本日は早朝4時に出勤して、夕方6時に終業で残業は5時間。
大リーグのエンゼルスに所属する大谷翔平選手が昨日のアスレチックス戦に先発し、
8回ツーアウトまでノーヒットノーランに抑える快投で15勝目をあげ、シーズン規定投球回数にもついにあと1イニングに迫ることとなりました。
すでに打者としては規定打席数に達しており、この規定数というのは打者ならメジャーリーグの試合数の162に3.1を掛けた「502」(日本は143試合×3.1=443)、
投手なら試合数イコールということで162イニング(日本は143)となっているわけですが、
これに到達するには野手ならシーズンを通してレギュラーとして出続けるか、
投手なら先発ローテーションの一角として1シーズン働き続けないといけないわけで、どちらか一方に達するのもなかなかに大変なことであります。
それもただ到達するのではなく、投手では防御率2.35でリーグ4位につけ、打者としても34本塁打で4位につけるという、
読売ジャイアンツで言えば丸選手と戸郷投手並みの結果を1人で残しているわけですから、驚きは増すわけであります。
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大谷選手の二刀流の活躍を陸上競技で例えるとしたら、短距離と長距離で活躍するようなものでしょうか。
少年野球ではエースで4番というのは普通であるように、小さい頃はかけっこもマラソン大会も速い子はザラにいました。
しかし、それを大人になってから、プロになってから、ましてやメジャーで続けるのは困難なことで、
大谷選手の二刀流というのは100mでもマラソンでもオリンピックに出場し、
それも両種目ともメダル争いに食い込むような離れ業を演じていると例えられるでしょう。
ただ、メジャーの二刀流には前例が少なからず存在することを考えれば、100mとマラソンの二刀流というのは極端な例えかもしれません。
むしろ、現代の陸上では1万mとマラソンの2種目で五輪に出ることがレアケースとなっています。
かつては人間機関車と呼ばれたエミール・ザトペック選手が1952年のヘルシンキ五輪で5千m・1万m・マラソンの3冠に輝き、
東京五輪のマラソンで3位に入った円谷幸吉選手も、その1週間前に行われた1万mで6位入賞しているなど、
トラックとマラソンの二刀流は珍しくはありませんでした。
近年ではリオ五輪で1万m5位、マラソンで銅に輝いた米国のゲーレン・ラップ選手くらいしか成功例がないようですが、
日本でも田中希実選手あたりが将来、もしもマラソンへ転向したならばトラックとの二刀流に挑むような感じがしますので、
陸連はじめ周りの大人たちが変に気を遣ってその挑戦を止めないことを願うものであります。