ACCEPT STALINGRAD

 

2012年リリース 13作目

ジャーマンメタル

 

 曲リスト

  1. Hung Drawn And Quartered
  2. Stalingrad

  3. Hellfire

  4. Flash To Bang Time

  5. Shadow Soldiers

  6. Revolution

  7. Against The World

  8. Twist Of Fate

  9. The Quick And The Dead

  10. Never Forget (BONUS TRACK)

  11. The Galley

USHMバンド『TT QUICK』のマーク・トーニロ(Vo)が加入し、完全復活したジャーマンHMバンドの2作目にして通算13作目。

前作「Blood of the Nations」が衝撃の復活作でメタルファンから好評を得た、さらに欧州の様々なメディアで2010年度最優秀メタルアルバム、最優秀カムバックアルバムなどの部門でノミネーションを受けた。

そんなこともあってか次回作へのハードルが自然と高まり心配するファン達もいただろう、しかし今作を聴いてみて、私は前作に匹敵するほどの衝撃を味わった。

今作は前作に比べウルフ・ホフマン(Gt)のギタープレイに煽情性が増し、メロウになっている。

前作同様、マークの力強いダミ声も実に熱い。

アルバムのトータル時間も1時間以内に収まっており、長いと聴き疲れる人にとっては今作の方が好きかもしれない。

ちなみに前作のトータル時間は1時間10数分程度。

疾走曲の1、4、6、9曲目やミドルテンポの5、8曲目など、どの曲も勇士かつ勇猛な熱いHMソングとなっている。

タイトル曲の「Stalingrad」は第二次世界大戦中に行われたスターリングラード攻防戦を歌ったミドルテンポ曲だ。

ACCEPT特有の熱いコーラスや哀愁と勇壮に溢れており、泣きのギターソロも感動的だ。

日本盤ボーナストラックの「Never Forget」は前作のボーナス「Land Of The Free」同様出来がいい。

ラストの「The Galley」はガレー船の虜囚について歌ったダークな雰囲気のミドルテンポ曲だ。

前作の「Shades Of Death」同様、このバンドではめずらしい7分超えの曲だ。

最後のインストパートのドラマティックなメロディは感動的だ。

アルバムの締めに相応しい曲なので雰囲気を壊さないように、ボーナストラックを前に配置したのはいい判断だ。

今作は前作と同じく、軍隊のような統率の取れたリズム、勇猛なコーラス、ウルフによる泣きのギターなど、ACCEPT以外の何物でもない傑作名盤だ。

前作を気に入ったなら絶対に聴くべきだ。

 

好きな曲ベスト3 

Stalingrad

Shadow Soldiers

Revolution

 

フルアルバム

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