「あー、」
ただいま、一人でテンパってます。
「どうしよう…」
『なんやねん、さっきから。』
隣でこっちを見てくる、あなた。
「ちょっと、ね。」
だって今日は……
『落ち着けや、な?俺かてテレビ真剣に見たいねん。』
あー、テレビの方が大事ですか。へぇー。
って思ってるが、全然頭に入ってこない。
「うーん、」
だってさ……。
『もう、何やねん。さっきっから!』
だって……
『なんかあるなら言い?』
それは言えないよ。
だって、横ちゃん下手くそなんだもん。
「言えない。」
はぁと溜め息をつき、
『そんなら黙ってここに座っとき?』
ポンポンと横ちゃんの隣を叩く。
「それはダメ!」
『何でそんなに拒否んねん!』
って頭を軽く叩く。
「いたっ。」
叩いた横ちゃんはまたテレビの方を向いてしまった。
「横ちゃんのアホ!」
わたしも負けじとクッションで叩いた。
『もぉー(笑)何やねん(笑)』
あ、この笑いは馬鹿にする感じの笑いだ。
くー!悔しい!
「わたし見ちゃったんだからね!」
あ、言っちゃった……。
『何をやねん(笑)』
相変わらずこの笑いだ。
「冷蔵庫!」
横ちゃんの顔から笑顔が消えた。
『開けたん?』
「……開けた。」
あー!と横ちゃんが仰け反る。
『何で開けんねん!冷蔵庫を!』
「そりゃ開けるよ!」
なんで、こんなに横ちゃんが怒ってるかって言うと、
「開けたら、目の前に私の名前が書いてある袋があったから、その中を覗いたら、whitedayのラッピングがしてあったんだもん!」
『全部見てるやん。』
横ちゃんはしょんぼり体育座りの格好になっていた。
『驚かそう思ったんのに……』
「ごめん…」
『ま、バレたもんはしゃあないか。』
と言い、冷蔵庫の方へ向かって行った。
わたしもその後に追い付く。
『ほら、これ。』
中身はわたしが大好きなタルトだった。
「美味しそう!」
『バレンタインのお返しや!』
横ちゃんの顔を見ると真っ赤っか(笑)
「ありがとう、だけど詰めが甘いね(笑)」
『うるさいんじゃ、ぼけ!』
顔を真っ赤にしながら言う横ちゃんはタルトの上に乗ったイチゴのように赤かったです(笑)
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