日米国歌を失敗した私に、最強の言葉をくれた息子。 | のぞみブログ

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子育て、教育ブログ

「元国立大学准教授の夫と、

国立大学附属教員夫婦による、

頭も体も心も最大限に高める子育て」

 

我が家のオレゴン州での

子育ての日常をお届けします。

 

何か質問があればコメントへ!

 

うちの子育てのポイントなどを交えながら、

お答えしたいと思います。

 

 

日本領事館から、天皇誕生日の

レセプションパーティーで、

日米国歌を歌ってほしいと

依頼を受けた私。

 

それが、自分の実力不足で

ひどい結果になってしまった。

 

なんとか、会場内の人たちに

励まされ、ポジティブな言葉を

たくさんもらい、少し復活した私。

 

それでも帰りの車で恐る恐る

録音を聴き、また半泣き。

 

家に帰って、みんなに

 

「どうだった?」

と聞かれ、一言

 

「ひどかった。」

と報告。

 

本当は、ここまで、毎日

この本番にむけてのあれこれで

サポートしてくれた家族に

感謝の言葉を伝えたかった。

 

そして何より、

努力した結果、成功した姿を

子どもに見せたかった。

 

それなのに。

あぁ、やってしまった。

 

 

いつも、家族がコンサートや試合を

頑張ったら、そのお疲れ様会として、

みんなで映像を見たりしながら、

乾杯する習慣がある我が家。

 

まさか、録音をシェアする気にもならず、

引き続き落ち込む私。

 

この気持ちを昇華させるために、

大臣に、何度も

「ダメだった。ひどかった。」

と、いかに酷かったかを伝える私。

 

「ドンマイ!」

と軽く返されるけど、それでも

私の気持ちはおさまらない。

 

 

やがて、横から、子どもがぼそっと

こう言ってきた。

 

「落ち込みすぎやで。

It's not end of the worldやで。」

 

と。

 

私、、、爆笑。

 

「何それ?標語?」

 

と聞くと、どうやら学校で

わりと頻繁に言われる言葉だそう。

 

先生に当てられて答えられなかったり、

プレゼンでうまくいかなかったり。

 

そんな時、先生やお友達がこの言葉を

言ってくれるそう。

 

本当に、言葉のまま受け取れ、

「確かにね。」

 

まぁ、せいぜい、今後仕事が

来なくなるくらいだわ。

少なくとも、全力でやってきた。

 

(気合い入れすぎて、力みすぎて

ありえないミスをしたとも言える。)

 

と、子どもに思わせてもらえました。

 

そう考えると、子どもに

『努力して、成功させた姿を見せたい』

と思ってきたけれど、

失敗した母の姿を見せることも

悪くないのかもーと思えてきました。

 

失敗したら、労う。

言葉を掛けて、慰めてあげる。

 

そんなことを、親が子に対してでなく、

『子どもが親』にやってくれるように

育っているんだなーと思えた。

 

子どもが失敗したときは、

思いっきり優しく包んであげよう。

 

いいことは、家族で喜び合って掛け算し、

そうでないことは、家族でシェアして割る。

 

そんなことができる家族で

これからもいたい。

 

 

アメリカでの我が家の日常や子育て、

日米で小中高大の教員経験のある我が家の目線から、

いろいろお届けします。

 

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たくさん聞かせてください。

 

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