本日は早朝4時に出勤して、夜7時に終業で残業は6時間。
昨夜行われた「TWOLAPS ミドルディスタンス・サーキット大阪大会」の女子1000mに、
東京五輪女子1500mで8位入賞の歴史的快挙を成し遂げたばかりの田中希実選手が出場し、
五輪の疲れや各種表彰式への出席などで体調が万全でない中、2分37秒72と従来の記録を4秒以上も更新する日本新記録で見事に優勝いたしました。
この1000mは五輪実施種目ではないものの、これで田中選手は1500m、3000mに続いて3種目での日本記録保持者と相成りました。
スポーツ報知 五輪取材班@hochi_sports田中希実が1000Mで2分37秒72の日本新 五輪から14日、今年30本目のレースで快走 https://t.co/xyjbKLXpjD #tokyo2020 #東京五輪 #olympics https://t.co/1Tv3tusoXd
2021年08月20日 21:37
この大会は男子800mの前日本記録保持者であり、現在は新谷仁美選手などの指導を請け持つ横田真人氏が主宰する、日本では初となる中距離種目に特化した大会で、
1000mだけでなく600mや、1周ごとに最下位の選手が脱落する「エリミネーションマイル」という特殊な種目が実施されるなど、
今後の日本中距離界に革命を起こすかもしれない大会として陸上界からは大きな関心を集めています。
田中選手の五輪での活躍もそうですが、男子のほうも今季は1500mで17年間破られなかった日本記録が2度も更新されるなど、
一気に日本の中距離界は活況の様相を示し始めています。
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一方で男子1500mの高校記録の方も、1999年に高校在学中ながら日本選手権を制した佐藤清治さんが出した、
更新は不可能と思われていた伝説の記録が、洛南高3年の佐藤圭汰選手によって22年ぶりに破られ、
さらに今月初めの北信越インターハイでは、3分41秒台の好記録で優勝した佐藤選手に続いて、
2位と3位の選手も昨年までの高校歴代2位の記録を上回るタイムをマークしており、
こうした若い世代の下からの突き上げも今後どんどん起きてくることを考えると、
これからの日本陸上界は中距離種目が最も飛躍を遂げてくるであろうことは間違いないと思われるのであります。
最近はスマホで短時間の動画を見慣れている影響で、2時間以上も続く映画を観ることに耐えられない人が増えていると聞きます。
それと同様に、長時間競技が続くサッカーや野球、マラソンなどの観戦に耐えられる人も徐々に減っているとのことです。
逆に五輪の新種目になったスケートボードや3×3バスケのようなテンポ良く短時間で気軽に観戦できる種目の人気が日本でも高まっており、
そう考えると3分半から4分くらいで終わり、展開的にもスリリングな1500mは陸上の中でも最も時代にマッチする種目と言えますので、
今回の「ミドルディスタンス・サーキット大会」のように魅せ方を工夫していくことで、日本でも花形種目となる可能性は高いと予想するのであります。