オレゴン世界陸上2022の感想【第4日】~今日は松阪牛の日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

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1日の平均残業時間が5時間を超える「一級過労士」によるランニング記録。
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本日は早朝4時に出勤して、夕方6時に終業で残業は5時間。



オレゴン世界陸上は4日目に入り、日本時間の昨夜は女子マラソンが行われ、


日本勢唯一の出場となった松田瑞生選手は序盤で先頭集団から離されて一時20位以下に沈むも、


中盤以降追い上げる粘りの走りを見せ、入賞まであと一歩となる9位に食い込みました。



他の2名の代表選手がコロナ陽性により欠場となる混乱と動揺の中、とても冷静にレースへ臨める精神状態ではなかったことを考えれば、


9位という結果はこれ以上望むべくもない大健闘の成績と言えます。




松田選手は謝っていましたが、私のほうこそ惨敗するかもと疑ってしまい、すいませんと謝りたいほどでした。




これで日本の女子マラソンは2019年のドーハ世界陸上、昨年の東京五輪に引き続いて一けた順位を確保し、


リオ五輪の頃のようなどん底の時期は脱したと言えるでしょう。



アフリカ勢との力の差はまだまだ大きいように思えますが、今回5位・7位・8位と3人入賞した地元🇺🇸アメリカ勢が、




2016年のリオ五輪でも6位・7位・9位と3人一けた着順を確保していて、


その上で2017年ロンドン世界陸上でエイミー・クラッグ選手が、昨年の東京五輪でモリー・セイデル選手がそれぞれ銅メダルに輝いていますので、




日本選手もまずはそうして安定して8位入賞を確保していくことが将来的なメダル獲得に繋がっていくことになると思います。



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第1日目の記事の冒頭で、真野友博選手の入賞もひそかに期待できると言及した男子走高跳の決勝が本日、行われましたが、


入賞ラインとみていた2m30は失敗したものの、その前の2m27を1発で跳んだのが効いて、


見事にこの種目の日本人選手として世界陸上初入賞を果たしました。


五輪を通じても1936年ベルリン五輪以来、86年ぶりの歴史的快挙となりました。




まあしかし、走幅跳もそうですが、跳躍種目ではここ数年、世界的に記録が停滞していて、


今回の走幅跳の優勝記録が8m36だったように、日本選手でも十分に金メダル獲得が可能な状況になっています。


それはそれで喜ばしいことなのですが、それだけ跳躍の才能のある選手が世界的に他の競技に流れているということでもあり、


あまりにも低レベル化が進むと、五輪種目からの排除という話も出てくるのではないかと心配されます。




なお、今日もまた日本選手のコロナ陽性者が複数判明し、それもマラソン以外の種目にも広がっているということで、


これ以上拡大するようだと、日本選手団の大会からの排除もあるのではないか、心配な事態となってきました。