#シナリオ 【 Joker 】 -13- | Novel & Scenario (小説と脚本)

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浩介「まぁね。でも自分のガキがブスとか死ねとかクセーとか言われてんのイメージしたら、そんなとこいーいー、行くことねって思うけどね。たまらんよ。学校なんかムリして行く価値ない。ともだちなんかいなくていい。いなくたってちっとも困らねぇ」



有希「浩ちゃんいないもんねともだち」



浩介「全然平気。たったひとり見つけりゃいいんだ。自分に合う人ひとり。それだけだって大仕事なんだから。その点俺らはちゃんと見つけたもんねぇ」



有希「誰を?」



浩介「ハッ!」



有希「冗談よ」



浩介「エヘエヘエヘ」



有希「ひくな佳代」



佳代「(表情に困る)」



浩介「たぶん俺は一般ピープルよりさ」



有希「一般ピープルって」



浩介「一般ピーポーよりね」



有希「古ッ! そしてしつこ!」



浩介「20年以上先に行っちゃってんだ。だから誰もついて来ねぇ」



有希「そして出世もできねぇ」



浩介「うんうん。ん?」



有希「ハハハ」







●寝室(深夜)



佳代が寝ている。目を覚ます。隣りのベッドに有希がいない。



小鉄が気づいて佳代に寄る。







●隣室



出てくる佳代。ベランダに気づく。浩介と有希のふたりが並んで夜の海を見ている背中。浩介の肩に有希が寄りかかる。



佳代「――(目を伏せる。F.O.)」






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