もっと通じる英語に! 関係代名詞の「関係」を暴く!1 | もっと通じる英語の発音! by小川直樹

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元大学教授の英語音声学者、小川直樹が、英語発音をよくする練習法、誰でもできる、確実に上達する方法を述べていく。

もっと通じる英語に!  

関係代名詞の「関係」を暴く!1

 

 

関係代名詞の「関係」って何

なんでしょう。

 

これ、意味不明ですよね物申す

 

この名前じゃ、

中身がよくわからない驚き

 

この名前は、

関係代名詞を難しくしてしまった、

主犯格の一人ですニヤニヤ汗汗

 

これを「関係づける」

という意味だ、と説明する

こともあります。

 

でも、

「関係づける」って何?おーっ!むかっ

 

そもそも、代名詞はたいてい、

どれでも他の先行する名詞を

指しているんですよ。

 

みんな関係してるんですよ

ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ

 

だから「関係づける」じゃ、

まったく意味をなさないえー

 

こういう説明は、

反省すべし!プンプン

 

そんな、わけのわからない

表現は、元の英語から

考えます!

 

関係代名詞は英語では、

relative pronoun

といいます。

 

じゃ、relativeとは本来、

どういう意味か。

 

英和辞典を見ると、

「関係ある」

「相関的な」

「相対的な」

「比例した」

とかって…滝汗

 

どの訳語も

抽象的過ぎて

意味不明ですガーン

 

「関係代名詞」などという

名前を付けた、昔の人も、

あまりよくわかって

いなかったんでしょうぼけー汗

 

おそらく明治時代の話です。

 

その頃は、

英語も、英語学・言語学も、

それどころか英米のことも、

あまりわかっていなかった

でしょうショックショックショックあせる

 

あまり的確に表現できなかった

としても無理はない。

 

でも、そんなトンチンカン

訳語をずーっと使い続けるのは、

いかがなものかしょんぼりむかっ

 

文部省そして文科省は、

そういうところこそ、

ほったらかしとかないで、

改めてほしいですよねえー

 

その後の学習者が、みんな

わけわからない思いを

してきたんだから。

 

 

 

で、

アゲアゲ関係代名詞講座では、

relative  pronounは

「つなぐ代名詞」

と表現しました。

 

 

 

動画でも述べたように、

relativeの元は、

動詞relate

 

relateは

「つなげる」

「つながる」

という意味。

 

英和辞典では、

まず「関係づける」なんて、

あいまいな表現が出てきます。

(こういうあいまいな表現は

使用禁止にしてほしいものですウシシウシシ

 

でも、英英辞典では、

もっと明確に、

「つなげる」「つながる」

の感じが表現されています。

 

Oxford Dictionary of English

では、

make or show a connection between

ですからね。

 

だからまさに

「つなぐ代名詞」ってこと流れ星

 

で、それは、文と文をつなぐ

と、動画では話しました。

 

この解説、これだけで十分

すごいんですよポーン

 

だって、今まで誰も、

関係代名詞という名前を、

わかるように解説して

こなかったのだからニヤリ

 

でも、

これは今のボクからすると、

8割の正解ですガーン汗

 

あ、

近いうち、しばらくぶりに

ストアカでオンライン講座を

開催します。

 

英語と英語教育の話をします。

他では聞けないような話をします。

 

ま、それはさておき

 

次回、

いよいよ核心に迫ります!叫び

 

日本英語教育界の常識を覆す、

怒涛の後編へつづく!(笑)ゲラゲラ