夏に鮮やかなオレンジや黄色の花を咲かせるマリーゴールド。
別名カレンデュラと呼ばれるこのハーブ・・・。
聖母マリア様の黄金の花とも言われ、カレンデュラのネーミングは、ローマ人がいつも毎月の初めに、花が咲いているのを見ていたからという、逸話も数え切れないほどあります。
マリーゴールドは主に春先に種をまき、夏場に花を咲かせ、冬に入る前にかれていく1年生または2年生草本で、年間を通して比較的長いライフサイクルを持ったハーブといえるでしょう。
色はこのオレンジや黄色がメジャーですが、その他赤色、クリーム色、白色の花を咲かせる品種もあるそうです。
ハーブとしての使用部位はこの花で、カロチノイド、フラボノイド、サポニン、苦味質、粘液質などの成分を持ち合わせています。
ハーブティーとしてはやや草のような苦味を持った味ですので、カモミールなどのハーブとブレンドして飲まれるといいでしょう。
殺菌、抗菌力がすぐれており、発汗作用もありますので、ウィルスや真菌の感染症に使う人が多いようです。また胃腸や肝臓の働きを助ける効果も期待できます。
日本ハーブ振興協会