ナントカのブログ

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人災がひどいから、部屋に音楽を流せる環境がほしい…

ビートルズの曲と映画の劇伴をまぜこぜにした真正サントラLPの“A HARD DAY'S NIGHT”版。
ジョージ・マーティンが担当した劇伴の楽曲に入るといきなり時代を感じる(笑)んだけど、LPのB面の「リンゴのテーマ」と“A Hard Day's Night”は古き良きというか、アナログの時代の暖かみを感じる音色と編曲でちょっと夢心地になる。

ビートルズの楽曲のほうは…本国イギリス盤でもおなじみの曲だからとりたてて言うことも無いんだけど、“I'll Cry Instead”も入ってるのが興味深いかな。

“HELP”まで聴く時間はなかった(苦笑
凄く入り込みやすい曲順だと思う。CDのない時代に、「これからビートルズ聴きたい」と思った人がいたら真っ先に最初にこれをおすすめしたいくらい。
(日本盤なので邦題で書きます)「抱きしめたい」「シー・ラヴズ・ユー」「フロム・ミー・トゥ・ユー」、「ツイスト・アンド・シャウト」と初期ビートルズを代表する曲を立て続けに紹介し、本国イギリスでビートルズが初めて世に出た「ラヴ・ミー・ドゥ」を紹介した後にここらで渋いバラード「ベイビー・イッツ・ユー」を挟む。「ドント・バザー・ミー」が入ってジョージも作曲するんだということを認識。
B面の始まりにも「プリーズ・プリーズ・ミー」「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」と代表曲が置いてあり、その後も小品をバランス良く挟みながら最後はボーカルとコーラスワークの凝った「プリーズ・ミスター・ポストマン」で締める。

考えられた曲順だと思う。ビートルズが日本人に紹介されるにふさわしいLPじゃないかと


余談というか、他の記事でも言っててまた言うけど、「ホールド・ミー・タイト」は決して受け流すような曲ではない。そりゃ「オール・マイ・ラヴィング」ほどのメロの綺麗さにはかなわないけど凡曲には聞こえない。こっちも熱のあるメロだと思うけどなぁ
このアルバムが1965年にビートルズ来伊記念盤として出されたことを知って思うことは、1965年当時イタリアではビートルズのアルバムはオリジナル通り出されてたってことかな
EP“LONG TALL SALLY”からの曲が全曲入っていたり、“From Me To You”をはじめとしたシングルのみで出された曲(“She Loves You”は無いけど)が収録されているから…

とりあえずこのアルバムが、テイチクに負けず劣らず無数のビートルズの編集盤が出ていた1982年の時点で日本で販売されたのか意味不明。他の編集盤と比べてもミキシング違いも特に無いし…。
強いて良いところを上げるならEP“LONG TALL SALLY”に入っていた4曲のステレオバージョンが1枚組で安く手に入ることくらいかな…(でもその時点で“ROCK N RoLL MUSIC”のLPは日本でもばら売りされてたし…)。

Long Tall Sally/She's A Woman/Matchbox/From Me To You/I Want To Hold Your Hand/Ticket To Ride//This Boy/Slow Down/I Call Your Name/Thank You Girl/Yes It Is/I Feel Fine
忘れないうちに曲順書きました笑