家のお金を気遣ってくれる息子。 | のぞみブログ

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子育て、教育ブログ

「元国立大学准教授の夫と、

国立大学附属教員夫婦による、

頭も体も心も最大限に高める子育て」

 

我が家のオレゴン州での子育ての日常をお届けします。

 

何か質問があればコメントへ!

 

 

 

学校が終わりに近づき、学校のイベントがたくさんです。

 

日本と少し違うイベントは、パーティー。

 

スパニッシュの時間に、スペインの文化を学ぶのか、ただ盛り上がりたいだけなのか、パーティーがあるそう。

 

担任の先生からのメールが、いつも通り届きます。

 

「みんなで来週パーティーをします。チュロスを買うから、希望者は$2払ってね。パーティーには、何か持ってきてね。」

 

と。

 

お金の送り方は、現金はたぶん珍しくて、だいたいネット決済。

 

うちは、子どもに確認して、双子分の$4を払いました。

 

 

息子は、前回まで、クッキーやシュークリームを、自分たちで作って持って行ってたよう。

 

だけど、今回は、学年最後だし、スペインのお菓子を持っていきたいとのこと。

 

 

「今度グローサリーに行った時に、これ買ってきてほしい。」

 

と、写真を見せてくれました。

 

これ、知ってる。

 

めっちゃ辛くて酸っぱくて、超味濃いやつだよね。

 

どうやら、これは生徒たちに大人気だそう。

 

 

私「分かった。たぶん売ってる。〇〇日まででいいよね。」

 

息子「値段分からないから、後で払うから教えて。」

 

と言うではないですか。

 

私「いや、これは学校の行事で必要なものだし、先生からメールもいただいてるから、家で払うよ。」

 

息子「チュロスも二本買ってくれてるし、いいよいいよ。そんなにしてもらったら、やってもらいすぎや。」

 

 

 

結局、このパーティー袋は、$6.99(1050円ほど)で、子どもは、$7払ってくれました。

 

 

 

私の基準では、学校行事の一環なので、うちで払ってもいいと思ったけれど、今回は、子どもの申し出を有難くいただくことにしました。

 

 

 

私は、収入があろうがなかろうが、子どもたちには、裕福な環境だとは、思わせたくなかった。

 

子どもの習い事にも、どれだけお金が掛かっているかを、しっかりと伝えるし、収入の面についても、伝える。

 

毎月の生活の中で、それを捻出するのに、どれだけの想いがあるのかも伝え、価値を考えさせる。

 

 

 

大切なのは、基準を置く場所。

 

自分たちは、裕福か、そうでないか。

 

これは、

 

今の自分たちが、幸せか、そうでないか。

 

と繋がること。

 

 

周りの人の生活を見て、羨むこともあるかもしれないけれど、自分が満たされていることに、目を向けること。

 

 

新しい服はほとんど買ったことがないし、好きなお菓子だって、よっぽどのことがないと、買わない。

 

だけど、家族がいて、住む場所があり、おなかが空いて困ることもなく、夜ゆっくり寝ることができる。

 

これは、本当に本当に幸せなことだ。

 

 

 

$7のお菓子を持って、嬉しそうにパーティーに向かった子どもたち。

 

$7以上に、しっかり楽しんできてね!

 

 

アメリカでの我が家の日常や子育て、

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