福島原発20キロ圏内視察ツアー②~双葉町・大熊町~ | 『5時からアイドル』まきりん社長ブログ

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朝は「仕出し屋まきりん」からスタートし、昼は「株式会社のびあという企画とPR会社の社長」、夕方は「5時からアイドルまきりん」となる人のブログです。
もと金髪長女とW王子こと双子男子の母で岩手県滝沢市在住。
カラオケの十八番は「あゝ無情」

福島原発20キロ圏内視察ツアー①~浪江町~から続く。


 

浪江町の請戸を出た一行は、国道6号線を南下した。
バスはすぐに、双葉町へ入ったようだが
福島第一原発のあるのは、双葉町と大熊町。
ここが、震災前、どんな街だったのか、残念ながら
知ることはできない。


なぜなら、双葉町、大熊町とも,

住民の居住区の約96%が
帰還困難区域であるからだ。

 

そのため、この区間の国道6号線は
ノンストップ、駐停車は出来ない。
窓もあけられない。


バスの運転手さんには「なるべくゆっくり走ってください」と
お願いしながら、車窓からその景色を見る。

 

よく国道沿いにあるような景色だ。
パチンコ屋、衣料店の全国チェーン、地元の建設関係の事務所、
コンビニ、病院、全国チェーンのドラッグストア
しかし、入口には、バリケードがあり、またいくつかの地域には
警察官が立っている。

国道6号線に一般車両走行許可が出る前、

スクリーニングの箇所があった場所もあり、

その都度、ガイドさんに紹介していただいた。

そして、今回のツアーで

もっとも福島第一原発に近い場所を通る。


写真がうまく撮れていないが、中央より右側が第一原発。
距離は約2キロ。
参加者の方が持参していた放射線測定器は
2.04マイクロシーベルト。


先ほどの請戸がバスから降りて0.06~0.07だったのと比べると
車窓からとはいえ高い。
8760をかけて単純計算すると 年間17ミリシーベルト。
政府が4/1から帰宅OKとしている地域の線量は
年間20ミリシーベルト。
一般的に日本では自然界から受ける放射線量が約2ミリシーベルトというから
その10倍となるが、世界的に見て、放射線が高い国や地域に
あわせた数字らしい。

 

 

こちらは、第一原発に行くルートのひとつ。
進行方向に向かってこのゲートを左折し、1.5キロも進めば

福島第一原発はある。
もちろんゲートは塞がれている。

 


 

バスは大熊町に入った。
ここは、国道沿いながら、左右に普通の家々が続く。
どこの家にも入れないようにバリケード。

 

 

 

ガイドの仲山さんが云う。

「今はね、まだ明るいし、こんな大勢で乗ってるから

いいんだけどね、
夕暮れ時にこのあたりを
ひとりで走ると落ち込みますよ。
なんともいえない暗い気持ちになります



そして左に見えてきたのが
大量のフルコンバック。
除染した土が入っていて、ひとつの重さが約1トンとか。

 

 

どうやら政府が「中間貯蔵施設」を作りたいといっている地域のひとつが
このあたりらしい。
中間貯蔵施設は、原発をとりかこむように
双葉町と大熊町に作る計画のようだ。

地権者はなんと1000人
うち、「施設建設に同意している地権者の数は100名」だそう。


政府はあくまで「中間」といっていて、最終貯蔵施設は関東圏に

作る予定だそうだが、
廃炉とともに先の長い道のりに感じる。


双葉町の地図が見つけられなかったので
大熊町のHPから地図を添付する。
中間貯蔵施設の建設予定地の範囲を見てほしい。

 

 

震災前の双葉町の人口 7122人
同じく大熊町の人口 11505人
約1/3は原発関連の事業所で働いていたそうだ。
1971年、福島第一原発が稼働した時、
「これで出稼ぎに行かなくてもいい街になった」
はずだった。

 

 

こちらがいわゆる双葉郡の地域。
(福島復興ステーションのHPより引用)
バスは、いよいよ富岡町に入る。

 

 

 

 

※この地の様子を今回のツアーに参加してくださったご夫婦が
ブログに書いてくださっています。
普通に家々がある様子、伝わります。
 

http://blog.goo.ne.jp/aoimorinokunikara/e/ddea0d4c7423ea6dc858a50a82a0616b
 

 

 

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