HIBRIA DEFYING THE RULES

 

2004年リリース 1作目

パワーメタル(ブラジル)

 

 曲リスト

  1. Intro
  2. Steel Lord On Wheels
  3. Change Your Life Line
  4. Millenium Quest
  5. A Kingdom To Share
  6. Living Under Ice
  7. Defying The Rules
  8. The Faceless In Charge
  9. High Speed Breakout
  10. Stare At Yourself
  11. Hard Ride(JAPANEASE BONUS TRACK)
  12. Painted Skies(JAPANEASE BONUS TRACK)

セカンド・アルバム『ザ・スカルコレクターズ』が話題騒然の次世代のヘヴィ・メタル・ゴッド、ヒブリアが2004年に放った衝撃のデビュー・アルバムがボーナス・トラックを2曲加えて再リリース。

圧倒的パワーと破壊的スピードの原点がここにある!!

 

『HIBRIA』はブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州で結成された。

1997年にはスーパーヴォーカリスト、ユーリ・サンソンを迎えファーストデモテープ「Metal Heart」を制作する。

1998年にはファーストデモに新曲を3曲加えたセカンドデモ『Against The Faceless』を完成させ、ヨーロッパでの初ライヴを実現させる。

ベルギー、オランダ、ドイツ、ポーランド、チェコでのツアーをした結果、ヨーロッパのプレスなどから高い評価を得る。

このバンドの音楽性はヨーロッパのメロパワ・メロスピバンドのように『HELLOWEEN』からの影響を感じさせるが『JUDAS PRIEST』『IRON MAIDEN』『MANOWAR』などのクラシックHM、『METALLICA』『MEGADETH』等のスラッシュメタル、『DREAM THEATER』や『RACER X』のようなテクニカルなHMバンド達のテイストも感じる。

この頃のパワーメタルといえば、『SONATA ARCTICA』や『RHAPSODY』のようなキラキラサウンドやシンフォニックな要素があるバンドを思い浮かべるが、ビブリアはそういった要素に頼らないアグレッシヴなサウンドを鳴らすパワーメタルバンドだ。

メンバーもデスメタルバンドのアティテュードに共鳴を受け、自分達のHMに何が必要なのかを学んだという。

そして今作が他のパワーメタルアルバムと一線を画すのはユーリ(Vo)の強烈な歌声とテクニカルなギターサウンド、マルコ・パニーキ(Ba)の主張の激しいベースだろう。

ユーリは『LOST HORIZON』の超絶シンガーダニエル・ハイメンと肩を並べるほどの驚異的なシャウトとハイトーンヴォーカルを披露する。

マルコの技巧派なベースサウンドも実に素晴らしい。

 

イントロダクションに続く2曲目の「Steel Lord On Wheels」はパワフルなギターリフから始まる熱い疾走曲。

キャッチャーな歌メロとフックのあるリフ、ギターソロもカッコイイ。

ユーリのパワルフなスクリームも圧倒的だ。

本作からシングルカットされた曲で、ガッツ溢れるメタルが少ないというマインドから誕生した。

ライヴでも必ず演奏されるバンドの代表曲にして名曲だ。

3曲目「Change Your Life Line」は力強いドラムとメロディアスなギターのイントロから始まる疾走曲。

2曲目同様、サビの歌メロがキャッチャーだ。

4曲目「Millenium Quest」もキャッチャーで力強い疾走曲。

ギターソロが長いが聴きごたえがある。

5曲目「A Kingdom To Share」はベースとギターソロがカッコいい疾走曲。

6曲目「Living Under Ice」はユーリの歌唱力の高さを堪能できるミドルテンポ曲。

タイトル曲「Defying The Rules」は本作で一番疾走している曲。

力強いドラムから始まりアグレッシブなギターと唸るベース、ユーリの熱い歌唱、テクニカルでメロディアスなギターソロなど聴きごたえのあるキラーチューン。

2曲目同様、このバンドの代表曲にして名曲だ。

8曲目「The Faceless In Charge」は変調の多いアップテンポ曲。

テクニカルなギターソロがカッコいい。

9曲目「High Speed Breakout」は歌メロがキャッチャーなアップテンポ曲。

10曲目「Stare At Yourself」は7分45秒ある長尺曲。

ドラマティックなイントロから始まり段々とスピードアップする、変調も多くテクニカル。

ユーリのハイトーンとメロディアスなギタープレイが印象的。

ボーナス1曲目の「Hard Ride」はアメリカの大物ヘヴィメタルバンド『PANTERA』の4作目「Power Metal」からのカバー。

原曲よりもテンポがアップしている。

ボーナス2曲目「Painted Skies」はUSパワータルバンド『CRIMSON GLORY』の2作目「Transcendence」からのカバー。

このボーナストラック2曲は2009年の再リリース盤にのみ収録されている。

 

今作はほぼスピードチューンで占められているが、ただ速いだけじゃなくテクニカルでアグレッシブでメロディアスな熱いHM、パワーメタルアルバムになっている。

音質は少し悪いが捨て曲もなく完成度の高い傑作名盤だろう。

ロストホライズンが好きな人にもオススメだが『RIOT』の「Thundersteel」や久保田陽子在籍時代の『SABER TIGER』が好きな人にもオススメしたい。

 

好きな曲ベスト3

Steel Lord On Wheels

Millenium Quest

Defying The Rules

 

 

10周年記念リレコーディング作品