「木綿のハンカチーフ」の新考察 | 『5時からアイドル』まきりん社長ブログ

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朝は「仕出し屋まきりん」からスタートし、昼は「株式会社のびあという企画とPR会社の社長」、夕方は「5時からアイドルまきりん」となる人のブログです。
もと金髪長女とW王子こと双子男子の母で岩手県滝沢市在住。
カラオケの十八番は「あゝ無情」

まさか2024年最初のブログがこれになるとは思ってなかった...。

 



事の発端は何かというと

 

今日発売の文藝春秋2月号に

「永久保存版 識者が選ぶ私の昭和歌謡ベスト3」という特集があるらしいと

SNSで見たのだ。

 

 

某所で「昭和カラオケ部」という部を作り、

(株)のびあでは「スナックへいこう」を毎年一度は主催している私。
 

 

早速、横にスマホを置いて3曲どころか

10曲を選んでみたりしたのだけれど

先の文藝春秋に某氏が選んだ曲は

 

「木綿のハンカチーフ」らしい。

 

 

同じ太田裕美の曲なら

「九月の雨」の方が私は好きなのだが

「木綿のハンカチーフ」が支持される理由はよくわかる。

 

ちなみに木綿も九月も

作詞 松本隆

作曲 筒美京平 

の巨匠によるもの。

 

 

で「木綿のハンカチーフ」である。

 

 

今さら説明するまでもないけれど

これは遠距離恋愛する男女の歌である。

 

 

しかも「さっすが松本隆‼️」と言いたくなるのは

4番まである歌詞のそれぞれで

前半が彼から彼女へ

後半は彼女から彼へ

 

になってることだろう。

 

 

もうもうこれって昭和の万葉集かよ!

なのだ。

 

 

しかしその明るいメロディとは反対に

男は都会に出て半年もしないうちに徐々に心変わりしていく。

 

 

「草に寝転ぶあなたが好きで

都会の絵の具に染まらないで帰って」と願う彼女に

 

「今も君は素顔で口紅もつけないままか?」と

言い放ち、

スーツ姿の自分の写真を送りつけるのだ。

 

 

あーー、こいつは

都会の絵の具どころか、都会のネオンにどっぷりと染まり、

ワンレン、ボディコンの女とヤッタに違いない。

 

 

ちなみにワンレンとボディコンとは

令和の時代ではなく、

この曲が発売された1975年よりちょい後の

トレンディドラマに出てくる都会の女のことである。

 

 

参考までに、、
1975年はニュートラが流行してたそうで
起源はアイビースタイル
ハイブランドのバッグとシャツとプリーツスカートできちんと感をだしたファッションとのことなので
元祖JJ(典型的なお嬢様雑誌)ガールと浮気したのが正しいんだろう。
 

 

ま、ワンレン女かJJガールか知らぬが、
いずれ彼は都会の女と一夜をともにしたのは間違いない。

 

 

そんな風に浮気されたにも関わらず

「木枯らしのビル街 からだに気をつけてね」

と彼を気遣う彼女。

 

 

でもね、

この娘は本当はわかってるのですよ。

彼が完全に都会に染まり、

本当は帰省できるのに

故郷へ帰らないことを。

 

 

こういう時、男はズルい。

そして

都会で毎日楽しくやってる彼にとって

「からだに気をつけてね」なんて母親みたいなことを言って

ジトッと待つ女ほど鬱陶しいものはないのだ。

 

 

そして遂に男は訣別の手紙を書く。

 

「君を忘れて変わっていく僕を許して

僕は僕は帰れない」

 

 

これに対して彼女は

「最後のわがまま 贈り物をねだるわ

涙ふく木綿のハンカチーフください

ハンカチーフください」

 

 

最後の最後にやっと
タイトルの「木綿のハンカチーフ」回収である!

 

 

この曲の発売当時は私も幼かったので(小学校4年生)

「田舎の女の子の美しい失恋物語」と受け止めていたのだけれど

58才になった今は実は全く別の解釈をしている。

 

 

まずひとつ
これは遠距離恋愛する男の願望ソングよ‼️

 

 

男にとって初恋の彼女には

こうあってほしいという。

 

なんだ、なんだ、どこまであまちゃん なんだぁ?

 

 

しかし、「木綿のハンカチーフをください」と言われた男は

いったいどこで買うのだろうか?

 

 

この時代、ダイソーはないけれど

200円ぐらいの安いの買う?

 

自分の心変わりとわがままが原因なのに。

 

 

かといって

銀座三越や新宿高島屋の包装紙で包んで

木綿のハンカチーフも送るのも

なんか違う気がするし、。。

 

お取り寄せで今治の最高級のハンカチーフか?

⇒、、、タオルとハンカチーフをごっちゃにしてるかもしれない

 

 

そう考えると

これは相当、難易度の高い「最後の贈り物」
をおねだりしたわけですよ。

 

 

彼が「ああ、どこで買えばいいんだ~」と悩む間、

彼の心は彼女にあるわけで・・・

 

うわ!

 

「木綿のハンカチーフ」って案外、ホラーかもしれないよー。

 

 

これに気が付いた昨日の夜、
「私なら送られた木綿のハンカチーフで鼻をかんで

着払いで返すわ」などと思ってたけど、この彼女の足元にも及ばないと
身が震えたのである。

 


▼木綿のハンカチーフというよりタオルじゃん

 

 

 

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