The world of a dream -4ページ目

The world of a dream

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ピンポーン


「はぁーい!」


応答なし。


ピンポーン


「はぁーい?」

『俺やあー開けてくれー。』


ただいま、夜中の一時です。
聞き覚えのある声がドアの向こう側から聞こえてくる。
あれ?確か鍵持ってるはずだよな…
と思いつつ玄関に足を運ぶ。


『開けてくれやー』


はいはいと言いながら、玄関を開ける。


『遅いねーん♪はよ、開けてくれんと凍えてまうわ!』


さぞかし、上機嫌なあなたが立っていた。


「ここ、わたしの家だよ」

『知ってんでー♪?』


うわ、上機嫌過ぎて怖いと思ってると、
あなたがいきなり抱きついてきた。


「ちょっと信ちゃん!ここ玄関だよ!」

『ええやん♪ちょっとくらい♪』


いやいや、そういう問題じゃやいからね(笑)


「ちょ、ちょっと重い…よ」

『そうかー?俺、お前より軽いでー??』


なんて、失礼なことを言うんだ。この人は。
と思ってるが、そんなこと言葉に出す余裕がない。
信ちゃんが重たすぎる。


「お願い、一回離れて。そうじゃないと倒れちゃう。」

『ええやーん!倒れても♪』


いやいや、そういう問題じゃないからね。


「じゃ、お願い。あの、いつものソファーまで歩いて。」
しゃあないなー。と言いながら、
信ちゃんは一緒に歩いてくれた。


「はぁ着いた。」


と言っても、信ちゃんはまだわたしに抱きついている状態。


『もう疲れたわ。』


とさっきよりも体重をかけてきた。
膝の裏にはソファーが当たっている。


「え、」


バサッ


「いったいなー」


わたしはソファーに倒れ込んでしまった。


『もう何やねん』


信ちゃんはわたしの上に倒れ込んだ状態。


「ねぇ重い。」

『ええやん。』

「どいて」

『何でそういうこと言うねん。』


信ちゃんがわたしを見上げた。
そんな綺麗な目でわたしを見ないで。
ドキドキしちゃうよ。


『なぁ』

「な、なに」

『お前のここドキドキ言ってんで。』


信ちゃんがわたしの胸に耳を当てる。


『めっちゃ早いで?』


そりゃそうだよ。


「し、してない!」

『ふーん。』


と言って信ちゃんは上体を起こした。


『なぁ、』

「だから何!」


信ちゃんが上からわたしを見下ろす。


『この眺め最高やで?』

「え?」


信ちゃん酔ってるのは知ってるよ?
だけど……


『なぁ』


信ちゃんの顔が近付いてきた。
キュッと目を瞑る。


『ええことする?』


耳元で囁かれたが、わたしは恥ずかしくて
目を開けることはできなかった。





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