YAMAHAヘッドホンHPH-MT8とモニタースピーカーMSP5 STUDIOを導入しました♪ | NOZ's Stylish Sound♪

NOZ's Stylish Sound♪

1980年代の音楽に輝きを放っていたシンセサイザーYAMAHA「 DX7」

繊細で綺麗な音を放つスタイリッシュなシンセサウンド「FM音源」を使って曲作りをしております♪

 2022年4月1日にNOZ音楽制作工房をリニューアルオープンしました。

 

 

これをキッカケに、ヘッドホンとスピーカーを新しくしました。

今まで使っていたヘッドホンはSONY MDR-CD900ST CE02改と、スピーカーはYAMAHA KS10でした。

MDR-CD900ST CE02改と言うのは、業務用MDR-CD900STをベースに、民生機MDR-CD900の部品を使って折り畳み機構に変更、イヤーパッドもMDR-CD900用に交換、断線し易い渡り線を対策改善したカスタムヘッドフォンです。

 

 

私が購入したのは2013年11月でしたけど、現在も販売、アフターメンテナンスも継続されております。

 

 

YAMAHA KS10は1985年12月に発売されたキーボード用モニタースピーカーです。
 

 
当時発売されていたFMシンセサイザーYAMAHA DX21やDX27、DX100の別売品として、そしてYAMAHA SYNTHESIZER MUSIC SYSTEM「X'ART 100」のモニタースピーカーにもKS10が採用されております。
割と小型なスピーカーなんですけどFM音源には相性が良いのでは?と思って、ずっと使っておりました。

 

このSONY MDR-DC900ST SE02改とYAMAHA KS10の組み合わせでで不満をあげるとしたら、ヘッドホンとスピーカーではミキシングに差が出るのです。

私はなるべく、この差を無くしたいのです。

あと、時代はハイレゾ音源になって来ていることも考慮しました。

そこでまず、私が決めたヘッドホンは、YAMAHA HPH-MT8です。

 

 

最初からモニターヘッドホンの定番と言われるSONY以外で考えてました。

YAMAHAのFMシンセサイザーを使っているので、同じメーカーのほうが相性が良いとも思いました。

今風のハイレゾ音源にも対応しているところも注目です。

後は著名人のレビューも参考にしました。

特に氏家克典さんのレビューが後押しになったかな。

 

 

実際に使ってみた感想と、SONY MDR-CD900ST CE02改とYAMAHA HPH-MT8を比較してみた感想です。

特に高周波数は28KHzまで再生するので、FM音源ですと高音域も無理無くしっかり出てて、安定感があります。

そして、音の輪郭がクッキリした感じがしまして、音が重なっても1音1音の奥行を感じ取れます。

ミキシングや波形編集の時に、エフェクトの切れ目も分かり易いです。

あと、耳パッドの中で空気感があることかな(笑)

イヤホンですと鼓膜にダイレクト感が強いのですが、耳パッドの中に空間があると、空気を伝わって鼓膜に届くので、臨場感があるんです。

これはかつて定番と言われたSONY MDR-CD900ST CE02改では味わえなかった空気感です。

このYAMAHA HPH-MT8を聴いた後にSONY MDR-CD900ST CE02改で聴くと、音のツヤが減った感じがしました。

SONY MDR-CD900ST CE02改の周波数特性は5~30KHz、YAMAHA HPH-MT8の周波数特性は15~28kHzと、数値上ではSONY MDR-CD900ST CE02改が優れているけど、聴感では明らかにYAMAHA HPH-MT8が優れてます。

単純に数値では判断出来ない部分が、聴感に出て来ます。

まあMDR-CD900ST CE02改は25年前の定番であり、HPH-MT8は2022年現在の音質感かなと思います。

 

さて、モニタースピーカーなのですが、YAMAHA  MSP5 STUDIOにしました。

 

 

MSP5 STUDIOにした理由は、ヘッドホンYAMAHA  HPH-MT8と相性が良いとの評判です。

YAMAHA HPH-MT8でミキシングして、YAMAHA  MSP5 STUDIOで鳴らすと、ほぼ同じように鳴るとの事です。

MSP5 STUDIOの周波数特性も、こちらは50Hzから40KHzと広い帯域となっており、HPH-MT8の再生周波数もカバーしております。

以前の音楽制作工房は自宅兼だったので、MSP5 STUDIOを置けるほどのスペースが無かったんです。

でも2022年4月から音楽制作工房を独立させたおかけで、やっと導入してみようと思ったんです。

 

実際の作業で使ってみて、第一印象は、実に低音が安定してます。

まあ以前のフピーカーがKS10でしたから、スピーカーの口径が狭かったのです。

MSP5 STUDIOになると、スピーカーの口径が広くなって、音の迫力が段違いです!

あと、気になっていたミキシング時のヘッドホンとスピーカーでの差ですけど、このHPH-MT8とMSP5 STUDIOの組み合わせで差が縮まったと感じます。

以前のスピーカーYAMAHA KS10の周波数特性は20~20KHz、ヘッドホンSONY MDR-CD900ST CE02改は5~30KHzの組み合わせですと、ヘッドホンでミキシングした後にスピーカーで聴くとドラムが大きくなりがちでした。

今回のスピーカーYAMAHA MSP5 STUDIOの周波数特性は50~40KHz、ヘッドホンYAMAHA HPH-MT8は15~28kHzの組み合わせですと、ヘッドホンでミキシングした後にスピーカーで聴くと、ドラムだけ突出する事も無くなりました。

やっぱり最終的にはスピーカーから出る音でミキシングしますけど、それだけヘッドホンとスピーカーの誤差が少ないと言うことです。

誤差が少なければ、ミキシング&マスタリングの作業時間も短縮する事が出来ます。

趣味でやってれば時間は掛けれるけど、納期が関わる依頼制作ですとミキシング&マスタリングはスパッと決めたいところです。

 

 

現在、FC用ゲームソフト「美少女麻雀塾其の一」のBGMをFMシンセサイザーでアレンジしている真っ只中です♪

 

 

既にYAMAHA HPH-MT8とMSP5 STUDIOを使って3曲作りました。

とても好感触です!

残り3曲もバッチリ仕上げます♪