寄船防空砲台 | 遺産、遺跡を求めて…

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見りゃわかるさ(笑)

『寄船防空砲台』


西海町横瀬郷にある「琴平神社」周辺に少し遺構が残ります。






遺構はこの周辺広範囲に残ってると思われますが、先にアップした「面高堡塁」近くの養豚場敷地にも残ってるので、今回はスルーしました。

今回は琴平神社周辺だけの探索です。
あまり奥までは探索してませんので、まだ他にも遺構が残ってるかもしれません・・・


多分・・・昭和19年12月頃には防空砲台として機能してたと思います。

備砲・・・12.7cm連装砲×3基 25mm機銃(96式?)×5基 13mm連装機銃×2基(ホ式高射機関砲?)



では。。。


先ずは琴平神社・・・








鳥居の左手には・・・




「海軍用地」の石柱・・・移設。




裏には「第二號」








12.7cm連装砲砲座への階段・・・





砲座は緑に侵されてます・・・




直径は約10m・・・




天板を失った即弾室?







弾薬庫か・・・退避壕か・・・完全に埋まってます。









25mm機銃座?







弾薬庫が1つ状態良く残ります。











13mm機銃座?


1か所・・・





2ヵ所・・・








埋ってますが、多分コレも・・・









先端からは、「小首堡塁」「高後崎砲台」などが残る俵が浦が見えます。




某・・・お国の施設。。。ま、ほぼ廃墟で放置されてますがwww




アレもね。。。






付近には海軍標柱がもう1つ・・・




「第八號」




この周辺に残る遺構としては一番状態が良い壕・・・





ただ・・・用途不明の壕です(^^;

指揮所壕なのか・・・110cm探照灯の設置もされてたので発電機壕なのか・・・通信関係の壕なのか・・・
壕内部の基礎が複雑なので発電機壕ではないと思います。もちろん基礎があるので弾薬庫ではないのは分かりますが。。。

まぁ、見て下さい。



砲座等のある場所より少し西手に下がった場所に通気口が確認できます。
2本の通気口が残ってますが、片側は折れてます。


キレイに残る通気口と・・・






頭が折れた通気口





壕の入口・・・



出入り口は、T字で造られてましたが、向こう側の開口部は埋まってます。

コレ反対側ね。




では、内部へ。




何故か通路両壁は石積・・・




これは内部より。




正面の流れ込んできた土砂の向こうは反対側の出入り口・・・




通路天井部に残るボルト・・・




と・・・コウモリw




では・・・壕内部を。




色んな形状の基礎が残ってます。













側壁には壁板を取り付ける為の木が埋め込まれてます。




天井には電球用の配線やソケットが残ってます。







壕奥より天井部。段差が付けられ、奥の空間が一段広くなってます。







段差部の左右より通気口に繋がってます。








側壁上部、左右対称位置にフックが4つ。







以上・・・かな。










       ~おしまい~




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