「元国立大学准教授の夫と、
国立大学附属教員夫婦による、
頭も体も心も最大限に高める子育て」
我が家のオレゴン州での
子育ての日常をお届けします。
何か質問があればコメントへ!
娘の小学校では、毎週金曜日、各クラスから一人ずつ、表彰を受ける。
校内アナウンスで、順番に、名前が挙げられていく。
「〇(先生の名前)クラス、□□さん!」
すると、「うぉー!」と、選ばれたクラスでは、やんややんやと歓声が上がる。
そして、ある日、娘が、リスペクトで賞をもらってきた。
これ、実は2回目なのです。
全く同じものを、数か月前にももらってきた。
リスペクトって、要は、先生の話を黙って聞いていたり、話している人の顔を見たり、相手をしっかり認めているという賞。
アメリカでは、リスペクトでいることと、誰にでもカインドであることが、一番大切なこととして教えられる。
『娘、でかした!素晴らしい!』
のだけど、ちょっと考えると、毎週金曜日ということは、年間で考えると、おそらく全員もらえるくらいの数なはず。
クラス全員が、1.5回ずつくらいは、もらえる計算なのかな。
先生が、全員に行き渡るように考えて、賞を与えているかは分からないけれど、それくらいの回数があるのは事実。
私も、附属で勤めている時、とにかく、口にして、言葉で、生徒を褒める意識をしてきた。
名前を呼んで、みんなの前で、たくさんたくさん褒めてきた。
音楽教員だったけれど、私は、音楽の演奏を褒めることより、人間性を褒めることが大事だと思ってる。
教育実習生への指導でも、徹底的に、学生にその部分を伝えてきた。
「音楽の技術を上げることは、音楽教室でもできるけれど、ここは学校で、まずは人格を育てる場所。
褒めるときは、できるだけたくさんの人の前で。注意する時は、できるだけ本人に直接、二人の時に。」
小学校が、もし、全員に賞を渡すようにしていても、していなくても、それは関係ない。
大切なのは、子ども自身が喜び、誇らしく感じられること。
私は、子どもが学校で、褒められたり表彰されると、それを家の目立つところに貼っている。
言葉でももちろん伝えるし、子ども自身が、目で見て、何度でも自分で感じられるように。
何度だって、褒めたらいい。
褒めて褒めて褒めまくって、そして、生きる力を与えるんだ。
アメリカでの我が家の日常や子育て、
日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、いろいろお届けします。
皆さんの家庭教育や子育て、夫婦の形、自分の人生についてのお話も、たくさん聞かせてください。
いつか、オンラインやインパーソンで会える日を願って!!