ご訪問ありがとうございます。

 

コロナウイルスの流れで、

まるで書く予定のなかった私小説に

すっ飛んでしまい、

約3カ月ぶりの更新になりました。

 

時間が空きすぎているので、

あらすじをつけました。

 

はじめて遊びにきてくださった皆様にも、

楽しんで頂けたら嬉しいです。

 

詩、小説、私小説 etc…、

すっ飛びがちな私のブログを

暖かく見守ってくださる皆様のお陰で、

ブログを続けて来れました。

 

読んでくださる全ての皆様に

とても感謝しております。

 

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

遠い明日に 1 〜 33 話 あらずじ

 

 

幼い頃、母親が恋人と暮らすために

置き去りにされた絢子は、

近所の飲食店のゴミ箱を

漁っているところを保護された。

 

引き取られた養父母の家での

暮らしは辛いものだった。

 

絢子は養父母の家を出た。

 

身を落とした状態の絢子は、

さすらう生活の中で、

心の支えになる宏と出会う。

 

少しずつ立ち直っていく過程で、

幼い頃に恋人と暮らすために、

絢子を置き去りにした母親への

気持ちが変化していく。

 

宏の支えで少しずつ、絢子は、

自分自身を取り戻しはじめ、

 

心の内で憧れ続けた甘やかなイメージ、

 

ピンクのワンピースを着た自分を

手放し始めた。

 

 

 

 

遠い明日に 34 消せない過去

 

 

ひとつ前に戻る 目次 はじめから読む

 


 

 


幸せを受け入れるのは、

不幸せに陥るよりも

絢子にとってしんどいことだった。

 

 

 

抜け出せたはずの過去が

醜い顔を絢子に向けた始めた。

 

 

 

お前の居る場所は

そこじゃないだろうと、

絢子の耳元で囁いてくる。

 

幸せな時間に

不意に差し込んでくる

暗い考えに苦しめられた。

 

 

 

宏に打ち明けることのできた

身を落とし続けた日々のことが、

いつまでも絢子を苦しめた。

 

自分のした自暴自棄さに

慄然としたのだ。
 

自分は宏にふさわしくないと、

絢子は苦しみ始めた。

 

 

 

それは、

自暴自棄になりながらも

生き抜いていた頃に

絢子の心のうちにあったのとは、

 

違う種類の気持ちだった。

 

 

 

絢子は、

自分の過去を全て、

消してしまいたいと思った。

 

文字通り、

死んでしまいたかった。

 

 

 

自ら選んだ

真っ新な白いワンピースの眩しさが、

絢子の心を苦しめ始めても、

 

絢子は逃げ出すことさえできずにいた。

 

 

 

宏の傍に居たいからだ。

 

 

 

宏から渡された合鍵を返して、

何もかもから逃げ出すことを、

もう、絢子は選べなかった。

 

 

 

 

 

          続きへ

 

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

詩や私小説etc を挟みながら

更新を続けていきます。

 

楽しんで頂けたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

     ♡ Have a nice day ♡

 

 

 

 

   ♡ 素敵な一日でありますように ♡