GRAVE DIGGER THE REAPER
1993年リリース 5作目
ジャーマンメタル
曲リスト
- Tribute to Death
- The Reaper
- Ride On
- Shadows of a Moonless Night
- Play Your Game (And Kill)
- Wedding Day
- Spy of Mas'On
- Under My Flag
- Fight the Fight
- Legion of the Lost (Part II)
- And the Devil Plays Piano
- Ruler Mr. H
- The Madness Continues
上 陸 !
『GRAVE DIGGER』は1980年にクリス・ボルテンダール(Vo)とピーター・マッソン(Gt)により結成された。
1984年にファーストアルバム「Heavy Metal Breakdown」でデビュー。
音楽性は『MOTORHEAD』、『JUDAS PRIEST』、『BLACK SABBATH』やNWOBHMに影響を受けたサウンドを鳴らす。
『HELLOWEEN』や『GAMMA RAY』のようなメロパワ・メロスピタイプではなく『ACCEPT』や『U.D.O.』『Running Wild』のようなパワーメタルバンドだ。
ヴォーカルでありバンドのリーダーでもあるクリスの歌声は特徴的で癖が強いダミ声をしている。
ウド・ダークシュナイダー(Vo)ほどではないが好き嫌いが分かれそうな歌声だ。
ツアーやライヴに出るなど順調に活動していたが、1986年にリリースされた4作目「Stronger Than Ever」ではレーベルとプロデューサーの意向で路線変更し、バンド名も『 DIGGER』に改名。
ポップでコマーシャルなサウンドに方向転換したが、ファンからは全く受けいれられなかった。
1987年にバンドは一旦解散するが、1991年に復活し1993年に本作「The Reaper」をリリース。
今作は復活作にしてバンドの傑作と言える出来になっている。
この当時HR/HM界はグランジやオルタナティブロック、グルーヴメタルが主流になっていたがこのバンドはそれらに迎合せず自らのスタイルを変えることはしなかった。
スラッシュメタルに通ずる速さと攻撃性を備えた曲が大半を占めており、荒々しく勢いのあるアルバムとなっている。
名手ヨルグ・マイケル(Ds)のパワフルなドラミングも素晴らしい。
1曲目「Tribute to Death」はダークな雰囲気が漂う不気味なイントロだ。
タイトル曲「The Reaper」は鋭いリフとクリスのざらついたダミ声が迫力ある荒々しい疾走曲。
歌詞は中世にあったストーリーを元にしており、死神が甦り支配階級と市民の間に戦いをもたらしたことをテーマにしている。
アルバムジャケットと歌詞カードの版画はそのストーリーを表わしている。
どちらの画もドイツの画家、版画家であるアルフレート・レーテルが描いた物である。
3曲目「Ride On」も2曲目同様、荒々しくパワフルな疾走曲。
4曲目「Play Your Game (And Kill)」と7曲目「Spy of Mas'On」も荒々しく勢いのある疾走曲だ。
9曲目「Fight the Fight」はザクザクしたリフを刻む勢いのある疾走曲。
10曲目「Legion of the Lost (Part II)」はダークでドラマティックな曲。
1stアルバム「Heavy Metal Breakdown」収録の「Legion of the Lost」の続編である。
12曲目「Ruler Mr. H」はダークなイントロから始まるアグレッシブな疾走
13曲目「The Madness Continues」は1曲目のようにダークで不気味なイントロだ。
本作はこのバンドの初心者にオススメしたいアルバムだが、『ACCEPT』や『U.D.O.』『Running Wild』などのジャーマンメタルが好きな人にもオススメできる名盤だ。
好きな曲ベスト3
The Reaper
Ride On
Fight the Fight


