本日は会社はお休み。
大迫傑選手がGMOインターネットグループに「参画」して、ニューイヤー駅伝を走るという件は昨日の記事で述べたところでありますが、
果たして大迫選手が何区を走るのかというのも興味深いところであります。
日清食品グループ時代の2015年に任された1区を今回も走ることがまず考えられますが、
仮に1区で区間賞を獲ったとしても、どうせ次のインターナショナル区間で大幅に順位が変動してしまい、宝の持ち腐れとなってしまう可能性があります。
それに今の大迫選手は完全にマラソンにシフトしていますので、スローペースからのラストの切れ味勝負となりやすい昨今の1区では、
1500mや5000mを本職とするスピードランナーに競り負けてしまうことかと思われます。
そう考えると22.4kmの最長区間である花の4区が今の大迫選手には適任で、
実際、GMOは過去出場した3回のニューイヤー駅伝の4区では区間18位、14位、7位とやや苦戦傾向にありますので、
ここで大迫選手が区間賞争いに加わるような走りをすれば、GMO悲願の初優勝という目標に近づくことができるのではないかと思われます。
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もし大迫選手にトラックの切れ味が健在であるならば、2区のインターナショナル区間を走る姿を見てみたいものですが、
それに付随して、海外のトップランナーも大迫選手のようにどんどん各チームに「参画」して、
ニューイヤー駅伝に参戦すればさぞかし盛り上がるような気がします。
すでに今年の世界陸上男子1万mで銀メダルを獲得したヤクルトのスタンネリー・ワイザカ選手をはじめ、
世界大会で実績のある海外選手は今も過去にも多数在籍していましたが、
もっともっと、最新の世界大会で上位に入った選手が軒並み各チームに「参画」して、みんなニューイヤー駅伝を走るようになれば、
それこそ「EKIDEN」が世界の陸上界から注目される契機となることでしょう。
今は年間に120日以上、日本に滞在しないと外国人選手は実業団登録できないそうですが、
大迫選手は120日以上日本にいなくても駅伝を走れるのに、外国人はダメという、
国際化の時代にそんな時代遅れのルールをいつまでも残すのはあまりにもナンセンスであります。
もちろん外国人を2区だけに閉じ込める鎖国的なインターナショナル区間というのも即時撤廃すべきで、
世界に通用する日本人選手を育てたいのであれば、世界に通用するルールづくりを実業団の大会でも整備すべきと思うのであります。