目指せナイスミドル!

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小江戸大江戸200k、完走しました!

さて、3月に小江戸大江戸200kを走ってちょうど2か月が経過しましたが・・ 痛めた左膝の状態がまだ思わしくありません。

日常生活には全く問題ないのですが、走るとなると、10km程度走っただけでも違和感があり、長い距離を走ったら確実に痛みが出そうな状況です。歳のせいか、年々回復に時間がかかっている気がしますが・・ここは無理せずじっくり療養しようかと思っています。

 

それにこれから先は、登山シーズン到来ですから、ここから秋になるまではリハビリも兼ねて登山を目一杯楽しみたいなと。

なお、昨年まで履いていた登山靴(トレランシューズ)の傷みがひどく廃棄してしまったため、今年は新しい靴を見つけることからスタートし、検討の結果こちら↓に決まりました。

 

 

アシックスのゲルトラブーコというトレランシューズです。私がランニング&登山を始めてかれこれ12~13年ほどになりますが、ランニングと登山でアシックスのシューズを履くのは初めてです。これまでアシックスだとなかなか気に入ったデザインのものがなかったのですが、こちらはデザイン重視の私のニーズに合致したことで購入に至りました。

ちなみに、トレランシューズではなく、ちゃんとした登山靴の購入も検討しましたが、やはり普段からランニングシューズに慣れ過ぎてしまっていることもあり、重量があり嵩張るシューズは自分には合わないと判断し見送った次第です。

 

 

 

で、早速シューズの履き心地を試すべく、GWは榛名山に登山へ。

GWでも混雑せずにアクセスできて登れる山で、且つ、膝の状態を考慮し、周回コースでも気軽にエスケープできるという点で今回は榛名山に決めました。

 

※山頂近く、覗岩という場所からの景色です

 

 

昨年10月にハセツネを走って以来の登山でしたが、天候にも恵まれ、景色や自然を堪能できて、道中登山者の方々とコミュニケーションとったりしつつ、とても楽しい山行になりました。

で、肝心のシューズですが、クッション性があり履き心地もとてもよく、グリップもしっかり効いてくれて、とても良い感じでした。いい買い物ができたなと実感しています。

 

 

こうして山に行くようになると、またニューギアが欲しくなるんですよね。

で、今年最優先で購入したいと思っているのが、テント泊用で使える大型ザックです。2016年に購入した現在の55Lのザック(廃版ですがノースフェイスのバンチーというモデルです)が、だいぶくたびれて色あせてしまっており、しかもテントなどを入れて重くなると、背負った際にとにかく肩が痛くなるのが難点でした。ショップの店員さんに相談したところ、「ノースフェイスはアウトドアメーカーの中でもアパレル系のメーカーで、大型ザックがあまり得意なメーカーではないから、重くても作りがしっかりした別メーカーのザックの方が良い」と勧められたこともあり、ドイターかカリマーで代替を検討しているところです。

他にも、そろそろパンツ(長ズボン)も買い足したいし、キャップも欲しいし・・ 欲望はつきません。

 

そして、今年も行きたい山がたくさんありすぎて、どれにしようかチョイスが悩ましい状況です。

最優先は未踏の中央アルプスで木曽駒ケ岳かなと思っていますが、火打・妙高のセットも捨てがたいし・・

いずれにしても、今年も2~3回くらいはテント泊で山行が楽しめるといいなと思っています。

 

 

・・ということで、山に行くようになるとニューギアが欲しくなり、ニューギアを買うとまた山に行きたくなる・・ 今年もこのサイクルが9月頃まで続くものと予想されます(笑)

 

 

 

さて、登山関係でもう1点。

先日我が家に、ココヘリが届きました。

 

 

ココヘリは、登山時に携帯しておくことで、遭難時等に簡単に見つけてもらえるセンサーのようなものです。

もともと私はジロー会員だったのですが、昨年ジローとココヘリがサービス統合されたので、ほぼ自動的にココヘリとジローのダブル会員になった形ですね。

 

もし、それなりに登山やトレランをされる方で何の保険等にも加入されていない方がいらっしゃるのであれば、加入を強くお勧めしたいです。有事の際にご家族等にご迷惑をかけるようなことがあってはならないと思いますので。

ジローやココヘリに限らず、通常の山岳保険のようなものでもいいと思いますので、皆さまくれぐれも保険等へご加入いただき、安心安全に登山を楽しみましょう。

 

それでは。

~前編からの続きです~

 

大会2日目に入り、川越から魔の川越街道と山手通を経て新宿へ向かうこと約7時間、深夜4:10分に128km地点の成願寺エイドに到着。

この区間、膝痛と眠気で苦しんできましたが、山手通に入ってから少し状態がよくなり、さらにぴーぽさんに会えて暫く話しながら並走できたことで調子を取り戻すことができ、昨年から10分だけの遅れでこのエイドに到着できました。並走って妙な力が得られて、本当に不思議です。

ここでは名物のカレーをおかわり。小江戸大江戸のエイドの食べ物・飲み物はどれも素晴らしいですが、私の中ではやはりこの成願寺エイドのカレーがナンバーワンです。疲れている時体に沁みてめちゃくちゃおいしいんですよね。

 

その先は私が得意とする写真撮影エリア。なぜかわかりませんがこの区間になると毎年元気になる私。今年もやはり元気で、膝痛もなくなり、都庁、国立競技場、東京タワー、東京駅と写真撮影をこなしつつ快調に進むことができました。特に、深夜から明け方はかなり冷え込んだので、陽が出てきて暖かくなってホッとしたのをよく覚えています。

 

そして、昨年私がリタイアした、因縁?の浅草橋エイドには7:32に到着。昨年は膝痛がひどく、このエイド手前では脚を引きずって歩いていた状態でしたが、今年は全く違う状況で、実際昨年より1分速い到着で、とうとう昨年の自分に勝利することができました。

エイド手前で会ったにゃんランさんはすぐにいなくなってしまいましたが、私は10分程エイド休憩した後で、さらに写真撮影エリアの後半戦へ。

 

こちらは応援のランナーさんが撮影してくださった画像をfacebookページから拝借してきたものです。2日目の朝9時頃、深川あたりを走っていた時のものですが、確かこの頃はまだ比較的元気に走っていたように思います。

 

次の159km地点のおしなりエイドには9:53に到着。ここで事前に設定してた「徒歩関門」の10:00を上回ることができたため、何とか完走できそうかな?と、少しずつ完走する自分をイメージできるようになりました。それまでは、膝痛次第で一気に失速する可能性があり、あまり自信が持てていなかったので。ただ、翌日月曜が休みなのだから、やれるだけやろうと。なので自分からリタイア宣告はせず、関門アウトになるまでは辞めない、とそれだけは決めていました。

 

おしなりから舟渡エイドまでの約22kmの道のりは、いよいよ疲労が蓄積し、だいぶ歩きも入ってしまっていたように思いますが、途中の私設エイドで助けられたり、遭遇するランナーさんと激励し合ったりしつつ、焦らず少しずつ前に進みました。ただ、駒込あたりでまた膝が痛み出してきたため、ちょうど正午頃に2回目のロキソニンを投入。薬がしっかり効いてくれて、その後はまずまず走れたように思います。今回はロキソニンを摂取する間隔を空けることを意識して、実際に12時間空けたのですが、それが良かった(そのおかげで効いてくれた)と思っています。

 

そして、181km地点の舟渡エイドには13:47着。このあたりでいよいよ完走が近づいてきたと実感。しっかり補給して荒川へ向かいますが、ここから先は、舟渡まで折り返してきた260kの部の数名のランナーさんとすれ違い、お互い声を掛け合うことで力をもらえました。

ただ、この荒川エリアも、実は私が苦手とするエリアの1つでして。。実際今回も、前後に誰もランナーがおらず、しかもちょうど午後の気温が高い時間帯で、ポカポカ陽気に誘われ強烈な眠気が。。疲れがどっと出て、しかも膝痛もあり思うように走れず、この区間は恐らく7~8割方歩きで、しかも歩きながら寝てました(笑)。何度も時計をみて、さっき見てからまだ数百メートルしか進んでないじゃん、なんてことを何度も繰り返していたのは覚えていますが、それ以外はほとんど記憶がないです。

後で計算したら、この区間のラップペースは11.4分/キロで、今回の小江戸大江戸で一番区間ペースが遅かったです。荒川なんて信号がないから、本当はもっと速く走らないといけない区間なんですけどね。。

 

こうして、何とか最後のエイド、193km地点の秋ヶ瀬エイドには16:02に到着。この時点で、残りの距離は14kmちょっとで、制限時間まであと4時間を残していたため、やっと完走を確信。

ですがゆっくり歩いてゴールするつもりなど全くなく、とにかくさっさとゴールして早く休みたい!との一心で、最後の川越までの区間は意外と頑張って走れました。膝が痛い時もありましたが、痛くない右足を軸としつつ左足を引きずるようにしながら無理やり走っていた感じです。痛いといっても、昨年ほどのひどい痛みではなかったので助かりました。

 

そして、やっと見えたケーズデンキ。旅の終わりを感じる瞬間です。

 

 

ゴール近くの信号待ちで会ったランナーさんに、ちょっと冗談ぽく「もう終わっちゃいますね」って声をおかけしたら、「さっさと終わって欲しいです」とのこと(笑)。私も全くの同感でした。たまに「終わってしまうのが寂しい」というのをウルトラで聞きますが、私はまだそう思ったことはありません。いつかそんな領域に達することもあるのでしょうか。。

 

こうして、18:36にめでたくゴール。記録は34時間32分でした。過去には33時間20分台で3回完走しているので、今回は1時間以上遅れてはいますが、タイムはどうでもよくて、昨年リタイアのリベンジを果たすことができただけで嬉しいです。

ちなみにこれで、小江戸大江戸200kの戦績は5勝1敗になりました。

↓そうそう、大会アップデートを後から見たら、「区間順位」ってのが追加されていて、これ見ると結構面白いです。

 

 

さて、今回も本当に過酷な2日間でしたが、終わってみれば完走出来て嬉しいですし、楽しかったです。

今回も本当に大会スタッフの皆さん、私設エイドやサポートしてくださった皆さん、そして激励し合えたランナーの皆さん、本当に多くの方々に感謝感謝ですね。

 

ただ・・

大会翌日に書いた速報記事には「過去6回の大会で今回が一番辛かった」と書いてありますが・・1週間経った今日になってみたら、「あれ?そんなに辛かったっけ?」って感じで、辛かったことを殆ど忘れてしまっています。もう、自分で自分が怖いですね。

ですので、次回大会の参加意向については、例年同様、何もコメントしないことにします(笑)

 

 

以上、長文お読みくださり有難うございました。

 

2024年3月9日(土)から10日(日)にかけて参加してきた小江戸大江戸200kのレポートです。

備忘録も兼ねて長文になっているので、本当に興味のある方だけ読んでいただけたら。

 

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大会前夜は、いつものようにしっかり飲酒して、24時に就寝。

翌朝4時に目が覚め、あとは寝てるのかよくわからない状態で、4時50分に起床。朝食と準備を済ませ5時50分に自宅を出発するも、途中トイレなどに寄ったため、現地に着いたのが7時10分過ぎくらい。その後会場でバタバタと準備をしたものの、ニューハレの貼り直しなどをしていたらスタートギリギリの時間に。もうちょっと早く現地入りしたいけど、睡眠も確保したいので、ここが悩ましいところです。

 

 

私は8時4分にスタート。とにかく完走が目当てなので飛ばすことなく、序盤はゆっくり進むつもりでいつもよりやや遅いペースだった気が。この日は気温も低く、上にWブレを着てちょうどいいくらいの気温。体調も悪くなく体も軽い感じ。気負うことなくノンビリと序盤は走っていましたが、まさかその直後にこの大会最大のピンチが訪れることになるとは思いもしませんでした。。

 

異変が起きたのは17km地点あたり、桜並木の土手道を走っていた時です。急にお腹が・・スタート前に自宅や途中の高速インターなどでちゃんと済ませてきたつもりでしたが。。ですが幸いすぐ目の前に公衆トイレがあったのでピットイン。

5分程でリスタートしましたが、1つ目の吉見エイドの1km手前あたりでまたも腹痛が発生し、それまでのペースでは走れなくなったので、歩いたり走ったりしながらなんとか21km地点の吉見エイドに到着。例年より20分程遅れての到着でした。

着いて計測を済ませた後は即トイレに直行。ここの管理事務所トイレは、男性用だけで個室が3つあり、しかもウォシュレット付きで本当に快適でした(だから長居した、というわけじゃありませんけど 笑)。

10分程でトイレを出てバナナやチョコを補給し、出発しようとするもまた腹痛が発生。でトイレに入って、出てはまた入ってを何度か繰り返しているうち、とうとう関門閉鎖時間の11時10分に。関門閉鎖後10分以内にスタートしなければ失格となりますが、この先は次のエイドまでトイレがない区間で、まだ腹痛が残っていたため行くかどうかをギリギリまで悩むことに。今大会、リタイアを考えた唯一の瞬間でした。

結局最後は、「大会翌日月曜にせっかく有休取ったのに、こんなところでリタイアなんてありえない」との強い気持ちが勝り(笑)、制限2分前の11時18分に出発。すでにエイドの撤収作業も始まっており、このエイドの最後尾スタートとなりました。

 

前方には誰も見えませんでしたが、ある程度飛ばさないと以降の関門が怪しくなるため、出し惜しみなしで行こうと決め、キロ6分30秒前後のペースでぐんぐん飛ばしました。幸い腹痛が落ち着いており、風はあったものの暑くはなかったため、快調に進むことができ、32km地点の手島エイドに到着。例年より30分以上遅い到着でしたが、関門には15分前で間に合いました。

ここでももう一度個室にこもり、補給を済ませた後で即座に出発。40km過ぎにある古墳群の公衆トイレに辿り着いた時は、やっと一安心することができました。なぜなら、そのトイレまでたどり着けば、その先はトイレの数が増えるのでトイレの不安がなくなるためです。

・・と、序盤はトイレの話ばかりになりましたが、このあたりから腹痛の痛みやトイレの不安がなくなったことで、やっとマイペースで進めるように。ここで午後の一番気温が高い時間帯に差し掛かり、少し暑いのでWブレを脱ぐかどうか迷いましたが、お腹が冷えるのがこわかったので、結局Wブレは着たまま走りました。私が日中にWブレを着たままでも走る程度ということで、気温も例年より低かったですが、それに加え、風が強く体感温度も低かったのだと思います。

その後も淡々と歩を進め、腹痛を再発することなく玉淀エイドに無事到着。第三エイドは例年と場所が変わっていましたが、計算すると、例年より15分遅れ程度まで挽回することができていました。

お腹が回復したことで気を良くした私は、このあたりから食べまくる作戦に。太りやすい体質で、普段から食事量を若干セーブしている私にとって、「この2日間は好きなだけ好きなものを食べていい」というのがこの大会に参加する大きなモチベーションの1つになっています(笑)。そう、1日目の私は腸は不調でしたが、逆に胃は好調で、食べること自体は全く問題なく、吐き気等をもよおすこともありませんでした。

 

この先の国道254からはアップダウンも増えるため、登り坂は割り切って歩き、平地と下り坂だけを走るいつもの作戦で進むことに。この区間から進路を南に変えるため、向かい風が無く走りやすくなり、気温も涼しかったことで、さらに快調に進むことができ、大きなトラブルもなく、次の唐子エイドには18:07着。昨年からたった4分の遅れまで挽回することができ、しかもここではにゃんランさんに会えたことで、例年同様のペースまで挽回できたのだと実感できて一安心。意外と早くここまで挽回できたものだなと、自分でもちょっと不思議な感じがしていました。

ここではいつもの温かいうどんをいただき、10分程の休憩の後出発。ここからはヘッドライトをつけた夜間走のスタート。信号も多く、例年集団走が多くなるエリアでもありますが、何となく周囲にちょうどよいペースの方がいなかったため、この区間もほぼ単独走でした。

その後、大通りに出ていつも使うファミマに寄って外に出たところで、ゾクゾクっと寒気が。そう、屋内が暖かい分、外に出た時の寒暖差で身震いすることが何度もあり、今回はこれが本当にしんどかったです。対策としては体を冷やさないように、とにかく走って体を温めるようにし、こまめに脱ぎ着もするようにしました。

 

その後もまずまずのペースで進むことができ、中間地点の川越手前のコンビニでにゃんランさんをピックアップした後、やや疲れていたので少し徒歩も入れつつ、何とか川越に帰還し、前半の小江戸部分を終了しました。

川越到着は21:12で、昨年より9分遅れでしたが、元々21時半着を想定しており、また、序盤に大きなトラブルで出遅れたことを考えれば、上出来とも言える時間に帰って来られたのだと実感できました。また、膝は違和感はありましたが、痛いということはなく、まだ体力も脚も余力があると感じられ、少しだけ気持ちの余裕が生まれたように思います。

 

その後、荷物の入れ替えや準備を済ませ、約20分後の21:34に川越を出発して後半戦のスタート。スタート直前から寒さで体が震えるくらいだったので、後半は雨具のズボンを履いてスタートし、さらには上もWブレの上から雨具を着こむことに。この上着の雨具を脱いだり着たりしながら温度調整をすることにしましたが、夜間はずっと上下とも雨具を着ていた気がします。

 

川越をスタートした際は、気力体力ともに充実しており、そこそこのペースで進めると思っていたのですが・・序盤飛ばしたせいか、思いのほか疲労が体全体に溜まっており、早くも走ったり歩いたりを繰り返しながら進むことに。この区間は、下り坂は走るようにしましたが、登り坂は全て歩きで、平地についても半分は歩いてしまっていた気がします。

後で思うと、これは疲労ではなく補給不足が原因だったと思います。川越をスタートする際は準備に気を取られ、固形物をあまり補給していませんでした。実際、115km地点の英インター手前のコンビニでパスタを食べてしっかり補給するとだいぶ元気になったので。胃が好調だったのだから、もっと積極的に補給しても良かったのかなと今になって思います。

その後、英インターに差し掛かったのがちょうど12時くらいでしたが、この辺りからとうとう左膝に痛みを感じるように。まあ、ここまで持ちこたえてくれただけでも十分かなと思いました。

想定した対処法通り、まずはサポーターを着用して走ることにしましたが、しっかりと膝を固定したおかげで痛みも和らいだので、それなりの効果は実感できました(結局サポーターはゴールするまでつけっぱなしでした)。ですが、1時間ほど走ると、やや走りにくいと感じるような痛みが出てきたため、2日目の0時40分頃に1回目のロキソニンを投入。薬が効いたおかげで、痛みは少しやわらぎましたが、今度は眠気がやってきたりと、なかなか思うように走れず。

例年同様、今年も、この川越から成願寺までの後半スタートの区間が最も苦戦を強いられることになりました。


~後編に続きます~

先週末の土日で参加してきた小江戸大江戸200k、おかげさまで200kの部を完走しました!

昨年大会の途中リタイアの雪辱を晴らすことができ、本当に嬉しいです。

 

 

さて、今回の小江戸大江戸200kは、制限時間を約1時間半残してゴールしており、タイムはまずまずだったのですが・・過去一と言っていいほど、私個人的にはしんどかったです。特に苦しめられたのが「腹痛」「膝痛」「寒さ」の3つでしょうか。

 

腹痛については、1日目のスタート前からすでにお腹が下し気味だったのですが・・スタートして17km地点あたりで腹痛が起こり公衆トイレに駆け込んだところから、私とトイレとの切実な戦いがスタートすることに。

21km地点の第一エイドには、関門閉鎖時間の25分前には着いていたのですが、そのエイドでは腹痛がひどくトイレに出ては入ってを繰り返すように。しかも次のエイドまでコンビニや公衆トイレが一切ないので、腹痛が収まらないと先に進むリスクが大きく、出発するのをためらっているうちに、とうとう関門閉鎖時間を過ぎてしまいました。関門閉鎖後10分以内にスタートしなければ失格となるため、かなり厳しい状況でしたが、こんなところで辞めるわけにはいかないと思い、意を決して出発。あと2分遅れたら失格になるところでした。

結局、この第一エイドでの滞在時間は約35分。私はこのエイドをスタートした最後のランナーで、しかもかなり遅い時間だったため、自分の後ろはもちろんのこと、前方にもランナーが1人も見当たらない状態。ちょっと心が折れかけましたが、この程度の遅れなら何とか取り戻せるはずだと気持ちを切り替えて第二エイドへ。

その後はおかげさまでお腹は回復してくれて、最悪の形でレースを終えることがなくよかったです。

 

その後の前半戦は、北風は強かったものの、何とか序盤の遅れを取り戻したいとの思いから、例年よりややハイペースで走りきり、91km地点の川越には21時12分に到着。腹痛のトラブルはあったものの、目安としていた21時半までに川越に帰ってくることができ、前半戦はまずまずの形で折り返すことができました。

 

 

21時半過ぎに後半戦の大江戸に向け川越をスタートしましたが、ここでやってきた次なる敵が、寒さでした。

出発時の服装は、下は長ズボンのWブレーカー、上はアンダーシャツの上からTシャツ、さらにWブレーカーの装備でしたが、1日目は特に夕方から気温が下がり、冷たい北風が吹いていたこともあって、体感気温はかなり低かったです。そこに加えて、かなり手ごわかったのが、屋内から屋外に出たときの寒暖差。寒い屋外に出た瞬間、ゾクゾクっと身震いを感じたことも何度かありました。

ウルトラは走っているとどんどん脂肪が減ってくるので寒さへの耐性も弱まってくるのだと自身の経験上思いますが、この1日目の夜から2日目の深夜~朝方にかけては、おそらく気温が3~5℃程度、そこに北風も加わって、冷え込みはかなり厳しかったです。寒くなることは想定しており、そのための準備もしていましたが、予想以上に寒さが厳しく、これで体調を崩した人も少なくなかったのではないかと。私は、寒いと感じたらとにかく走って体を温めるようにしたり、こまめに服を脱ぎ着することなどで、何とか2日間乗り切ったという感じでした。

それにしても、昨年と一昨年のこの大会は、2年連続でかなりの暑さで、私は昨年の日中はノースリーブシャツ1枚で走っていました。それが今年は同時期開催なのにこの寒さ。本当に調整が難しいですね。。

 

 

そして、今回の最大の敵が、昨年のリタイアの原因となった左膝痛です。まあ、一つ前の記事にも書いた通り、これはもう事前に予想できていたので、その痛みの度合いに応じた対策を講じていくだけでした。

膝の違和感はすでに前半の小江戸部分からありましたが、違和感だけで痛みではなかったので、こまめなストレッチやマッサージで筋肉をほぐしつつ、前半の小江戸は痛みにおそわれることなく乗り切りました。

鈍い痛みを感じ始めたのは、時間にして深夜0時前、115km地点にある英インターあたりだったでしょうか。まずはサポーターを着用して走り、それなりの効果はあったと思うのですが、1時間後に走りにくいと感じるような痛みが出てきたため、1回目のロキソニンを投入。薬が効いたおかげで、痛みは少しやわらぎましたが、寒いし眠いしでなかなか思うように走れず。その後の後半戦は、走れる時間帯と痛くて走れない時間帯が交互に来る感じだったので、痛い区間は割り切って歩き、走れる区間だけ頑張って走ってタイムを稼ぐ作戦としました。痛いとはいっても、昨年リタイアした時ほどの痛みではなかったので、どうにかこうにか誤魔化しながらやり過ごせたといった感じだと思います。

 

 

・・と、コンパクトにまとめた私の2024小江戸大江戸200K完走記はこんな感じです。

毎年同じ感想で恐縮ですが、スタッフの皆さんは優しくて、私設エイドの皆さんのおもてなしが有難くて、一緒に走ったランナーの皆さんとのコミュニケーションも楽しくて、本当に素晴らしい大会です。

ただ、体へのダメージは相変わらずです。筋肉痛はひどいし、階段降りるときに膝は痛いし、胃腸もイマイチでお酒も飲めないし、常に眠い感じだし・・ 今日が有休でなかったら大変でした。

いったい私はいつまでこんな過酷なことを続けるのでしょうか?実は、今回また膝痛でリタイアなんてことになったら、さすがに次回はやめようかと思っていたのですが、幸か不幸か完走してしまいまして(笑)。それに、なんだかんだ言いつつ、初めて完走した2018大会以降、毎年欠かさずエントリーしてしまっているので、次回大会の出場意向についてはもう何も言いません。

 

それでは、今日はこの辺で。

コンパクトに書いてみましたが、やっぱり全然書き足りないので、また落ち着いたら詳細版書こうと思います。

さて、いよいよ今年の小江戸大江戸200kが今週末に迫ってきました。

 

小江戸大江戸200kは、初参加の2018年大会以降、2022年大会までに参加した4回は全て完走していたのですが・・昨年の2023年大会はレース中盤から左膝の痛みが出て耐え切れず、145km地点にある浅草橋エイドを出て少し進んだところで無念のDNFとなりました。

というわけで今年は、タイム云々はどうでもいいので、とにかく完走してリベンジしたい、ただそれだけが目標です。

 

ですが・・ 昨年大会で痛めた左膝は、1年経った今でも状態が思わしくありません。時折違和感や鈍い痛みを感じることがあり、2月の3連休に50km走した際も、走り終わった後に若干の痛みがありました。

なので今年も、レース中に左膝の痛みが出ることはほぼ確実と思われ、今回はそれを踏まえた対策を練ってきました。

 

 

まず、例年は膝周りをサポートするため、ニューハレニーダッシュを膝下に貼っていましたが、これでは足りないと思い、今回はニューハレテープで左膝の前後をしっかり保護することに。そして、多少の荷物になることは覚悟の上で、小型のコールドスプレーを携帯し、こまめにアイシングしながら走ることにしました。

この予防策をしつつ、それでも痛みが出てしまったら、ニューハレの上からサポーターを使って膝周りをさらにしっかり固定することで痛みをまぎらわす作戦。

それでも痛みが辛くなったら、迷わずロキソニンを投入。

今回はこの予防→我慢→ドーピング(笑)の3段階の対策で乗り切りたいと思っています。

 

さらに、今回私が秘策として考えたのが、名付けて「ここからなら全部歩いても完走できるからリタイアしちゃだめだよ作戦」。

なんだそれ?と思われるかもしれませんが(笑)読んだそのままの通りで、各関門ごとに、”この時間までに関門をスタートすればその先全て歩きでもゴールできる”という「徒歩関門」を設定しました。その関門がこちらです↓(黒字が大会のオフィシャルの関門時間で、その右が徒歩関門です。)

 

 

この徒歩関門によると、昨年私がリタイアした浅草橋エイドについても、もう少しだけ早くエイドを出ていればその先ほとんど歩きでも完走できた計算にはなります。そう考えれば、当日の自身のリタイア抑止にはなると思いますので。

(※徒歩関門は、あくまでも私自身の過去の記録を基に設定した時間ですので、これをご覧になる参加者の皆さんはあまり鵜呑みになさらないように。。私の徒歩ペースは結構速い方ですし。。)

 

 

そして、もう1つの対策がこちら↓

 

 

新しい時計(ガーミン255)を購入しました!

まあ、本当のことを言うと、小江戸大江戸のために購入したのではなく、ただ時期的に買い時だったというだけですが(笑)

 

今まで使っていたガーミン935は、約4年間、ランニングと登山だけでなく、普段のビジネスシーンとしてほぼ毎日使ってきたので、さすがにくたびれてきており、特にボタンの効きが悪くなっていたので、買い替えを検討しているところでした。

ちなみに私は2012年からガーミンユーザーで、ランニングと登山記録の全てをガーミンコネクトに保存していることもあり、購入するブランドはガーミン以外の選択肢がない状況です。その中で、ランニングと登山、さらにビジネス用として使えて、且つ5万円以内を目安に購入できるものということで探していたところ、今回のガーミン255が発売後約1年半を経過してだいぶお手頃になってきており、生産中止で在庫薄になってきたこともあって、このタイミングで購入に至った次第です。

 

さっそく何回か使ってみましたが、すごくフィーリングもいい感じです。(面倒なので感想はこの一言で終わらせます 笑)

小江戸大江戸で使うことの一番のメリットは、通常のGPSモードの場合で、これまでの935は最大21時間稼働だったのが、新調した255は最大30時間稼働になることです。・・といっても、30時間内にゴールするなんて私には絶対無理ですが(笑)、途中の充電時間が大幅に減るというのは大きなメリットかなと思っています。

 

 

 

さて、今週末の関東地方の天気は、今のところ晴れになりそうで、しかも最高気温が両日共に11~12℃と、ここ数年の3月開催の中ではかなり涼しくなりそうな雰囲気です。むしろ、最低気温はマイナスではないかという予想もあるので、例年よりも寒さ対策が重要になるかもしれませんね。

 

そして、当日の200kの部のランナーズアップデートはこちら↓

小江戸大江戸200km (k-sok.com)

本日時点でまだ主催者さんから発表がありませんが、勝手に調べて見つけました(笑)

 

それでは、年に1度の大イベントなので、楽しんできたいと思います!!