先週末の7/20(土)、生涯3回目となる富士登山に行ってきました!
1回目の2016年は御殿場ルートで、2回目の昨年は吉田ルートで登りましたが、今年は須走ルートで、しかもおひとりさまで登頂することに。土曜日の日帰りでも比較的混雑せずに行けるだろうと考えたのが、須走ルートを選んだ理由です。
そして今回は、過去2回とも出来なかったお鉢巡り&剣が峰登頂を果たすことが目標でした。
当日は4時前に自宅を出発し、道の駅すばしりの向かいの登山者用臨時駐車場に6:20分頃到着しましたが、駐車スペースはまだ余裕がありました。その後、6:45分発の5合目行きのバスに乗りましたが、定員40名ほどのバスに乗っていたのは10名ほど。ある程度の混雑は覚悟していましたが、思いのほか空いていたという感じです。
さて、富士登山はオーバーユース対策として、今年から登山者の事前登録が必要になったので、私も事前に須走ルートでの山行を登録し、登録した際に配布されるQRコードを登山口で読み取ってもらい、協力金1,000円をお支払いして、7:20に登山を開始。須走ルートの登山口は、賑やかな吉田ルートの登山口と比較するとだいぶ静かでひっそりとした雰囲気でした。
須走ルートは、富士山の主要4ルートの中では唯一、比較的長い時間樹林帯を歩くルートです。周りの景色が見えにくいため飽きてしまったり、スタート地点の標高もやや低いことなどが、この須走ルートがあまり人気のない理由なのですが、この日は終始強烈な日差しが照り付けていたので、樹林帯は日差しが遮れてむしろ私は有難いと感じていました。それに、元々樹林帯を歩くのが好きですし。
しばらく進んで、スタートから約1時間20分後に、本六合目の瀬戸館に到着。
この辺りで森林限界を迎え、いわゆる富士山らしい景色がお目見えします。
須走ルートは、”段差”よりも”斜面”が特に多いルートなので、登りはやや歩きにくく感じましたが、この日は高山病対策として、特にゆっくり登ることを意識していたので、脚の負担が辛いということはなかったです。
スタートしてちょうど3時間後に、本八合目の富士山ホテルに到着。
ここまで須走ルートは人がとても少なく、快適な登山が続いていましたが、ここから吉田ルートと合流するため一気に登山者が増えました。それでも渋滞が発生するほどの人の多さではなく、概ねマイペースで登れたと思います。
この辺りまで来ると、さすがに息が乱れて少し苦しくなってきましたが、とにかく腹式呼吸を意識して、しっかりと酸素を取り入れることに気を遣ったせいか、高山病と思われる症状はここまでほとんど出ませんでした。
そして、スタートしてから4時間とちょっと、11時半に吉田ルートの山頂に到着。
少しだけ頭痛がありましたが、吐き気や腹痛はなかったので、休憩もそこそこにお鉢巡りへ。
今回は逆時計周りで行きました。
ただ、歩き始めると、なんだか左右にふらつく感じが・・
たぶん高山病の一種なのでしょうが、めまいだったのだと思います。
5分ほど腰かけて休んだところで少し良くなったので再度スタート。
そして、念願の剣が峰登頂!
正真正銘日本の最高峰に到達できて感無量でした。
時間も早かったので、広い山頂のどこかでのんびりしようかとも思いましたが、やはり高山病の影響なのか、食べ物が何も喉を通らない状況だったため、体を回復させるためすぐに下山することに。
そして、須走ルートの下山は、長い砂走コースが続きます。
私はうっかりスパッツ(ゲイター)を忘れてしまったため、小走りで降りるたびにシューズの中に砂と小砂利が入ってきて、なんともうっとおしい状態に。最初はこまめにシューズを脱いで砂と砂利を取り除いていましたが、途中で面倒になりやめました。。
最後はまたスタート地点の樹林帯を戻り、14:45分頃に須走ルートの登山口に無事下山。所要時間はトータルで7時間半くらいでしょうか。おかげさまで特にトラブルもなく、楽しい山行となりました。
こうして3回目の富士登山も終了。富士登山は高山病等のリスクもありますので、まず今回も無事に帰ってこれて良かったですし、目標としていたお鉢巡り&剣が峰登頂を果たすこともできたので、もう言うことなしです。
で、今回は土曜日の日帰りということで、かなりの混雑を予想していましたが・・結局登山前も登山中も渋滞や混雑とはほぼ無縁でした。やはり富士山は山頂ご来光の時間帯さえ外せば割と快適に登れるのだということを再認識した次第です。
そして・・今年も相変わらず外国人登山者が多かったです。感覚的には、道中会った人の3~4割は外国籍の登山者だったのではないかと。純粋に羨ましいですね。私も海外の山、いつか登ってみたいので。
さて、これで富士山は主要4ルートのうち3つを制覇し、富士山全ルートコンプリート?に向けて、あとは富士宮ルートを残すのみです。でも、さすがに今年登るつもりはないので、早くても来年ですね。とにかく今は、短い夏山シーズンを満喫したいと思います。
それでは。