皆様こんばんは。

ここまでの内容はメルマガ「失敗しない幼児教育2」に書いています。失敗しない幼児教育2


先日も中学3年生の受験生Aちゃんに、毎日の自分の勉強時間
を調べさせたところ、私の考えている時間の3分の1しか勉強
していませんでした。


これでは成績は上がりません。しかしAちゃんの悩みはもっと
成績をよくすることなのです。


そこでこのAちゃんに今のとりあえず2倍の時間勉強してみるよう
アドヴァイスしました。1日にすれば30分ほど多く勉強するだけ
です。


つまり今までがいかに勉強時間が少ないかで、それだけを改善し
ただけですが、Aちゃんは次の中間テストで全教科平均10点上
がりました!


Aちゃんは自分の成績が悪い事をコンプレックスに思っていま
したが、これは決してそうではなく、あまりに勉強している
時間が少なかっただけなのです。


たったそれだけの事がわからなかった、実感していなかったの
です。また今までの勉強時間に対して、疑問や反省も持たなか
ったのです。


Aちゃんには通っていた塾がありましたが、通う前と通いだした
後と成績に違いが出たか尋ねたところ、「あまり変わらない」と
の答えでしたので、お金ももったいないので早速その塾をやめる
ように言い、自分で勉強時間の計画を立てさせ実行させました。


そして塾をやめても成績は変わらず逆に、苦手な社会や数学が
伸びるという結果がでました。毎月塾に払っていた4万円は払
わずにすむようになり、通っていた時間も有効に使えるという
結果になりました。


以前書いたー♪子供にとっての時間 ~音楽を使って
ーもご覧ください。




$ヒーリングミュージック-未設定

B君も「あと20点成績を上げたい」とやってきた中学生でした。
彼と先日中間テストの勉強の計画を立てました。数学がP30~P48
まで試験範囲となっており、つまり18ページを勉強するわけです。



18ページを7日間のテスト勉強期間で行うとすれば、1日3ページ
弱となります。しかしこれでは苦手なところを行う時間や、しそ
こなった部分があった場合に、それらを行う余裕がありません。


そこで1日4ページ勉強したら、4、5日で終えられます。そして
予備の時間も生まれます。


ところがB君はいつもこのテスト勉強が、テスト範囲のページ
数の3分の2まで行ったところでタイムアップとなり、結局3分
の1を勉強しないままテストを受けていたそうです。そして
いつも平均60点しか取れていなかったのです。
これで皆様は何がわかるでしょうか。



つまり3分の2で60点、簡単に言うと3分の1で30点なので、
できなかった勉強の範囲の3分の1をちゃんと勉強すれば、
あと30点はとれるという事です!!


それだけのことなのに、彼は「自分が頭が悪い」と思って
いたのです。これを検証した時、彼は飛び上がって喜びま
した。つまり時間間隔がなかっただけなのです。


このように本当に自分に良い時間の使い方、何をどのくら
いかけて行えば良いか、などがわかるだけでも随分違うの
です。


そしてそれを幼児期から身につけ、「○○をやるには何分
かかるか」とか「○時までにこれをやってしまおう」などと
いう意識を、持たせる事が大事なのです。


小学生になったら日曜日や夏休みなどに、「1日をどう使
うか」という事を、簡単なメモに書いて過ごさせるだけ
でも時間感覚は随分発達し、1,2年もするとそれをやって
いない子供とは随分違ってくるのです。


もちろん小学生低学年のうちは、簡単で大まかなもので
良いのです。大切なことは「時間を考える頭を創る」こと
です。この積み重ねが中学生や高校生になったとき出て
くるのです。


ぜひ皆さんもお子様の小さいうちから、時間に対する
意識を持たせるよう教えてあげてください。ただし
カリカリするのとは違うので、あくまで育てる、教え
ると言う意識でお願いします。