好記録続出・全日本実業団陸上2022の感想~今日はくるみの日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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本日は早朝4時に出勤して、夜8時に終業で残業は7時間。



ちょっと遅くなりましたが、先週の金曜から日曜にさけて行われた全日本実業団陸上選手権の感想を。




女子の種目を中心に好記録が多数生まれ、女子100mハードルでは今季に入って前年まで13秒13だった自己記録を一気に縮め、


オレゴン世界陸上では12秒82の日本新記録をマークした福部真子選手が、さらにその記録を更新する12秒73をマークして、


日本選手には厳しいと思われていた来年の世界陸上の参加標準(12秒78)も一気に突破。




福部選手はこれで7レース連続で13秒00以下をマークするなど、完全に確変モードに入った感じです。



この種目は青木益未選手にしろ、寺田明日香選手にしろ、20歳代半ば以降に力をつけて記録を伸ばしてくる選手が多いだけに、


長く現役を続けられるような環境を整備することが陸上界として求められてくると思います。



また、女子100mでは一昨年・昨年と日本選手権を2連覇し、今年も2位に入ったこの種目の第一人者、


兒玉芽生選手が予選で日本記録に100分の3秒差に迫る11秒24の日本歴代2位のタイムをマーク。




日本人選手が11秒2台を出したのは福島千里さん以来2人目で、


これまでパフォーマンス日本歴代10位は全て福島さんが占めていましたが、ようやくにしてその牙城を崩す選手が現れました。




世界陸上の参加標準は11秒08とまだ開きがありますが、日本男子がリレーで世界大会に出続けることによって個の力も伸ばしていったように、


女子も兒玉選手に続いて11秒2台を出す選手があと1人、2人と増えて、確実にリレーで世界大会に出るようになってくれば、


男子同様に個人でも世界と戦える選手がいずれ出てくるのではないかと期待できるでしょう。



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男子は日本記録やそれに迫る記録は生まれなかったものの、


男子走幅跳では110mハードルの日本記録保持者で日本選手権2連覇中の泉谷駿介選手が自身初の8mを記録して、この種目の第一人者・橋岡優輝選手を破って優勝。




順大時代は元々110mハードルに加え、走幅跳、三段跳と三刀流をこなしていた選手で、


大会後のインタビューでは「走幅跳でも世界選手権に出場したい」と語っており、


まずはハードルと幅跳びの二刀流へ本格的に挑むこととなるか、注目してみたいと思います。



私が子供の頃はカール・ルイス選手とか、ジャッキー・ジョイナー・カーシー選手とか、ハイケ・ドレクスラー選手とか、




他の種目と掛け持ちする幅跳び選手が普通にいましたし、日本でも朝原宣治さんは元々幅跳びの選手でありましたので、


泉谷選手もぜひ二刀流へ挑み、さらには三刀流の夢なんて言うものも個人的には見させて欲しいとかすかに願っているのであります。