英単語よみかた確認、ボキャブラリー、英文

英単語よみかた確認、ボキャブラリー、英文

目で見て意味さえわかればいいの? よみかたが わからないと おぼえにくい。テキトーよみをさけたい。発音記号、発音リスペリング、補助記号、カタカナ、電子辞書の音声、など。日本語は日本語でいいが、英語は英語。区別しよう。はなれていてもつなげて発音。

えいたんご の じっさい の はつおん は、みみ で かくにん すれば いい。オンラインじしょ や でんしじしょ など も つかえる。

あくまで、にほんご は にほんご、えいご は えいご。カタカナの ことば が ニセモノで、えいご が ホンモノ、などと、たんじゅん に かんがえないこと。おたがいに ちがっていて あたりまえ。ちがいを りかい して くべつ すれば いい。

ローマじ は、ひと や とち の なまえ を かくときに ひつよう なので、じゃまもの あつかい すべき では ない。

基礎固め に とても いい。暗号解読じゃなくて、カンタンで わかりやすい やつ を いろいろ とりこんでいく。

 

 

 

で、ついこないだ みた やつ の なか に、ムンクの なまえ が でてきました。

 

つづりが Munch なのでした。

 

ひとのなまえの Munch は、発音が monk と おなじ。

母音がshort-U。最後が /k/ の音。
 

動詞の munch は、字面どおりの発音。

 

 

 

 

 

 

 

ムンク(Munch)の u は、/ʌ/ の音。あまり 口を 縦に ひらかない と いう こと に なる。

 

 

completion の e は /i:/(イー)の音である。

 

この e を /エ/ で発音すると compression みたいに きこえてしまったりする。L と R の ちがい が あったとしても、である。

 

 

 

 

なかなか完成しないというので、圧が かかっていたのだろう。

 

えらい人は、人前で英語しゃべらされるはめになって、気の毒である。

 

カタカナ語として 日本語に はいってしまっていたのか。

 

suit が「スーツ」に なるくらいだから、suicide が「スーサイド」に なってしまうのも、いたしかたないのだろう。

 

英単語としての読みかたを確認。

 

 

su·i·cide  (so͞o′ĭ-sīd′) なのであって、u も i も 発音する。

 

音節は3つ。ストレスは第1音節。

 

無理を承知でカタカナ表記すると「スーサイド」ではなく /スー・イ・サイド/ あるいは /スー・エ・サイド/ に 近い。語末に、よぶんな母音をつけずに発音すること。

 

 

 

過去記事。当時は見通しが甘かった。

 

 

ことしの6月上旬、土・日に、アニメ「佐々木とピーちゃん」を一気に見た。類は友を呼ぶというやつなのか。たまたま めぐりあったのが、強引だけど心やさしき星の賢者。人のいい佐々木は、ごたごたに巻き込まれることになるが、特殊な能力が使えるようになったり、人脈が形成されたりする。

 

とにかく、おもしろい。そして、オープニング主題歌がとてもいい。でも、うた の かし が なにをいっているのか ほとんど わからなかった。一気に見たせいもあるのかもしれない。1週間ごとに間をあけて見ていれば違ったかもしれない。

 

で、かしを かくにん してみて、うちのめされた。ずっと bird だと おもっていたのに、bond(きずな)だった。先入観もあったのか? だが、それだけではない よう に おもえる。

 

PV を見たら、I BELIEVE IN OUR BOND.で、メンバーが一斉に両腕を広げて、まるで鳥の翼のようだった。

 

ピーちゃんが鳥なので、主題歌が FLY なのは、とてもいい。「大切なものをこの肩に」って、作品をふまえてるなあ。

 

 

で、「パス」は pass じゃなくて path だったようだ。

 

わたしの耳は、あてにならないということが 身に しみて よく わかった。目で見て確認することにしよう。百聞は一見に如かず。SEEING IS BELIEVING. なのだ。

 

で、「佐々木とピーちゃん」を見終わってアメブロにログインしたら記事にコメントをいただいていて、ウェブサイトに行ってみたら、小鳥のイラストが! 色が違うけど、まるでピーちゃんと仲間たち(peeps?!)じゃないか。エヌ先生も、なんだか銀さんにしか見えないし。(そんなことはないだろう。)

 

とにかく絶妙なタイミングだった。行動するといろいろ手に入るものだ。それは現実世界でも変わらない。エヌ先生は、むかしから いろいろ がんばってきたのだろうな。

 

日本人は、わたしの知るかぎり、

tales を「テイルズ」と読み、

sales を「セールス」と読む。

a も s も、読みかた が べつべつ に なる。

一貫性が あるはずの場合でさえ、そんなの関係なく、やりすごしてきたのだ。日本語でなら、それでもいい。

 

やはり、われわれは日本語のカタカナの影響下にある。

 

カタカナなのだから、「テイルズ」と「セールス」は、/teilz/ と /seilz/ みたいには、ならない。

あつかう母音を13個にしぼる?

 

なんだか ものたりない。

 

PV法(Phonovisual Method=音視法)では、あつかう母音が18個です。

 

 

それぞれのマスの上の段が音素をあらわす綴りの基本パターン、下の段は基本以外の綴りのパターンです。

a-e
ay, ai
ee
-e, ea 
i-e
-y, -igh
o-e
oa, ow, -o
u-e
ew
-a-
-
-e-
ea
-i-
-y
-o-
-
-u-
-
aw
au, a(ll)
    oo
-
ur
er, ir, or
a(r)
-
    oo
u
 
      ow
ou
 
      oy
oi
 
      o(r)
-
 

 

長音   a-e, ee, i-e, o-e, u-e

短音   -a-, -e-, -i-, -o-, -u-

そのほか aw, ow, oy, oo, oo

Rつき母音 ar, or, ur 


 

向き・配列を変えて、音素+IPA+綴りパターンをふくむ単語例。(変則的な例外をふくまない。)

 

ă /æ/ (hat) ā /eɪ/ (hate, tail, may)
ĕ /ɛ/ (pet) ē /iː/ (Pete, see, east, be)
ĭ /ɪ/ (bit) ī/ aɪ/ (bite,byte,lie,bye,hi,by,buy,high)
ŏ /ɑ/ (hop) ō /oʊ/ (hope, toe, goal, go, oh)
ŭ /ʌ/ (cut) ū /juː/ (cute, cue, feud, few)
o͝o /ʊ/ (book,push) o͞o /uː/ (boot, rule, thru, threw)
oy /ɔɪ/ (toy, coin) oir /ɔɪər/ coir, (lawyer), (sawyer)
ow /aʊ/ (now, out) our /aʊər/ our, flour ; flower
aw /ɔː/ or /ɑː/ (law, sauce) (aur) /ɔːr/ (aural, Taurus)
ar /ɑːr/ (card) air /ɛər/ fair, fare
or /ɔːr/ (sort, sore, oar ; warm) -oor /ʊər/ tour
ur /ɜːr/ (turn, term, third ; worm) -ure /jʊər/ cure, pure, skewer

 

これでも たりないぐらいです。(fear や fire は、ē や ī に r の音を追加するようなあつかい? lawyer, sawyer は、発音リスペリングが有用なのかも?)

 

 

 

とはいえ、つぎのリンクさきをみたら、やっぱり複雑でした。

 

 

ハードルをさげることも重要・大切なのでしょうね。

 

 

これをみていた。

 

で、ここへ とんだ。

野北明嗣 (2022). 中学英語教科書の発音記号に関する音声学者の混乱の調査:発音記号の見直し. 外国語教育研究 25, 206-222

 

 

そして、ここに ついた。

野北明嗣 (2022). 中学英語教科書の発音記号に関する音声学者の混乱の調査:発音記号の見直し. 外国語教育研究 25, 206-222

https://www.tufs.ac.jp/ts/personal/ykawa/jafle.files/bulletin/bulletin25.pdf の p.219(222/248)より、引用。


表1 米英語14母音表(音節主音の/r/を含む)

Long/Alphabet ā ē ī ō o͞o/ū
vowels hate Pete bite hope boot/cute
Short/Relative ă ĕ ĭ ŏ ŭ
vowels hat pet bit hop but
Vowel oy ow o͝o ur
pairs/digraphs boy now foot turn

 

そして、あつかう母音の数をさらにしぼりこんで基本を徹底させるためか、上の表にあった "ur" をはずして /r/ を ふくまないようにして、"ū" を(yo͞o で代用できるので)つかわないようにして、13母音に しぼりこんで、基本とするようです。

 

 

Long Sounds ā ē ī ō  o͞o 
Short Sounds ă ĕ ĭ ŏ ŭ
Vowel Pairs oy ow o͝o

 

/j/付きの母音(ū /juː/)も、/r/付きの母音(ar, or, ur など)も、あつかわないようにして、ŏ と au,aw の区別もあえてしないようにして、単純化してあるようです。

 

それは、日本語の場合でいうと、まず 基本の五十音を先に教えて、濁音・半濁音・拗音・促音・はねる音 などは そのあと、みたいなことだとおもえばいいのでしょうか。(いっさい教えないということではない。)

 

"英語にも、初心者にもとっつき易いユーザーフレンドリーな音の一覧表が必要です。"

それについては、そのとおりだと おもいます。

 

 

文字と発音の関係の「超」基本だけを利用して、フォニックスには深入りしない。補助記号をつかって、IPAの発音記号を回避。そして、よみかた(あるいは発音)に特化。そういう印象です。