万円程度になるとお考えください。これまでの実績で、仕事が軌道に乗った常勤看護師の総支給額が33万円を下回ったことはありません。ただしは~とふるの場合は、そこよりも「年次昇給」を充実させようと考えています。

よく「看護師のお給料はスタートこそ高いけど、その後はそのまま」ということをよくうかがいます。は~とふるの場合は「基本給を年次で昇給」しています。基本給を上げるということは賞与額も年々上がっていきますので、長年勤務していただければそれだけリターンも大きい仕組みにしております。

地域に根を下ろして仕事をすることと、生活基盤を堅牢に固めるということは、相伴うべきものだと思っています。訪問看護に全力で頑張りたいという方を、は~とふるは全力で応援いたします。

 


以上、ざっと思いつく限り書いてみました。他にもなにかお聞きになりたいことがありましたら、ぜひコメント欄にご質問ください。稿を改めて回答させていただければと思います。