箱根駅伝2019の感想【青山学院大編】~今日はケーキの日 | 過労士★ランニングクラブ熊本

過労士★ランニングクラブ熊本

1日の平均残業時間が5時間を超える「一級過労士」によるランニング記録。
駅伝・マラソンを始めとした陸上競技に関する話題の他、
読売巨人軍や大相撲など各種スポーツに関する話題も更新していきます。

本日は会社はお休み。


昨日に引き続いての箱根駅伝のチーム別感想、今日は総合5連覇を逃し、惜しくも2位に終わった青山学院大について。



敗軍の将は兵を語らずとありますが、原晋監督は箱根駅伝の翌日にはさっそくTBS系の昼の情報番組『ひるおび!』に生出演し、敗因をあれやこれやと語っていました。

「私の采配ミス」「4区を甘く見ていた」と敗れた責任は自分にあると述べてはいたのですが、

あまりそこばかり強調してしまうと、まるで4区を走った岩見秀哉選手が全然能力がなかったダメな選手のように聞こえてしまいますので、


やはり敗れた指導者は多くを語るべきではないなと思うのであります。


故障で箱根を走らないのではないかと思われていた主将の森田歩希選手が3区に起用され、区間新記録の見事な走りを披露したわけですが、

森田選手が練習を予定通りに消化して、予定通りに2区を任されていれば、3区を岩見選手が走り、

4区はベテランの梶谷瑠哉選手が堅実に走って、そこまで東洋東海と差を広げられることはなかったでしょうし、

5区の竹石尚人選手も落ち着いて走ることができて、相当に結果は違ったものになっただろうなと今になって思うのであります。


東洋大の4区で区間新を出した相澤晃選手も、森田選手の区間新を見て燃えた🔥と語っていましたので、なおさらそう思うわけです。

箱根駅伝は1年間の練習や日常生活含めたすべての活動の集大成でありますので、

そこまでに至るどこかの過程でちょっとでもほころびがあると、それは大きな亀裂となってレース結果に出てしまうものなのでしょう。



▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう


まあしかし2位に敗れたとはいえ、往路で東洋大につけられた5分30秒もの大差を、

復路で逆転して「平成の大逆転準優勝」を成し遂げたわけですから、やはり負けてなお強しであります。



ただ、1区・橋詰、2区・梶谷、3区・森田、6区・小野田、7区・と今回の箱根で主要区間を任された4年生が一気に抜けますので、

来年は大幅な戦力ダウンに見舞われることは間違いありません。

特に今回5区を走った竹石選手が不発に終わり、6区の小野田選手も卒業することで、山を任せられる選手が一気にいなくなることは箱根に向けての大きな不安材料です。




個人的にはこのブログでもずいぶん前から注目をしている2年生の神林勇太選手が、

今まで頼りにしていた上級生が抜けることで、一皮も二皮もむけることを願わずにはいられません。

熊本・九州学院高校時代はエースでしたが、下りに強いということで、全国高校駅伝では1区ではなく4区を常に任されていました。


小野田選手に代わる「山下りの神」になる可能性があるのではないか、ひそかに期待しているのであります。