ファナックは、パレスチナ虐殺に加担しているイスラエルの“死の商人”に、武器製造ロボットを売るな! | 市民自治ノート - NPOまちぽっとから

市民自治ノート - NPOまちぽっとから

 このブログは、NPO法人まちぽっとスタッフの伊藤久雄が書いています。このブログでは、「市民自治」の推進に必要なさまざまな情報や、NPO法人まちぽっとの活動などを発信していきます。

ファナックは、パレスチナ虐殺に加担しているイスラエルの“死の商人”に、武器製造ロボットを売るのをやめてください!

 

 ファナックは山梨県に本社を置く、世界シェア第2位の産業用ロボット製造企業です。ファナックは自社のロボットなどを、イスラエルの最大手軍需企業エルビット・システムズやIAI、その他の軍需企業に販売しています! 今まさにパレスチナ人の虐殺に加担している“死の商人”たちの工場で、日本企業のロボットが武器製造に使われているのです。

 エルビット・システムズとIAIは、イスラエルのトップ1と2の軍需企業であり、パレスチナ人を虐殺しているイスラエル軍に武器を供給しています。両社はガザで民間人の殺害に使われている戦闘ドローンや陸上装備の大半、ガザ・ヨルダン川西岸・東エルサレム全域で使用されている監視ドローン、国際法違反であるアパルトヘイト・ウォール(分離壁)の部品を製造しています。そのような軍需企業の工場でファナックの製品が使われています!

 また、イスラエル軍の戦車や戦闘機のエンジンを製造しているBSEL社、エルビット・システムズやIAIなどの顧客向けに武器関連部品を製造し、組み立てを行っているAMI社、イスラエル軍のライフルの部品などを製造しているローゼンシャイン・プラスト社といった他のイスラエルの軍事企業でもファナックのロボットが使われています!

 さらに、イスラエル軍がガザの空爆で最も使用しているMK-80型爆弾や、砲撃で多用している155ミリ榴弾砲の大半を製造するアメリカのジェネラル・ダイナミクス社をはじめ、今まさにパレスチナ人を虐殺するための砲弾や爆弾を供給しているアメリカやイギリスの軍需企業の工場でも、ファナックのロボットが使われています!

 2023年10月7日以降のイスラエル軍によるガザ攻撃では、複数の人権団体から戦争犯罪や国際法違反が指摘されています。さらにイスラエルはジェノサイド防止条約に違反しているとして国際司法裁判所(ICJ)で提訴されており、2024年1月にICJはイスラエルに対して、ジェノサイド(集団殺戮)を防止するためのあらゆる措置を講じることを暫定的に命じています。

 ファナックを使って武器を製造するイスラエルや米英の軍需企業は、イスラエル軍に武器を供給している点で、ジェノサイド犯罪の共犯にあたる可能性が高いといえます。

 ファナックがロボットを販売して協力を続ければ、これらの“死の商人”たちは安く効率的にパレスチナ人を虐殺し、人権を奪う武器を製造することができます。それはすなわち、ジェノサイド犯罪、戦争犯罪、アパルトヘイト犯罪に日本企業のファナックが加担していると見なされるということです。

 

よって私たちはファナックに対し、以下のように求めます。

1.      今すぐにエルビット・システムズやIAIなどのイスラエル軍需企業への、自社製品の販売と保守点検などのサービスの提供をやめ、今後二度と直接的または間接的に取引をしないこと

2.      今すぐにジェネラル・ダイナミクスなどのイスラエル軍向けの砲弾やミサイルを製造する米英軍需企業への自社製品の販売とサービス提供をやめ、今後二度と直接的または間接的に取引をしないこと

 

 ファナックは、自社の「人権方針」である「会社の事業に関連するビジネスパートナー等が、人権に負の影響を及ぼす行動に関連している場合には、これらのパートナーや関係者に対し、人権を侵害しないよう働きかけます」「会社の事業が、人権に負の影響を及ぼす、またはそれに関与していることが明確である場合は救済に努め、必要な苦情処理等の仕組みを構築します」を遵守し、人権侵害を直接支援しているエルビット・システムズなど軍需企業各社への製品の販売と保守点検サービスの提供を即刻停止してください。

(ファナックの人権方針の一部。別のページでは「事業に関連する地域住民、先住民族の権利尊重 」の記載もある)

 また、自社の「基本理念」である「組織の腐敗、企業の衰退は不透明から始まる」ことを念頭に置き、イスラエルのパレスチナ人虐殺に加担している上記以外の軍需企業にも自社製品を販売している場合は、その情報を全て公開したうえで、取引関係を全て解消してください。

エルビット・システムズと協力覚書を結んでいた日本企業の伊藤忠アビエーションと日本エヤークラフトサプライは、ICJの暫定措置命令を受け、2024年2月中に協力覚書を終了すると発表しています。ファナックも後に続いてください。

2024年3月22日(金)に、私たちはこの署名簿を提出します。

ファナックは、パレスチナ人の虐殺に加担しているイスラエル及びアメリカ・イギリスの軍需企業各社への自社製品の販売と保守点検サービスの提供を停止すると可及的速やかに発表してください。

その発表があるまで、ファナック製品に対するボイコットやファナックに対する投資引き上げを含むグローバル・キャンペーンを行ないます。

 

署名ページを見る

署名ページをシェア · ファナックはイスラエルの“死の商人”に武器製造ロボットを売るな! #StopFANUCNow · Change.org