【新年のご挨拶】今年もメッセンジャーとして(松本) | NPO法人Fine ~現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会~スタッフブログ

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スタッフは、全員が『不妊体験者』です。

皆様、2018年 明けましておめでとうございます。

 

NPO法人Fineの松本亜樹子です。

 

まもなく新しい年の初めての夜明けを迎えようとしています。

皆様は、どちらで、どのような年明けを過ごしていらっしゃいますか?

 

今年は関東はお天気がよく、きれいな初日の出が見られそうです。

(^^)

 

思い起こせばFineは昨年も、一年間走り続けた年だったような気がします。

昨年1月18日の、設立13周年の日には

東京都女性活躍大賞 優秀賞を受賞し、贈呈式に出席するなど

多くの素敵なニュースがありました。

詳細はこちら↓↓↓

Fineラッキー☆ニュース2017 その1

Fineラッキー☆ニュース2017 その3

また、これ以外にも、

10月に発表したアンケート

「仕事と不妊治療の両立に関するアンケート Part 2」には

実に5526人もの方がご協力くださり

これまでの業界のアンケートと比べ、けた外れの不妊当事者の声を集め

働きながら治療をすることの困難さを浮き彫りにしました。

 

そしてその結果は、NHKニュースを始め、

数十社に及び新聞、雑誌、ウェブニュースなどのメディアに取り上げていただき、

Fineが委員として招集されて私が参加している

厚生労働省「不妊治療と仕事の両立に係る諸問題についての総合的調査研究会」の報告書に

参考資料として添付されることが決定しました!

 

少なからず、社会に小さな一石を投じることとなったかなと

そうであるなら、ああ、よかったと、少しだけホッとします。

5526人もの切実な声を、直接預かっているということの重責を

ほんの少しでも、果たせたのであるならば。

 

「声を集めて、届ける」

これは、Fineの大切なMission。

 

取材や、他のシーンでも、私はよくこう訊かれます。

「なぜ、Fineを作ったのですか?」

 

そう、私たちがFineを設立したきっかけ

その思いは

「小さな声を集めて、必要なところに届けたい」

ただ、この一言だったのです。

 

自分自身も、「不妊」とうい現実に直面し、たくさんの不自由な思いを味わった。

それを、一人で抱えているのは、とても重たかった。

 

仲間を見つけて、やっと、誰かに話すことができ

その重さが、少しだけ、軽くなった。

 

それでも、環境や社会は何一つ変わることなく

相変わらず不自由なままだった。

私たちの声は、どこにも届かなかった。

 

一人一人の声は小さくて、どこにも届かないかもしれない。

でも、それを集めたら…?

10人より100人、100人より1000人、

もしかして、集まったら……?

 

そうしたら、どこかに届く声になるかもしれない。

聴いてくれる人が、出てくるかもしれない。

 

私たちは、そのために、14年前に、Fineを立ち上げたのです。

(^^)

 

「声を集めて、届ける」

私たちはメッセンジャー。

 

まさにそうした活動を、Fineは14年間、地道にコツコツと続けているんだなぁと

しみじみ感じた2017年でもありました。

 

今年はどんな一年になるのでしょう? (^^)

 

すでに決まっていることもたくさんあります!\(^o^)/

定例行事に加えて

3月24日にはカウンセリングの公開講座を開催。

恒例イベントの「Fine祭り」も

今年は、一風違った形で実施する予定です。

その他にもたくさんのワクワクのタマゴがあります。

ご一緒に楽しんでいただけたら、嬉しいです。(^^)

 

2018年も、NPO法人Fineは、

現在・過去・未来の不妊体験者を支援する会として

声を集めて、届け続けます。

 

皆様、どうぞ2018年も、NPO法人Fineをよろしくお願い申し上げます。

 

2018年1月1日

NPO法人Fine 理事長 松本亜樹子