6月16日(月) お茶会をしました!!
今日は、小中高のお母様対象でお茶会をしました。
中学生になったお母様から「障がいのある子ども達が高校卒業後にどのような選択肢があるのか知りたい。」という要望があったので、テーマは進路についてお話しました。
小学生のお母様もいらしたので、特別支援学校と地域の中学との違いや、それぞれのメリット、デメリットについて、経験談をお聞きしました。
<特別支援学校と地域の中学校との違い>
特別支援学校は国語・数学以外の教科、理科社会などに変わって木工・陶芸・織物などの作業や日生・自立活動の時間が増える。
<特別支援学校のメリット・デメリット>
学校によって異なるが、1クラス6人で担任が3人つくなど、地域に比べて人数的には、かなり手厚い。
試験やレポートなどの提出物はなく、のびのびとしているが、反面、勉強の時間数が少ないため、小学校で習得したことを忘れてしまったり、定型発達のモデルとなる同世代の子がいないので、流行や身だしなみなどに遅れが出る。
<地域の中学校のメリット・デメリット>
定型発達の子ども達と同じように試験やレポートを出さねばならないので、親がかりのサポートが必要で大変だが、友達とのかかわりの中で、コミュニケーション能力が上がる。周りの子ども達は好意的だが、プレッシャーからか、口数が少なくなったり、自分から壁を作ってしまう子もいる。
それぞれのお子様の性格や校風、関わる周囲の生徒や先生によっても違うので、
こどもたちを連れて見学・体験し、決定することをお勧めします。
次に、高等部を卒業してからの進路についてお話しました。
① 在宅・・地域相談センターのサポート
② 進学・・専門学校・大学
③ 就職・・特例子会社・企業・工場など
④ 能力開発校・職業訓練校・・選考テスト(学力・面接・作業)
⑤ 就労移行・・一般就労をめざす
⑥ 就労継続支援A型・・雇用型(最低賃金保障 / 短時間)
⑦ 就労継続支援B型・・非雇用型
⑧ 福祉施設への入所など
様々な選択肢と特長などについてお話しました。
高等部を卒業され、就労移行の事業所で自立訓練を受けられている先輩のお母様である幾波さんから、進路を決めるまでの経緯や、近況、18歳に受ける区分申請の仕方など、貴重なお話をお聞きする事ができました。
皆さん、熱心にメモを取りながら、また、お茶やお菓子をいただきながら、
また、要望があれば、お茶会も定期的に計画していきたいと思います。
8月16・17日に伊丹先生やボランティアの学生さんたちと1泊2日で行くNOWキャンプの募集も7月にはじまります。
皆様のご参加をお待ちしています。