これをみていた。
で、ここへ とんだ。
野北明嗣 (2022). 中学英語教科書の発音記号に関する音声学者の混乱の調査:発音記号の見直し. 外国語教育研究 25, 206-222
そして、ここに ついた。
野北明嗣 (2022). 中学英語教科書の発音記号に関する音声学者の混乱の調査:発音記号の見直し. 外国語教育研究 25, 206-222
https://www.tufs.ac.jp/ts/personal/ykawa/jafle.files/bulletin/bulletin25.pdf の p.219(222/248)より、引用。
表1 米英語14母音表(音節主音の/r/を含む)
Long/Alphabet ā ē ī ō o͞o/ū vowels hate Pete bite hope boot/cute Short/Relative ă ĕ ĭ ŏ ŭ vowels hat pet bit hop but Vowel oy ow o͝o ur pairs/digraphs boy now foot turn
そして、あつかう母音の数をさらにしぼりこんで基本を徹底させるためか、上の表にあった "ur" をはずして /r/ を ふくまないようにして、"ū" を(yo͞o で代用できるので)つかわないようにして、13母音に しぼりこんで、基本とするようです。
/j/付きの母音(ū /juː/)も、/r/付きの母音(ar, or, ur など)も、あつかわないようにして、ŏ と au,aw の区別もあえてしないようにして、単純化してあるようです。
それは、日本語の場合でいうと、まず 基本の五十音を先に教えて、濁音・半濁音・拗音・促音・はねる音 などは そのあと、みたいなことだとおもえばいいのでしょうか。(いっさい教えないということではない。)
"英語にも、初心者にもとっつき易いユーザーフレンドリーな音の一覧表が必要です。"
それについては、そのとおりだと おもいます。
文字と発音の関係の「超」基本だけを利用して、フォニックスには深入りしない。補助記号をつかって、IPAの発音記号を回避。そして、よみかた(あるいは発音)に特化。そういう印象です。